41GKIWASE HIKARU

「コーナーキックをキャッチしてもうて」~My Origin~

きっかけは小3のときですね。
ずっと身体が大きかったので、小1の頃からGKもフィールドもやっていたんですけど、小3の大会で1試合目にGKで出場したあと、2試合目にセンターバックで出たときに相手のコーナーキックをキャッチしてもうて(笑)。
僕にGKを教えてくれていた方に、どっちをやるかハッキリせえと言われて、「GKやります」ってなんか言っちゃって、そこからずっとGKです。
将来の夢にサッカー選手と書いてはいたけど、当時はまったく本気ではなかったですね。

中学に入ってからも、奈良の小さい町クラブに通って、せいぜい県トレセンに入ったり、関西トレセンにちょっと顔を出したりするぐらいのレベルだったので、プロになれるとは到底思っていませんでした。
ただ、中3のときにJクラブ抜きの全国の選抜に入ったり、いろんな高校からオファーをもらって、意外とプロを目指せるのかなってうっすら思うようになりました。

興國高校に入ると、プロに行く先輩も多く、Jリーガーがグッと身近な存在になりました。
なかでも、ひとつ年上の田川(知樹、現札幌)さんの存在は大きかったかもしれない。
同じGKで、高3で横浜FMの練習から帰ってきたときに圧倒的な感じになっていて、Jリーガーってすごいなと思った。
でも僕は結局プロになれなくて、中央大学に進学しました。

中大の4年間はもうプロしか見ていませんでした。
なりたいというか、ならないと意味わからんやろ、くらいの感じやったと思います。
ただ、2年のときはまったく試合に出られなくて、その期間に横浜FCや浦和に練習参加させてもらい、自分はまだまだJリーグで通用するレベルではないと思えた。
3年になって東京Vが呼んでくれたときも、マテウスすごいな、こういう選手に勝たないとJ1で出られへんのやと、当時から上を見ることができたのは大きかったと思います。

「出られる隙がないとは思わない」~My“ALL IN”~

GKの先輩方からは見て学ぶことが多いですね。
(真田)幸太くんは練習中の僕のプレーを見てアドバイスをくれるし、カミさん(上福元直人)はプレーを後ろから見たり、天皇杯の青森戦では試合の締め方やどんな声かけをしているかとかを見ていました。
タツくん(永井建成)もよく話しかけてくれて、チームに対する立ち振る舞いやベンチのときの声かけなどリスペクトしています。

いろんな試合を見ていると、J1のGKはパンチングなりキャッチなり土台が安定しているし、ワールドカップで活躍した鈴木彩艶選手も、身体能力もすごいけど、スキルがものすごく高い。
だからたとえ身体能力で劣ったとしても、技術や判断でまされば同じ土俵で戦えると思うので、GKとしての技術の向上はすごく大事だと思っています。

1年間のシーズンには、カップ戦も入ってくるし、普段の練習からしっかり取り組んでいればどこかでチャンスは来るはず。
リーグ戦も出られる隙がないとは思わないから、この1年でまずはデビューしたいし、もしチャンスが巡ってきたのならば、自分の実力をしっかり発揮したい。
そうやって、なにかきっかけを掴めるシーズンにできたらと思います。