馬入日記

【馬入日記:10月12日】「チームの助けになる活躍を」梅崎司選手インタビュー

連戦が続いています。
前節、10日(土)に行われた札幌戦では、金子大毅選手の素晴らしいゴールで先制するも、逆転を許し1-2で敗戦となりました。
アウェイサポーターも来場OKとなり、遠く札幌の地まで足を運んでくださったサポーターの皆さんと喜びを共にしたいという気持ちで戦いましたが、本当に悔しい試合となりました。

この試合で72分に梅崎司選手がピッチに姿を現しました。
左ヒザの負傷で6月に手術を行い、長い期間リハビリを続けてきました。今年2月のルヴァンカップには出場しゴールも決めましたが、リーグ戦となると2019年11月23日以来の出場となりました。

「ようやく一歩を踏めたかなと思います。後半、相手のリズムでサッカーをされていた中で試合に入りましたが、流れをうまく変えられなかったなというのが正直なところです。まだまだ100%じゃないことは自分の中では分かっていたので、その中で何ができるのかということは常々考えていましたけど、実戦でプレーしてみて感じる部分はたくさんありました。そこを感じられたということをまずはポジティブに捉えています」

復帰した喜びよりも悔しさを募らせています。
長いリハビリ期間、自身の支えとなったのは、サポーターの皆さんの存在だったようです。

「ファンの方々のメッセージというのは自分の中ですごく大きかったです。自分の復帰を望んでくれている人がたくさんいて、プレーを見たいと言ってもらえたのはすごく励みになりましたし、リハビリの活力になりました」

そして、復帰戦がJ1通算300試合という記念すべき試合となりました。

「僕は決して順風満帆ではなく、何度も大きなケガをしてきました。その厳しい状況を受け止めてきたから積み重ねてこられたということもあるんですけど、やはりそれぞれ所属していたチームが支えとなって、手術もそうですしリハビリもそうですし、全面的にサポートしてくれたから乗り越えられたと思っています。その積み重ねがこの300試合という数字にたどり着いたと思います。300試合目もケガからの復帰戦ということで、本当にチームのサポートがなければ難しかったので、そこは本当に感謝しています」

J1リーグだけで300試合に出場。たくさんの困難を乗り越えながら積み重ねた数字にはとても価値がありますが、梅崎選手は「あくまでも通過点」として先を見つめています。

「本当にたくさんの人の支えがあってここまでこれていると思います。300試合という数字はありますが僕の中で何も成し得ていないですし、これからなにができるのかというところが大事だと思っています。チームの助けになるような活躍をしたいですし、自分自身ももっともっと楽しめるようなプレーを見せられるように努力していきたいです」

そして、札幌戦の試合後も「湘南のスピリットを取り戻したい」という言葉を力強く発していましたが、チームとしてなかなか勝利を掴めていない今、どのようにチームを引っ張っていきたいと感じているでしょうか。

「勝利への欲が足りていないのかなと感じるので、自分がどのタイミングで試合に出るかは分からないですが、先頭を切ってプレーで、背中で、勝負していくというところを見せていきたいなと思います」

明後日には再びアウェイでの試合、次節はセレッソ大阪との対戦となります。

「粘り強く戦うことが大事だと思います。札幌戦の前半はいいシーンも作れていたと思うので、前からいく守備のところ、しっかり守り切るところ、そしてカウンターの部分でどれだけ精度高くゴールまで繋げられるかというところがキーになってくると思います」

守備の堅い相手に対し、湘南らしくアグレッシブな戦いで勝点3を掴みたい大切な試合です。
引き続き応援をよろしくお願いします!