【馬入日記：9月24日】武富選手インタビュー「大きなことを成し遂げられる人に」

馬入日記

2013.09.24

【馬入日記：9月24日】武富選手インタビュー「大きなことを成し遂げられる人に」

馬入日記

前節、アウェイで戦った大分戦は鳥栖戦に続き激しい一戦となりました。
2-1で勝利を掴み、貴重な勝点3を上積みすることができました。

大分戦で2得点を挙げたのが武富選手。
チームを救う先制点と勝ち越し点でした。

「コンディションやプレー面でも調子がよかったので、使ってもらえてよかったです。天皇杯の少し前あたりから継続してよかったと思います。得点という部分では、1点とれると自信になるので、いい方向に向かっているのかなという手ごたえはあります。ただ、一喜一憂することはないですね」と武富選手。

どちらもコーナーキックのチャンスからの得点。
ゴール目の前、いい位置にポジションをとり、泥臭く決めたゴールでした。

「いいところにいたというか、ゴール前にいるっていうのは必要なことなので…。こぼれるかこぼれないかというところを狙ったのとキーパーの邪魔をしようと思ったんですけど、そんなに緻密な計算はないです（笑）」と。

天皇杯ではハットトリックの活躍でしたが、リーグ戦は7月17日以来の出場でした。

「久々でしたけど、気負わずに入れました。意識したことは、大分を戦うにあたっての戦術などチームとして取り組むこと、それから自分が出た意味というか、自分がやらなければいけないこと、特徴を出していこうと思って入りました。とにかく全力でプレーするだけだと思っていました」

次節の浦和戦もそうですが、大分もフォーメーション的にマッチアップする相手。そのあたりは…

「マッチアップしているほうがやりやすい。やることがはっきりするし、抜ける時も抜けやすいので。大分の時は、洋平くん（大竹選手）が見えたら出してくれるので、動きがいがあると感じました。動くのをやめないでいいというか、なかなか出てこなかったりすると動くのをやめてしまったりするけど、洋平くんからは本当にいいボールが出てくるので、何回でも繰り返すことができました」と。

試合後、曺監督が武富選手をスタメンで起用した理由を聞かれ…
「理由はひとつではないですが、シンプルに、彼がマックスの精神状態でプレーができるという確信があったからです。もともといい選手であることは間違いないのですが、今週のトレーニングもすごく意欲的でよかった。先週、あのタイミング（天皇杯でハットトリックした後）でも、自分が出られなかったことに対して、イライラしてもしょうがないというシチュエーションを、しっかり噛み締めて次に向かってくれた彼の顔つきなどが、見ていて分かった。泥臭い得点でしたけど、タケがああやってチームに力を与えてくれた嬉しい一瞬でした」と話していました。

このことに対し、武富選手は。

「自分の状態がいいのは自分が一番分かってたので、使ってもらいたいなとは思ってたし鳥栖戦も出たかったですけど、でも使ってもらえなくてもそんなに気にすることじゃないなって自分の中で感じていました。いま一番大切なのは、自分の調子を維持することだし、とにかくいつもと変わらないで練習をしっかりやるだけだ、と」

そういった想いは、以前から持っているということで、気持ちの浮き沈みがあまりないということ。

「出ないなら出ないなりにやることがあるだろうって思うし、出なくてすごく落ち込んだことはないです。ある意味、僕はそれがプロだと思う。ポジション争いをしてる選手たちも、それぞれみんないいところがあるし、特長がある。野球でも抑えの投手がいたり、中継ぎの投手がいたり、一人ひとり特徴が違うからチームとして成り立つところもあると思う。特にうちはメンバーを固定しないチームなので、今は、次も使われるなんて思ってないです」

さぁ、次節はホームに戻って浦和との対戦です！（28日16:00キックオフ）

「まず相手が嫌だと思うこと、湘南らしさをとことん出していければと思います。アウェイではすごく難しい試合だったんですけど、ホームでの戦いだし、嫌っていうほど球際を厳しくチームで戦うことができればいいのかなと思います」

なんとしても連勝を、という想いは強く抱いています。
「勝つことが一番自信になるし、次で勝てれば本当に乗っていけると思う。計算するんじゃなくて、まず目の前の相手を倒していくっていく気持ちです。本当にまず、レッズに勝ちたい」

9月23日に誕生日を迎え、23歳になったばかり。

「成長したいです。何か大きなことを成し遂げられる人になりたい」と23歳の抱負を語っていました。

今週末28日（土）の浦和戦を含め、ホームゲームは残すところ4試合です。
見逃せないリーグ終盤戦、ぜひスタジアムでご声援を！