Diaryスタッフ日記

2018.10.21

【スタッフ日記】ホンミョンボさん「あなたにとってベルマーレとは?」

50年史の取材で韓国を訪れたのは、昨年の12月のこと。
雪の降る極寒の中、駅から道を坂をのぼって たどりついた場所は、韓国サッカー協会。

KFAと書かれたビルの中へ入りエレベーターで上層階へ行くと広い部屋へと案内されました。
部屋に現れたのは、ベルマーレのOBであり、韓国のスーパースター、そして現在は韓国サッカー協会の専務理事を務めるホンミョンボさんです!

ミョンボさんは1997シーズンの途中に加入し、1998年シーズン終了まで1年半、ベルマーレに在籍しました。
50年史のインタビューに詳しく書かれていますが、いまから20年前は韓国人選手がJリーグでプレーすることは稀でした。実はベルマーレは1994年に一度目のオファーをミョンボさんに出しているのですが、1997年の二度目となる熱烈オファーに、「何年も自分のことを見てくれていた」ということに心を動かされ、周囲の反対を押し切ってベルマーレに加入することを決めたのです。

インタビュー時は日本を離れてから17年ほど経っているにもかかわらず、インタビュアーの質問は日本語ですべてを理解していました。(ちなみにベルマーレスタッフとのメールのやりとりも全て日本語!)
そして当時のチームのことはもちろん、暮らした平塚の街のことも懐かしそうに語っていました。

そんなミョンボさんに、最後に「あなたにとってベルマーレとは?」という質問をしました。
スケッチブックに書いてくれたひと言は…「故郷」。

韓国での輝かしい経歴を一旦脇に置き、新しい挑戦をした場所。日本で初めて暮らした平塚の街。共に戦った仲間との日々。
ミョンボさんにとってベルマーレは故郷と思える場所、という嬉しい言葉をもらいました。