馬入日記

【馬入日記:1月7日】臼井選手、栃木SCへ移籍。ベルマーレへの、サポーターへの想い

臼井幸平選手が栃木SCへ移籍することが決まりました。
1998年から2000年まで、そして2008年に7年ぶりに復帰してから2011年まで、プロ選手として7年間ベルマーレでプレーしました。

事務所に挨拶にきた臼井選手に話を聞きました。
「ユース出身ということもあるし、僕にとってベルマーレはずっと育ててきてもらったチームです。全てはベルマーレで始まり、そしてサッカー人生の大半を過ごしました。眞壁社長はじめ、監督、スタッフ、それにフロントスタッフもよく知ってるし、全ての皆さんに感謝しています。本当に感謝の言葉しかないです」と臼井選手。

「本当にいろいろなことがありましたね」と臼井選手。
1999年の存続危機とJ2降格。2009年のJ1昇格、2010年のJ2降格。激動の時でした。

「酸いも甘いもというか本当に色々な経験をした。喜怒哀楽全て、そういう感情を抱かせてくれたのはサポーターの皆さんがいたからこそだと思う。そんな熱い感情を持てることはなかなかないと思う。チームに貢献できたかは分からないけど、サポーターの方と一緒にたくさんの経験ができたと思います。中でも、やっぱりJ1昇格ができたことが一番大きかったです」

天皇杯準々決勝の等々力。
残念ながら0-1で京都に敗れ、臼井選手のベルマーレでの戦いが終わりました。
ゴール裏では臼井選手と田原選手のコールが響き、横断幕が掲げられる中、サポーターの皆さんに挨拶をしました。

「嬉しかったです。あんな風にしてもらえるとは思わなかった。試合が終わった時は、負けたことの悔しさだけだったけど、ゴール裏に向かった時に想いが溢れてきた。感極まってしまって、自分でも驚きました。2度目に帰ってきた時も温かく迎えてもらい、今回もたくさんの言葉をかけてもらいました」

サポーターの皆さんの言葉や表情が自身の中にしっかりと焼きついているということ。
「皆さんからの言葉をしっかり受け止めて、次のステップでも精一杯戦いたいと思います」と臼井選手。

「僕は本当にこのチームに育てられた。年齢が上になってからもアジエルとか紘司さん(坂本選手)とかそういう選手に支えられたからやってくることができたんだと思う。後輩、特にユース上がりの選手には本当に頑張ってほしい。猪狩、翔雅(鎌田選手)、大介(菊池選手)、航(遠藤選手)、コバショウ(古林選手)には本当にユースの力というかベルマーレの力を見せてほしい。頑張ってほしいと願っています」

そして…
「また3度目、何らかの形で戻ってくることができるように人間的にも成長しなければと思っています。そのためにはまず自分が“帰ってこい”と思われるような人間にならなければ」と決意を。

最後にスタッフに挨拶をした時には「本当に大切なクラブなので、これからも僕はベルマーレを応援しているし、ぜひ僕のことも応援してもらえたら嬉しいです」と笑顔で話していました。

ベルマーレからも臼井選手へ、たくさんの感謝の気持ちを込めて。