馬入日記

【馬入日記:11月11日】阿部選手の劇的同点弾を振り返る

091111-1東京ヴェルディ戦からオフを挟み、今日から練習再開です。

 
残り5秒でゴールを決めた阿部選手。その瞬間のことを振り返ってもらいました。
「枠の上のほうを狙いました。打った瞬間、バーは越えないなと思ったけど一瞬バーに当たってしまうかもしれないと思ったので、“落ちてくれ!”と願いました。サポーター側のゴールだったので、サポーターが落としてくれたのかもしれないですね」。

85分からの出場でした。
「自分の理想としてはディフェンスをもして前に出て点をとること。もちろんFWだから得点が第一だけど、高い目標のもとでプレーしないとレベルが上がらないと思うから。でも、この間の試合は5分しかないので、とにかくゴールを目指しました」。

野澤選手のスローインから、村松選手のフィード、ジャーン選手が頭で落としたところを決めたという得点でした。
「長いボールをそのまま決めるのは、センターバックもいるし難しいと思っていたので、最初からセカンドを狙っていました。同じ動きをその前に2、3回やっていて最後にうまくいきました。大輔(村松選手)が出した時は、折り返しの準備をしていたのでほとんどボールを見ていないくらい。ジャーンからの折り返しがくると信じてみんなと違う動きをしました。やり続けた結果です」。

勝点1はもちろん、1点の大きさを改めて感じた試合でした。
でも、阿部選手はいつまでも振り返ってはいませんでした。何度も「次です」と口にしていました。

「とにかく次ですね。何が何でも、勝ちたい。敵は多いけど、でも味方も多い。サポーターも含めたベルマーレという“チーム”で戦っていると本当に感じています。サポーターも含めたチームで戦いにいく。やることをしっかりやって臨めば絶対に大丈夫だと思う」。

サポーターもチームの一員なんだと繰り返していたのは、存在の大きさを心底感じているからに違いありません。

さぁ甲府戦!2週間、激闘のための準備を重ねていきます。