馬入日記

【馬入日記:7月15日】チームを想って切磋琢磨する日々。大槻選手インタビュー

アウェイで行われた甲府戦、厳しい戦いを制し1-0で勝利しました。
暑い中での熱いご声援、ありがとうございました。

ベルマーレとしては、J1で100勝目という記念すべき試合となりました。

練習後、甲府戦を振り返って大槻選手に話を聞きました。

「勝利できたことはよかったですけど、個人としては反省が多くて、前の3人の距離が遠くなってしまって僕が孤立してしまったところがありました。もうちょっと3人で声を掛け合って、距離を近くするとかもっとコンビネーションを使うことができればよかった。そうじゃないとなかなかシュートまでいけない。もう少し試合の中で、監督に言われるだけじゃなくて、自分たちで状況に応じた対応ができなければ、もっと上にはいけないと感じてます。試合前に映像とかも見せてもらうけど、実際に戦うと違う部分もあると思うので、そこは自分たちで判断してやっていかなければいけないと思っています」

甲府戦ではなかなかシュートに至るチャンスを作り出すことができませんでした。

「ビッグチャンスもあまりなかったし、もっと崩せるところもあったと思うのでそういうところを増やしていかなければいけない。去年も感じましたけど、チャンスを増やしていかないとゴールも増えていかないと思うので」と大槻選手。

どこのポジションも同じですが、とにかく激しいポジション争いが繰り広げられています。
大槻選手も仙台戦では先発するも、続く柏戦ではメンバーに入れず、しかし甲府戦では再び先発で起用されています。

「メンバーに入れなかった時は、頑張ったら絶対に次にチャンスがくると思うので次に向けて準備をするだけです。、たとえベンチ外であったとしても、それは自分が悪いからベンチ外なわけであって、そこが何なのかということをしっかり自分自身見つめ直す機会になっています」

仙台戦では久しぶりの先発出場でしたが…
「仙台戦の時はちょっとやってやろうという気持ちが強くて、空回りしてしまった。出たり出なかったりという状態なので、平常心でやることが難しかった。だから前半で替えられたというのも分かる。曺さんはそういうところを見てくれている。しっかりそこで替えてくれるから、原因が分かるし、次はこうしようって思える。替えられても原因はなんやったかなって見直すことができたので、甲府戦は平常心で挑めたと思います」と。

それぞれの選手によさがありますが、大槻選手が前線に入るとしっかり収められ前にいけるというシーンが多くなっています。

「レイソルの試合は内容的によかったと思います。でも僕は僕なりのよさがあると思うのでそこはよさを出していこうと思っていました。泥臭さとか体を張るとか人より走るとか、そういところを出していかなければ、生き残れへんと思ったので、意識していました」

厳しくも、チームの中でいい競争が繰り広げられています。

「出てる出てない関係なしに、チームのためにやろうっていうことが一番大事だと思うので、練習の時からチームのことを忘れずに、みんながやることによって結果がついてくると思う。甲府戦は、内容はそんなによくなかったですけど、みんながチームを忘れずにホンマに勝ちたいとか、一人ひとりが責任をもってプレーするとか、そういうことがやれていたので、勝利を神様がくれたと思います」

甲府戦の勝利は、大きな意味をもつものでした。
「祐三(岩上選手)と、お互いに苦しい時があったので、試合前から“ホンマ悔しかったから一緒に頑張ろうな”っていうふうに声を掛け合っていたました。一緒に同期で入って、そういう想いもあったので、ああやって祐三が決めたのでホンマに刺激になってるし、僕もとらなければいけないと思っています。ホンマにいい関係ができてるんじゃないかと思います」

チームを想いながら、切磋琢磨する日々。
選手たちの逞しさは随所に感じることができます。