監督・選手コメント

2025J1リーグ第28節 湘南vs G大阪 試合後監督・選手コメント

監督コメント

山口監督 総括
山口監督

勝てなくて非常に残念です。イベントも含めて、たくさんの方が駆けつけてくれた中で結果に繋げられなかったのは本当に悔しいです。

ゲームプランの中で、相手の変化や立ち上がりに対しての対応もそんなに悪くなかったと思いますし、自分たちが用意してきたものはある程度出してくれたと思います。特に2点を取った場面も含めて、試合の流れの中で2-1にされる場面、こういうことは言いたくないですが判定がどうだったのかというところはすごく考えさせられる場面だったと思います。

もちろんセットプレーへの対応が良くなかったというのもありますし、後半の立ち上がり、映像を見直しましたが守備の場面では誰もボールにいけない状況があり、そこが勝てなかった原因のひとつだと思います。

ただ、点を取りに行こうという姿勢の中で気持ちを持ってくれていましたし、チャレンジする姿勢は見られたと思います。マイナスな部分だけでなく、ポジティブな所もあると思いますし、非常に言葉にするのが難しいですが、良くない部分があるから勝てないというのは当然ですし、良かった部分をポジティブに捉える必要もあります。両方を追求していかないといけないゲームだったと思います。

勝ち切れなかったところは勝点1を狙いながらという場面も最後にありましたが、際の所の緩さというのは今日の失点も含めて出てしまったと思います。

山口監督 質疑応答

- 後半開始時に2点差でリードしていたが。

形を変えずに外へ持っていくことや、中を締めること、もちろん後ろに重たくなるという意識もありました。例えば満田選手や宇佐美選手が下がった場面などはチーム内で共有していました。

あとは最後やクロス対応の部分。まさに1点目も2点目もそういった流れからの失点だったので、とにかく足が動いていないこと、対応すべきところに反応できていないことが要因のひとつです。それを埋めきれなかった自分の責任は大きいと思いますし、練習の中でもそういったことを伝えながら表現できるようにしていきたいですが、それが出せなかった2失点だったと思います。

3-1の形だったので、その形を長く続けるというプランがありましたが、立ち上がり10分以内に失点してしまったので、そこは少し難しかったです。

- 守備的な選手を増やす選択について。

特にバランスを見ながらの判断でした。プランはたくさんありましたがそれを実行しなかったという点と、理央(ニ田 )と裕太郎(小田 )に関してはまだまだ行けるという判断もありました。

では誰を下げるかというところで、バランスを見ながらの判断だったのは正直なところです。もちろん、形を4枚にするのか、ブロックをするのかという選択肢も考えました。色々な選択肢がある中でそれを選ばなかった責任は自分にあると思いますし、あれをやっておけばよかったと言われても仕方ないことだと思います。自分でもそれは理解しています。

だからといってやったところで、すべてが上手くいくかどうかは誰にも分からないので、勝ち切れなかった責任は確実に自分にあると思います。自分自身の良くなかった点として、しっかり受け止めています。

- リーグ戦初スタメンの選手について。

よくやってくれたと思いますし、初スタメンが何人になろうと僕自身はあまり気にしていません。起用する、起用したいと思って勝負するという中での今日の試合だったので、常日頃から全員がその姿勢で取り組んでくれているのは感じています。

スタメンだからどうというのはあまりなく、今日の試合に関しては本当によくやってくれたと思います。ただ、先ほども言ったように、守備の部分での課題はまだまだあると感じています。

選手コメント

FW72二田理央

(湘南に加入後初スタメンで初ゴールを決めたが?)
スタメンで出るということで、もちろん責任もありますし、チームの戦術もあるので、そこをしっかりこなしつつ、ということを考えていたら冷静になれていました。このチャンスが来たときも、気持ちはもちろん高ぶっていたんですけど冷静だった。チームとして1週間準備してきたこと、また自分の役割もはっきりしていたので、そのなかでゴールを決められてよかったと思います。自分の思い切りのよさだったり、つねにゴールを狙っているところが、ああいう形になったのかなと思います。

(2点目も自身のシュートが契機となったが?)
自分の存在価値はゴールにあると思うので、それは出せたかなと思うんですけど、自分からしたら結果がすべてだと思っているので、実際今日は1点しか決めていないのでまったく満足していないです。オフサイドになった場面も、細かいところでもう少しラインの駆け引きをしてオフサイドになっていなければもう1点決められていた。2点目のクロスのシュートも、より決定力を上げていきたいし、次の試合も落ち着いてチームのやるべきことをやれたらと思います。

