馬入日記

【馬入日記:5月30日】「ワンプレーに気持ちを込めて」山口選手インタビュー

今週末の北九州戦は土曜日の開催です。
金曜日には移動と、いつもより1日ずつ早いスケジュールとなります。

トレーニングは順調です。いつもどおり、緊張感高く行われています。

練習後、山口選手に話を聞きました。
日曜日の徳島戦で遠藤選手の負傷退場と共にピッチに姿を現した山口選手。
突然の選手交代でしたが、終始気迫溢れるプレーを見せ、体を張って最終ラインで守る姿はチームに大きな力を与えていました。

「前半残り5分というところで試合に出たんですけど、その5分はあまりいろいろなことは考えず、とにかくゼロで凌ぐことを意識しました。ゲームの前半をしっかり締めなければいけないと思った」と山口選手。

ハーフタイムには「みんながどういう感じで前半を戦っていたのかということを話しながら感じて、みんなのフィーリングに合うように後半に向けて落ち着いて準備をしました。0-0だったしもう一度みんなでやっていこうという気持ちでした」と山口選手。

その後、後半15分あたりで一人少なくなってしまいました。
「まだ時間が早かったけど、まずは慌てずにやろうと。しっかり守って、少ないかもしれないけどチャンスの時には狙っていこうという意思統一でした。自分がDFということもあるけど、失点してしまったら2点とるのは難しくなるので、まずは失点をしないことを意識しました」

その30分間、体を張って守り切り、完封に抑えました。今シーズン、完封は町田戦以来2試合目です。
「みんな守備の意識が高くなったこともあって、結果的にゼロ抑えられたことはよかった。欲を言えば、やはり1点ほしかったけれど。意識してやっていたのは、冷静に状況を見て、慌てないでやること。尚且つ、下向きにならないように“勝とうよ!”っていう声を出し続けていくことが大事だと思っていました」と。

声という意味では、練習中から常に山口選手の声はグラウンドに響いています。
プロ6年目。それは、自分の中にしっかりと備わった武器と言えます。

「声を出すことは、今年は特に自然とそういう役割を担うという自覚があります。賢治(馬場選手)も前線から声を出してるし、僕も賢治の声に助けられています。チームの中では上の選手だから、ゲームを締めたり、気持ちを出したり、声を掛けたり。そういうところは自分にできることだと思ってやっています」

次節、アウェイでギラヴァンツ北九州と対戦します。ケガや出場停止などもありますが…
「いろんなこと考えたらキリがないので、ワンプレーワンプレーをしっかりやること。攻撃も守備も、しっかり気持ちを込めて、みんながやればいい結果が出る。勝ち切れない試合が続いているけど、徳島戦が終わった後、監督からも“あと一歩のところまできているから”という話があった。日々の練習の中でしっかりやることが一番大事だと思う」と山口選手。

シーズンの最初、メンバーに入らない時期もありましたが、その時もずっと、山口選手はいい準備を重ねていました。
「もっともっと、自分の中ではできたかなという反省もあるし、これからもっとやらなければいけないという気持ちもあります。個人的にはチャンスでもあるので、チームに貢献できるようにプレーをしたい。北九州戦、とにかく、勝ちたいですね。自分たちがやっていることを、しっかり結果で示せればと思います」

“ワンプレーワンプレー、気持ちを込めてやれば”
熱い想いで迎える北九州戦。ぜひ、引き続きご声援をよろしくお願いします!