試合情報

【活動報告】スタジアムをゴールドに染める理由――「ヒサと共に。2026」開催に向けた事前共有を実施


ヒサと共に。2026メインビジュアル
9月19日(土)ブラウブリッツ秋田戦で開催する「ヒサと共に。2026」に先立ち、トップチームの選手・スタッフを対象とした事前共有を行いました。

当日は湘南ベルマーレフットサルクラブより、久光重貴さんと苦楽を共にした鍛代元気ロールモデルコーチ兼クラブコミュニケーターと、現役フットサル日本代表の内村俊太選手が登壇。
闘病を続けながらピッチに立ち続けた久光さんの歩みや、小児がん病棟を訪れる「フットサルリボン」活動への想いを、自らの実体験を交えてトップチームへ伝えました。

開催の目的

ミーティング冒頭、クラブスタッフより開催趣旨を説明いたしました。

逝去から年月が経った今も、久光さんがクラブを通じて世の中に届けようとした価値を改めて共有し、クラブ全体で受け継ぐ意義を再確認しました。
9月19日(土)ブラウブリッツ秋田戦の試合入場時、選手全員がゴールドのTシャツを着用する背景や、久光さんが遺した想いを直接受け止め、発信力を持つ選手たちが自分ごととしてピッチに立つために設けられたセッションです。

「ヒサと共に。」とは

「ヒサと共に。」について、湘南ベルマーレフットサルクラブのスタッフから説明がありました。

本取り組みは、湘南ベルマーレフットサルクラブでキャプテンを務めた、故・久光重貴さんにちなんだ活動です。

フットサル日本代表としても活躍した久光さんは、2013年のメディカルチェックで肺がんが発覚した後も、7年間にわたり現役選手としてプレーを続けました。
自身が過酷な闘病生活を送るなかで小児がんと闘う子どもたちの存在を知り、病院を訪問してボールを蹴り合う「フットサルリボン」活動を実施。
2020年に逝去した後も、その志はクラブに深く息づいています。

毎年9月は、世界的な小児がん啓発月間「Global Gold September Campaign」月間です。
乳がん啓発のピンクリボンなどと同様に、小児がんの啓発シンボルカラーには金色(ゴールド)が定められています。
試合入場時にゴールドTシャツを着用し、スタンドを金色に染める取り組みは、この世界的な啓発月間に合わせたアクションです。

ピッチ内外で体感した「久光重貴」

久光さんと共に戦った2名が当時の情景を語りました。

内村俊太 選手(湘南ベルマーレフットサルクラブ/フットサル日本代表)

◆病を言い訳にしない姿勢
「がんが発覚したときはチーム全員が言葉を失いました。それでも久光さんは『もう一度公式戦のピッチに立つ』と強い意志を持ち続け、抗がん剤治療を受けながら練習に参加していました。過酷な状態でも、練習を一切妥協せず、誰よりも声を張り上げていました。久光さんがここまで命を懸けているのに、自分たちがやらないわけにはいかない。その気迫が当時のチームの基準を作っていました」

◆子どもたちから受け取る力
「フットサルリボンの活動で小児病棟を訪れた際、外に出られない子どもたちとフットサルをすると、逆に自分たちのほうが力をもらいます。現在は久光さんの弟である久光邦明さんが活動を率いています。Jリーグの選手たちとも手を取り合って、この輪をさらに広げていきたいです」

鍛代元気 氏(湘南ベルマーレフットサルクラブ元選手/ロールモデルコーチ 兼 クラブコミュニケーター/湘南ベルマーレサッカースクールコーチ)

◆「共に前進」の原点
「ルーキー時代、なかなか試合に出られなかった私に対し、久光さんは『上の選手がいなくなるのを待つのか?』と声をかけてくれ『今、試合に出たい!勝ちたい!』と気付かせてくれるきっかけをくれました。練習後、小田原アリーナの坂道ダッシュを『おれは走る。お前も走るか?』と2シーズンにわたり毎日付き合ってくれたのが久光さんです。ただ励ますのではなく、同じ目線で一緒に走る。その姿勢こそが、僕にとって『共に前進』の原点です。」

◆笑顔の連鎖を起こし続ける責任

「『小児病棟では、子どもが1人笑顔になると、その周りのご家族が笑顔になります。ご家族が笑顔になると、医師や看護師の皆さんも笑顔になる』と久光さんから聞いていました。実際に病棟に訪問し、子どもたちと交流しました。アスリートには、この笑顔の連鎖を起こし続けることができるチカラがあるのだと感じました。僕らが頑張ることや訪問することが誰かの夢や勇気につながるのであれば、継続することがアスリートの責任なのだと思います。久光さんの起こした行動は、僕らにそういった責任を伝えてくれたのだと思います。」
トークセッションの様子1
トークセッションの様子2

参加した選手・スタッフの声

選手・スタッフから寄せられた想いの一部を紹介します。

「今、自分がピッチに立てていることは当たり前ではなく、本当に幸せなことだと実感しました。自分のできることに全力を注ぎ、ピッチ内外で社会へ還元できるよう行動します」

「久光さんの想いやこの輪を広げていきたいと強く感じました」

「一番大切なのは、私たちが直接現場へ足を運ぶこと。それこそが意志を継ぐ行動だと思います」

「久光さんの想いを背負い、熱い試合で勝利を掴み取り、スタジアム全体に笑顔の輪を広げます」

「クラブが大切にしてきた『ヒサと共に。』の真意を深く理解できました。ピッチで表現します」

「スポーツは何のためにあるのかを深く考えさせられました。私たちは誰かに勇気や希望を届けられる立場にいます。選手主導でこうした活動をもっと広げていきます」

「久光さんがいたから踏ん張れた子どもたちがたくさんいます。大人も含め、誰かの支えや活力になれるような言動を積み重ねていきます」

9月19日(土)ブラウブリッツ秋田戦:スタジアムをゴールドに染めよう

ゴールドコレオグラフィー

試合当日の選手入場時、来場者の皆さまとともにスタジアム全体をゴールドに染め上げるコレオグラフィーを実施いたします。
選手たちはゴールドTシャツを着用してピッチへ向かいます。
スタンドの皆さまもコレオボードを高く掲げ、想いを一つにして戦いへと向かいましょう。

Tシャツを掲げる選手たち1
Tシャツを掲げる選手たち2

◆配布物
「ヒサと共に。2026」特製コレオボード(金色)

◆配布場所
レモンガススタジアム平塚 各入場口

◆配布時間
先行入場~キックオフまで

◆掲揚タイミング
選手入場時に掲げてください。

開催概要

◆日時
9月19日(土)19:00キックオフ

◆対戦カード
明治安田J2リーグ 第7節 vs ブラウブリッツ秋田

◆会場
レモンガススタジアム平塚

フットサルクラブ開催情報

湘南ベルマーレフットサルクラブにおいても、9月26日(土)バルドラール浦安戦(小田原アリーナ)にて「ヒサと共に。2026」を開催予定です。