ボイス

【ボイス:2021年12月2日】畑大雅選手

最終節は必ず勝利を
その手応えは感じている
 試合出場が増えれば、勝利への責任も感じる。残留争いの中にいることもわかっている。「監督が代わったりしましたけど、チームの状況は正直悪いとは思ってないです。周りの人から見て、それが良いのかはわからないですし、勝ててないですけど、自分らの中には手応えがあるし、やってることは間違ってないっていうのはわかっているんで、チームとしての充実感ややれてるなっていう感覚はある。あとは本当に結果の部分にこだわらないといけない。そこはもっとシビアに突き詰めていかないといけないとは思います」

チームとしての狙いがあり、やるべきこともやりたいこともできている。そこに感じる手応えは確かなもの。

「試合内容を見ても自分たちがボールを持ってやりたいことができる時間が増えたと思いますし、良い形を作れているシーンも多い。あとは得点のところで最後の一押しだったり、守備でいえばゴール前で体を張る部分だったり。そこがちょっと足りないかなと感じる部分だし、足りないと感じることがあることこそ結果が出ない理由かなと思う。確かにそういうところは満足できてないですね」

わずかに足りない何かを求めている。

「ゴールに関しては相手との駆け引きでという部分はあると思うんですけど、最後に勝つのはやっぱり気持ちの部分かなと思う。ゴール前で体を張るのもビビっていたらできないし。シーズンの序盤や中盤だったら技術に振り切って考えてみても良いかなって思いますけど、終わりが近くなってから技術に取り組んでも得られる成果は少ないと思うんで、そこは強い気持ちでやることが大事かなと僕は思います。技術を軽んじているわけじゃないですけど、気持ちがプレーに及ぼす影響を考えると、大事なのは気持ちかなと思いますね」

とはいえ、気持ちを無理矢理ポジティブに仕向けているわけではない。試合ごとに感じる手応えを信じているというのが正直なところ。

「最後の試合は必ず勝つつもりでみんな取り組んでいるし、ファンやサポーターの方々もそれを信じていると思う。チームは絶対に勝つし、僕個人としても得点かアシストはしたいと思う。必ず達成できるように頑張ります」

積み重ねてきた1年間の集大成となるラスト1ゲーム。タイムアップのそのあとは、やりきった最高の笑顔を見せてほしい。

取材・文 小西尚美
協力 森朝美