30MFYAMAGUCHI GOTA

「ドリブルはひとを楽しませることができる」~My Origin~

自分は小6で身長が168cmありました。
足も速かったし、小学生ならそれで勝てるじゃないですか。
でもフィジカルに頼るなと父に言われ、クラブチームとはべつに足元系のスクールに通っていました。
地味な練習ばかりで小さい頃は行きたくなかったんですけど、5、6年生になると上達して楽しいと思うようになり、ドリブルをするのがすごく好きになっていた。
お父さんが足元の大切さを言ってくれたことが、いまに繋がっているのかなと思います。

あと大きかったのは兄の存在ですね。
僕にはいちばん上に姉がいて、兄が2人いるんですけど、兄もスクールに通っていてドリブルが上手かった。
とくに次男は自分が小4のときに高3だったので、その頃は一緒にボールを蹴ってくれていました。
よくよく考えてみると、お兄ちゃんに1対1で勝ちたいと思うようになったことが、ドリブルが上手くなりたいと思ったきっかけですね。

長男はいまいわきでプレーしています。
次男は社会人をやっていますが、すごく上手いし、センスは3兄弟のなかでいちばんあると思います。

当時は自分が楽しいからドリブルをやっていました。
でも年を重ね、高校生になり、スタジアムで試合をしてドリブルで抜くと歓声が起きる。
ドリブルはひとを楽しませることができていいなあって、あらためて思いました。

自分は兄の選手権の試合を小さい頃から見ていて、「ここでやりたい」と思いました。
そして実際に全国の舞台に立ち、夢を見たあの頃の自分と同じぐらいの歳の子どもたちに、次は自分が楽しませる番だと思ってプレーした。
とくに昌平高校は試合を観に来てくれるひとも多いので、その想いはすごく大事にしていました。

「自分が試合に出ていかないと」~My“ALL IN”~

百年構想リーグは怪我から入ったので、最初は苦労する部分もあったんですけど、練習ではだんだん自分の特徴を出せるようになっていきました。
それが積み重なって最終節の山形戦で初めて出場し、プレーオフのいわき戦と鳥栖戦にも出ることができた。
時間は短かったですけど、自分のなかで手応えを持ってハーフシーズンを終わることができてよかったと思います。

とくに山形戦では練習で積み上げてきた守備の強度を出すことができました。
攻撃面でも自分の特徴である推進力のあるプレーでゴール前に行くシーンをつくったり、フリーキックを獲得したり、攻撃を活性化することができた。
いままでだったら、誘って誘ってヒュイっと抜いて、みたいなドリブルをしていたんですけど、あの試合は前に意識があり、真ん中からゴリゴリ行ったりして力強かったと思うので、高校のときとは違うかなと思いました。

今季はまだ試合に絡めてはいないですけど、出たらやれる自信はあります。
今後相手に対策されたりして苦しい時期は来ると思うし、シーズンを通してずっと同じメンバーでいくことはないと思うので、そういうときにチャンスを掴んでいかないといけない。
自分は相手が想定していないことを起こせると思うし、僕が試合に出て点を取ればチームも勝てる。
そうしたら自然とJ1昇格はできていると思うし、逆に自分が試合に出ていかないとJ1昇格はできないと思うので、まずは試合に出て結果を残すことからやっていきたいです。