監督・選手コメント

2025J1リーグ第14節 G大阪vs湘南戦 試合後監督・選手コメント

監督コメント

山口監督 総括
山口監督

立ち上がりの悪さと前半の戦い方が全てだと思います。アウェイでこれだけたくさんの方に来ていただいたにもかかわらず、情けない試合をしてしまって残念です。自分の責任なので取り返せるように、すぐ試合が来るので、この悔しさと歯がゆさにしっかり向き合って準備して、次に向かいたいと思います。

山口監督 質疑応答

- 後ろ3枚の並びを変更したり、交代を含めたその狙いは?

ある程度時間が経つにつれてボールを保持できる時間帯があって、ただそこからの発信場所が定まらないところもあって。なんとなく持たされている感があったので、それをサイドにより持っていったのがひとつ。

ただ、今日で言うとそういうことではなくて、1失点目・4失点目の失点の仕方、何を言っても言い訳になるので、それを導いてしまった自分が全てだと思います。何よりなんとなく諦めモードになってしまったのが1番嫌だなと。前半は特に、僕が見ている中での基準なんですけれど、ベンチも含めてそこはもっともっと反抗心を持ってやらないといけないと思いました。

あとは、なんとか1点を返そうというところで言っても1点も取れなかったので、全て自分のところだと思います。まず自分がしっかりそういうのを導き出せるように、内容云々、形云々ではなくて、自分たちが招いたところだと思います。

- ハーフタイムでは戦術的なところよりも、マインドの部分を整理した?

戦術的なところで言うと、選手は試合前から理解していると思います。ただ、失点の仕方であったり、そのメンタルであったりというところでゼロになってしまったのが全てだと思います。

後半に関しては、0-4を5-4にするというのはなかなか難しいです。
とにかく1点、自分たちが崩れないように。それは1失点して2失点かしてからも伝えていたんですけれど、自分たちが慌ててスピードを上げすぎて、というところもあって。

そういうことじゃなくて、まずやるべきことを徹底して繋げようという話はしましたし、とにかく戦えていないところであったり、戻るところが遅かった。その意識が薄かったりする部分はハーフタイムで厳しく言いましたし、それで感情的になった選手もいます。

また、それを起こしてしまったのは自分なので、全員でそういうところを妥協したくないので、そういったハーフタイムになりました。

選手コメント

MF15奥野 耕平
奥野 耕平

(1失点目の場面について)
まだ映像を見ていないので難しいところはあるんですけど、相手のゴールキックに誰も競らないところから始まった。なかでコミュニケーションはありましたが、もう少し早く言うとか、その質はまた問われると思う。競るように言われた選手は責任を持たないといけないですし、言う選手はもっと強く言わないといけない。僕自身もっと発信できたんじゃないかと思う。そういうところから漏れていったと思います。

(奥野選手自身はG大阪とのリーグ戦に初めて先発した。思い入れもあったのでは?)
少し意識してしまったところはありました。べつに力んでいるわけではないですけど、負けられへん、絶対勝つという気持ちだった。また次に繋げたいと思います。

(後半の戦いは次に繋がるところもあるのでは?)
あと一歩とかボールがもう少し短ければというシーンはあったと思う。そういうところをみんなで突き詰めていけたらと思います。

(すぐに次の試合が来るが、どう臨んでいくか?)
コンディションを整えて、当たり前のことを徹底して臨むだけだと思う。5連戦のなかでいま1勝1分1敗、次が上に食い込んでいけるかどうかのキーになる試合ですし、もう1回チームでやることを選手間で共有して臨みたいです。

MF37鈴木 雄斗
鈴木 雄斗

(先制点と失点について)
時間帯も早かったし、自分たちの誰が競る、競らないのところから失点した。ただ、誰が競るかはズレてしまうこともあると思うので、そのあと誰がカバーするのかというところで、僕もボールに行きましたけど前に弾けず、それでそのままドリブルで持っていかれた。外に外に対応していたつもりでしたけど、寄せが甘い部分もあった。ミスをみんなでカバーできなかったシーンが前半に4回あったということだと思います。
相手のカウンターが速いことは分かっていたし、相手のよさを引き出させてしまったところもありますが、自分たちをしっかり研究してきていることはプレーしていて感じたし、簡単にサイドを使わせない状況になっていた。それに対して僕らの準備が足りなかったと思います。

DF47キム ミンテ
キム ミンテ

(後半から入るにあたり、意識したことは?)
今日の試合だけでなく、いろいろ試合を見ていて前半はよくなかったので、前の選手たちが勢いを持てるような、声かけとかプレー以外のところで、なにかみんなの心のなかで湧き上がってくるものがあればいいなと思いながらプレーしました。

(ボールを落ち着かせることも意識したか?)
それはもともと自分の特徴でもあるので、いつも通りやりながら、4バックのガンバに対してうちらは3枚なので、早く動かせば絶対間に合わないと思っていた。なので、なるべくシンプルに速いテンポでボールを動かすことを心掛けてプレーしました。

(またすぐに次の試合が来るが?)
前半が問題なので、正直言って今日はガンバがただ決めてきただけで、町田戦も福岡戦もこういう試合になってもおかしくなかったと思う。そういうときにサッカー以外での影響力というか、流れを変えられる選手がいるかどうか。ガンバには中谷(進之介)選手らがいる。そういう選手の存在は大事だと思うし、自分もそういう存在にならなければいけないと思っている。こういう試合になってしまったのは自分の責任もあると思っているので、練習からしっかり見せていきたいと思うし、必ず次は勝てるように頑張りたいと思います。

MF50藤井 智也
藤井 智也

(前半のうちに出場することになったが?)
このスタジアムはアウェイの応援席が少ないですが、今日来たとき、あのスペースでもこれだけ声を出してくれるひとがいるんだと思いました。ベンチスタートだったことは悔しかったですけど、0-4の状況から出場し、少しでも価値を見出す試合にしたいと思って、やれることをしっかりやろうと思って臨みました。

(距離は遠いがサポーターの声は届いていた?)
かなり届いていました。だから価値のない試合を見せるのは違うし、なんとか自分のプレーで少しでも、という気持ちがあったので、ちょっと強気な態度を取りましたけど、それは悪くはなかったかなと思います。チームが奮い立ったかどうかは分からないですけど、戦う姿を少しでもチームに発信したかった。

MF13平岡 大陽
平岡 大陽

(自身のプレーを振り返って)
久しぶりなので緊張はあったんですけど、何個かプレーして試合に入れました。それにはきちんと根拠があって、離脱中に試合を見ながら身体の動きも含めて自分なりに整理したり改善したりした部分があったからこそだと確信を持って言える。少し強くなって帰ってこられたかなと思います。ただ、まだまだ詰められるところは多いですし、フィジカル的なところももっとやれるので、怪我が再発しないようにしながらしっかり上げていきたいと思います。

(外から見ていて感じたことと、自分が入ることでどうしたいか?)
うまくいかない試合もありますけど、全員がやろうとしていることはたしかです。選手それぞれの特徴があるなかで、僕のよさはアグレッシブさや球際のところ。そういうほかの選手にはないところを自分が出せばもっともっとよくなると思いますし、少し違った色を自分が出していかなければいけないと思っています。

(すぐに次の試合が来るが?)
前半の4失点はあってはならないですし、あれで試合を決められたところがあるので、反省は大事ですけど、次また中3日で試合が来るので、しっかり整えていきたいと思います。