監督・選手コメント

2021J1リーグ第24節 名古屋vs湘南戦 試合後監督・選手コメント

監督コメント

浮嶋監督 総括
浮嶋監督

今日はサポーターの方も多く、この遠い豊田の地に応援に駆けつけてもらって大きな力になったと思います。本当にありがとうございました。
試合のほうは前半は我々、後半は名古屋さんのペースになったゲーム展開だったと思います。
お互いにそういう時間帯の中で、セットプレーで勝敗がつくということになってしまいました。
セットプレーを与えた数もそうですし、セットプレーそのものもやっぱり準備してきたものを出せなかったというところでいうと、今日のゲームの勝敗を分けたなと思います。
あとは前半の展開の中でどうやって1点を取るかというところでちょっと遠かったなと思います。

浮嶋監督 質疑応答

- 今日メンバーに岡本選手やタリク選手、大野選手がいなかったが?

もちろんコンディションだったり、この名古屋さんという相手に対してなど色々な要素がある中で今日のベストのメンバーを選びました。
いつも選ばれているからいつも入るわけではないと思いますし、もちろんコンディション的に入れられなかった選手もいるので一概に言えないですけども、今日のゲームに合わせたベストのメンバーを選んできたつもりです。

- 杉岡選手が合流から短い中で試合に出たが、パフォーマンスや連携面はどうだったか?

合流して間もないんですけど、元々我々のチームにいたので連携面は1週間の練習の中で全く問題ないなと思いました。
彼の良さであるアグレッシブな攻撃参加というのも見せてくれたと思いますので、非常に良いプレーをしてくれたんじゃないかなと思います。

- これで5連敗になってしまったとはいえ細かく崩したり良い守備もできていた場面もあったが?

内容は糧にして、結果は反省して次に向かいたいと思います。

マッシモ フィッカデンティ監督 総括

お互いが用意した戦術的なかみ合わせもありますが、前半は見ごたえが少なかったと思います。お互いが警戒し過ぎて、どちらのチームも積極的なゴール前のシーンになりませんでした。
ただ前半ガンガン行くと、我々はこの日程でゲームをしているので90分もつような展開にならないし、逆に湘南はそういう部分で優れているので、前半はブレーキをかけた状態で、それでもいいかなと思っていました。
後半は我慢している気持ちを開放してガンガン行こうと。得点は1点しか取れなかったが2点3点と奪っていてもおかしくないゲーム展開になりました。この日程の中で湘南相手にやるべきゲームができたのではないかと思います。

マッシモ フィッカデンティ監督 質疑応答

- 後半開始からではなく、6分ほど経ってから交代させた理由は?

前半は多くのチャンスを作れていたわけではなく、後半に出力を上げて我々の流れにもっていこうと言ったんですが、ほぼ意図的にそうした流れにして、全員がうまく試合をコントロールしていたので、その流れを変えることなく、もう一度われわれの流れをハッキリと作ろうと、信頼してそのままの選手を送り込みました。その後はこの日程の中で疲れもあるので、「あと5分~10分頑張ってくれ」という中で、しっかりやってくれたと思います。
交代して入った選手も役割を理解してくれました。イエローカードも出ていたし、疲れ具合も見て送り出しましたが、しっかりプレーしてくれたと思います。

選手コメント

DF2杉岡 大暉
杉岡 大暉

(湘南での復帰戦になったが試合を終えて)
内容は悪くはなかったなと思いますけど、またセットプレーでやられてしまった中で、自分が来てそういう流れや連敗を止めたいと思っていましたが、止めれなかったことは残念に思います。

(今日の試合どんな想いを持ってピッチに立ったのか)
やっぱり移籍して最初の試合だったので、自分の存在意義というものを示さないといけないと思っていました。
すぐ試合に出させてもらったので、自分の良さを存分に出していこうということは意識してやりました。

(攻撃参加やいい縦パスも何本かあったが、今日の自分のプレーの評価は)
久しぶりに3バックをやった中でも練習からスムーズに入れたと思います。
名古屋さんも連戦でかなり疲労が溜まっていたと思いますが、(縦パスを)いいところにつけられた回数は多かったということはよかったんですけど、やっぱりゴールに直結できていないし、最後の方は少し精度も落ちてしまったので、それを90分間続けてゴールという結果に結びつけなければいけないと思っています。

(チームは5連敗になってしまったが、今後に向けた意気込みは)
この流れを断ち切らないとズルズル行ってしまうと思う。
次は順位が近い相手でもあるので、やっぱりそこに向けてトレーニングから意識を変えて取り組んでいきたいと思います。

