馬入日記

【馬入日記:10月23日】明日は熊本戦!チャレンジャーとして戦い、勝利を!

091023-11歓喜の鳥栖戦から中2日、明日はアウェイでロアッソ熊本との対戦です。
鳥栖戦でもファインプレー連発だった野澤選手。3試合連続完封中です。

「自分自身の今の状態はいいと思います。ワンプレーワンプレー、落ち着いてやれているなと感じます。それはやっぱり、長いシーズンの中で1試合1試合が勉強になっているということ。それから、キーパーコーチの存在が大きいですね」と野澤選手。

今年からGKコーチを務める齋藤誠一コーチ、4人の個性豊かなGK陣をまとめる、人一倍明るく熱いコーチです。
「僕にとってはプロになって初めての日本人のキーパーコーチ。すごく深くコミュニケーションがとれるし、いいアドバイスをしてもらえる。細かい部分まで追求できるというのは大きいです。本っ当に細かいところまでやってくれます。この歳になって、また伸びているなと実感できる。キーパーコーチ曰く“40(歳)まで進化させるよ”ということだけど(笑)」。

野澤選手の奮闘に、チームは開幕以降大いに助けられてきました。
日々の厳しいトレーニングと妥協しない細かな部分の追求があってこその結果です。

劇的勝利だった鳥栖戦。ゴールの瞬間は何を思ったかと聞くと。
「相手のGKの手に当たってコロコロと転がった時は“入れ!!”と祈りましたよ、本当に。入った瞬間?うーん、まぁいつも一人なので、誰とも喜べないという。そんな時にGKの孤独を感じるかなぁ(笑)」と。

でも、Vゴールならまだしも、ロスタイムとはいえまだ終わっていない状態。
「気持ちを抑えるために、一人で水を飲みに行きます。飲みにいくついでにボールボーイの子と“よかったね”って言うくらいかな。そして、さぁここからロスタイム、守り切ろうと気持ちを入れ直しました」。

嬉しい勝利の後でも、明日の試合を前に野澤選手はいたって平常心。
「まだまだ、浸るなんて早すぎる。まだ何も決まってないし、鳥栖戦だって51分の1にすぎない」と。

そして、「明日は鳥栖よりも難しい試合になると思う。今までの46試合のどの試合よりも強い気持ちで臨まないと勝てないと思う。大事な試合です」と改めて引き締めました。

写真は馬入グラウンドにも出されている「絶対J1!」のぼりと共に。

 
091023-2そして、野澤選手同様、試合に出場し続けている臼井選手。
今のチームの強さを聞きました。
「みんな本当に気合が入っていますね。それに、夏に4連敗したという経験が自分たちの中にある。それを受け止めてプレーしていると感じます。だから大きな崩れはないし、今のいい結果に繋がっているのではないかと思います。勢いは最初の頃と同じような感覚です」。

ここ3試合は無失点。その要因は?と聞くと…
「今まで、例えば1位だった時は、点をとると途中で受け身にまわるようなところがあった。でも、今は挑戦者の気持ちというか、前へ前へいこうとする。一概には言えないけど、攻撃している分ディフェンスが少なくなっているとも思います。前へいくという意味では、大介(菊池選手)のように勢いをもって前にいく力がある選手が入って、刺激を受けた選手も多いと思う。若い力に助けてもらっている部分も大きいですね」と。

鳥栖戦でのゴールの瞬間のことを、臼井選手にも聞いてみました。
「いや、もう本当にじーんとして…。豊が決めた瞬間は、初めて感動したというか、本当に嬉しくて目に涙がたまってましたね」。
スタジアム全体が痺れたあの瞬間の記憶は、これからの戦いにも勇気を与えてくれそうです。

昇格を果たしたとしたら。
その瞬間、臼井選手はどんなことを思うのでしょうか。
「何だろう…。昔を思い出すかもしれませんね。昔のメンバーが頭にチラつくのかな」。
J2降格を経験した唯一の選手です。移籍も経験し、ベルマーレに戻ってきました。

でも、臼井選手もまた感慨に浸るようなことはありません。
「熊本戦に向けて、気持ちが緩むようなことは絶対にない。もうみんな、厳しい戦いになることは分かってます。今までどおり、チャレンジャー精神で戦い、他のチームのことは気にしない。自分たちが勝つことのみです」。

何度も出てきた挑戦者・チャレンジャーという言葉。
ゴールに向かうチャレンジャーたちのプレーを、明日も熱く応援して下さい!