(チームはなかなか勝てていない状況にあるが?)
これは自分の責任でもありますし、チームとしてみんなが抱えている責任でもあります。自分自身、もう1点取れたら、もう2点取れたらという足りない部分はまだまだありますし、どれだけ失点しても自分がそれ以上ゴールできればチームは勝てると思っているので、自分に矢印を向けてまた頑張っていきたいと思います。

MF6ゼ ヒカルド
ゼ ヒカルド

(湘南に加入してリーグ戦初先発となったが?)
それに関してはすごくうれしいです。いつも試合に出るための準備をしていますし、自分のいいところを出せるように頑張ってきているので、先発に選ばれたことはすごくうれしい。ただ、敗戦は残念です。やり続けて次は必ず勝てるように頑張っていきたい。

(いいスルーパスを何本も出していたが?)
自分のいいところをいつも出せるように意識しています。ただもっとやらなければいけないし、もっとよくならなければいけないと思います。

(監督に求められているプレーは?)
チームでやるべきことをしっかりやるように、また自分のいいところを出すように言われています。

(チームの戦術に適応するために苦労した部分は?)
いちばんはフォーメーションだと思います。このフォーメーションは自分にとって慣れるまで少し時間がかかってしまった。でもいまは慣れてきたと思います。

MF20石橋 瀬凪
石橋 瀬凪

(リーグ戦初先発となったが?)
緊張がなかったかと言われればそんなことはないと思います。入りのところでクリアミスがあったので、もっと入りをしっかりしたいと思いました。

(試合の雰囲気には徐々に慣れたか?)
そうですね、サイドで張ってボールを受けたときは自分はできると思っていました。でもクリアや守備の部分はもっとやっていかなければいけないと試合を通して感じましたし、クロスやシュートの質ももっと上げていきたい。

(体力的にはどうだったか?)
前半は行けたんですけど、10人になってからは縦と横の動きが増えて、1試合もっていないと思うので、そこも上げていかなければいけないと思います。

(U-22日本代表にどう臨みたいか?)
湘南で試合ができているので、自信を持って代表に挑みたいと思います。

FW9小田 裕太郎
小田 裕太郎

(湘南で初ゴールとなったが?)
うまくかわせたので迷いなく振れました。

(今日は二田選手と2トップを組んだが?)
うまく彼が背後に走ってくれて、その空いたスペースをうまく使えたかなと、いい関係性でやれたかなと思います。

(敗北となったが、チームとして課題は?)
今日は展開的に厳しかったところはありますし、個人的にはとくに後半もっとカウンターのシーンで怖さを出したかったです。

(ゼヒカルド選手がスルーパスをたくさん出していたことで背後を取りやすかったか?)
それだけでなく、ゼが1枚剥がすシーンがけっこうあって、ああいうプレーは時間もつくってくれるし、前の選手からするとすごくありがたいなと思っていました。

MF13平岡 大陽
平岡 大陽

(先手を取ることができたが?)
相手は3バックだったんですけど、(二田)理央と(小田)裕太郎くんが前線からアグレッシブに行ってくれましたし、奪ったあとに背後で起点をつくることもクリアになっていたのでよかったと思います。2人が仕留めてくれたことも大きかった。

(自身もゴールを決めたが?)
最近いろんなひとにアドバイスをもらっているなかで、(石橋)瀬凪が仕掛けて自分が寄っていっても選択肢になれないと分かったときに、そこでなかにスーッと入っていくことで誰も自分のマークに付けないことを最近学び、1,2試合前からそれをやり始めていました。それで今日ボールが来たので、たまたまなんですけどたまたまじゃないというか、ほんとに来たという感覚だったので、うれしいゴールでした。

(敗北となったが、複数得点などポジティブな要素もあるのでは?)
前半のうちに退場になりましたけど、そこまではいい試合運びができていたと思うし、ガンバに対して自分たちの間でやらせていた感覚もあった。ただ、10人になっても勝たなければいけなかったし、後半の最初の2失点が軽かったことは間違いない。もったいない試合だったと思いますが、すぐルヴァンカップが来るのでやらなければいけないと思います。