MF20名古 新太郎
名古 新太郎

(内容は悪くなかったと思うが0-1という結果をどのように受け止めているのか)
結果として0-1で負けたという事実は変わりないですし、それが全てだと思うので、負けたことは非常に悔しいです。

(特に前半は自分たちがやりたいリズムで出来たと思うが、上手くいった要因は)
前半は選手同士の距離感も非常に良かったですし、ボールをしっかりみんなが受けられたことが良かった。
あとは奪われたあとの切りかえなどそういう部分が徹底して前半は出来ていた。あのリズムで点を取れないと厳しいとうことは今日の試合を観てわかりますし、しっかり自分が点を決められたら良かったと思います。

(名古選手自身久しぶりのスタメンだったが、積極的なプレーに名古選手の想いを感じたが)
常に試合に出る準備は出来ていました。メンバーを決めるのは監督なので、色んな想いがある中で練習含めて、しっかり自分にベクトルを向けながらトレーニングできていました。
今日それを試合で体現できたのは良かったと思うんですけど、結果として表れなかったこと、点を取れなかったというのは悔しいです。

(今日の試合で鹿島でもチームメイトだった杉岡選手と一緒にピッチに立ったが、杉岡選手のプレーを湘南選手として見てどうだったか)
湘南に来てスギ(杉岡選手)も数日しか経っていないですし、今日も実際に左で組んだのも初めてでしたけど臨機応変にやってくれていました。
スギの特徴が出ていたし、非常に良いプレーしていたと思います。

MF32田中 聡
田中 聡

前半は名古屋があまりプレッシャーにこなかったこともあって、自分たちのサッカーができたんですけど、ただその時にボールをまわすだけで終わってしまったというか、あまり決定機を作れなかったですしその手前くらいで全部終わってしまっていたので、ペナに入ったところや入る前のところが課題だと思っています。
後半ああいう展開になって決められてしまったので、前半決め切るところで決めていればもっといい展開になったのかなと思います。

(個人としてはどうか?)
最近はずっとチームに迷惑をかけっぱなしだったし、中断前もいいパフォーマンスが出せなかったので、この中断期間を含めた期間に意識をもってトレーニングに臨んでいました。今日の試合に懸ける想いもありましたし、試合に対しての姿勢、責任感を持ちながらプレーするということはできたと思います。あとは得点というところかなと思います。

(ダブルボランチはどうだったか?)
前はアンカーでしたけど、アンカーはバランスを整えたり制限があったような感じが自分の中でありましたが、ダブルボランチになって自由に出て行ったり攻撃の回数という部分でも増えて、やっていてすごく楽しいですしやりがいを感じています。

(次節の清水戦に向けては)
今日も絶対に勝たなければいけなかったですし、次も本当にホームで負けられない戦いだと思うので必ず勝点3を取りたい。自分が得点やアシストといった目に見える結果というものを出していきたいと思います。

DF3石原 広教
石原 広教

いい時間帯に得点を取ることもそうですし、悪い時間帯とか後半相手がペースを上げて来たりプレスをかけてきた時に自分たちが何をどう対応すべきかということが明確ではなかった。ミユくん(三幸選手)が入ってからラインが上がったりボールを持てたりということはありましたけど、後半は少し引く時間が長かったと思います。

(自身のプレーについては?)
前半もそこまでプレスも効いていなかったし緩さも感じていたので、持ち運んだり味方に声で指示をしたりすることはできていましたけど、後半少しきつい時間になってきたところで、もう一度ラインを上げるところなど、もっと意識を強く持ってやらなければいけなかった。

(前後半で変わった要因とは?)
後半のほうが相手のプレスはあったと思います。ひとつふたつ外せればというところはありましたが、そこで捕まってしまっていた。そういう時に背後を狙ったりひとつ飛ばすことなどを意識できたらよあったと思っています。

(失点はセットプレーからだったが?)
流れの中からではないですけど、何本もコーナーになったりペナ脇ではがされたり突破されたりと、そういう流れからセットプレーになってしまっている。
相手のリズムがいい時に対人のところで勝てなくてイケイケムードにさせてしまったと思います。
選手個々の能力もそうだし、もちろんチームとしてラインを上げるとか跳ね返すことができなかったところでのコーナーだった。
セットプレーになった時も雰囲気作りはしっかりできていたと思うけど、その前に明らかにあの時間は相手のペースだったので、セットプレーそのものだけが悪いのではなくてあの流れでチャンスを作らせてしまったことに目を向けないといけないと思っています。

(次節に向けて)
選手、スタッフ全員がひとつになって、もう一度ひとつの方向を向いてやっていきたい。そこまで完敗な試合ではないし、やれるところはやれるということはみんな感じていると思うので、めげずにやっていきたい。勝てるように頑張ります。