馬入日記

【馬入日記:9月7日】明日は天皇杯2回戦!大槻選手インタビュー

明日はBMWスタジアムで天皇杯2回戦です!愛媛FCを迎え13:00キックオフとなります。

前節の京都戦で見事な決勝点を決めた大槻選手!
重要な一戦での大仕事。気持ちのこもったダイビングヘッドでチームを救いました。

しかも、大槻選手は京都の福知山出身。西京極というスタジアムも自身にとっては懐かしい思い出の詰まった場所でした。

「気合は入ってました」という大槻選手。
でもその気合いが空回りにならず、エネルギーとなっていました。
「これまでにスタメンでの出場を経験してたことが大きかったです。いきなりだったらかなり緊張したと思うけど、平常心で入ることが大事だということは経験で分かっていたので」ということ。

試合に入る時に意識したことは…
「曹さんには“自分の良さを出していけ”と言われたんですけど、自分のよさは一生懸命やることだったり、相手より多く走ること、そして最後のところで泥臭くゴールを決めるというところなので、そこを意識して入りました」ということ。

しかし立ち上がりから苦しい時間が続きました。京都の立て続けのチャンスに、大槻選手自身も守備に追われる時間が多くなりました。
「けっこう難しい時間が長かったし、京都さんもすごく上手だったので難しい試合になりました。でも、この時間を凌げば、絶対に1回はチャンスくると思っていました。ノブさん(阿部選手)はじめ最終ラインのみんなが本当に抑えてくれていたし、凌ぎ切ったら自分たちにチャンスがくると思っていました」

身体を投げ出してピンチを凌ぎ、大槻選手が感じていたようにチャンスがやってきました。
キリノ選手のゴールで先制し、1点返されるも、大槻選手のゴールで再び勝ち越しました。

決まった瞬間は…
「まず入ったか分からなかったんです。でもみんなが喜んでくれてたから入ったんだ、と。親とか先生とか友達とか、みんながゴール裏で応援してくれてたから、走っていきました。みんなに、ゴールの後のダッシュは試合の時より速かったんちゃう?って言われましたけど(笑)」と。

拳を上げて、まさしく全速力でゴール裏に。
大槻選手の大応援団は「100人くらい来てくれてたみたいです。親戚とか、あと友達の親とかも来てくれてて、バス2、3台で(笑)。本当に有難いです」と。

コーナーキックからのゴールでしたが、実はこれには…
「試合前、バスで移動してる時に僕の好きなインザーギのプレーを動画で見ていたんです。1回ファーに逃げて、そこからニアに走り込むシーンを見て、これをやろうと。なのでイメージはできてました」ということ。

重要な場面での決勝弾と大きな仕事をしましたが、しかし満足など微塵もありません。

「得点以外は、僕はあまりボールに絡めなかったし、もうちょっと高い位置でボールをまわしたかったんですけど押し込まれてしまってきつかった。運動量豊富に走るという最低限のことはできたかなと思いますけど、もっとボールに絡んで、FW3人で崩したり前でもっと起点となれるような動きをしなければいけないと感じています」

リーグ戦は残り10試合。そして、明日は天皇杯です。
今後に向けては。

「相手どうこうじゃなしに、自分たちのサッカーをすることが強みだと思う。誰が出てもこの湘南サッカーができていると思うので、それを続けていくこと。謙虚な心を忘れずにしっかりやっていきたいと思います」

毎試合、日替わりヒーローが生まれるベルマーレの試合。
今こそぜひ、スタジアムへ!