自分のキャリアを振り返ったとき、いちばん印象に残っているシーズンは2022年です。
残留争いの真っ只中、これを落としたらまずいという状況で試合に絡めたことは自分にとってものすごく大きかったし、「こう戦えばいいんだ」「チームがこういう感じであれば大丈夫なんだ」ということもわかりました。
とくに最後の2試合はよく覚えています。
ホーム最終戦で鳥栖を3-0で降し、最終節はアウェイで柏に2-1で勝利しました。
試合に入るまでは正直プレッシャーを感じていたけど、いざ試合に入ってみると、みんなが助けてくれるし、よく走るし、ミスしても大丈夫という雰囲気がチームにあった。
試合中の声かけや選手の表情もめちゃくちゃよかったし、こうやってみんなが前向きにプレーできるチームが湘南だとあらためて感じました。
翌年以降は怪我もあり、自分としては消化不良のシーズンになりましたけど、2021年、2022年はそういう痺れる戦いを経験できた。
とくに2022年は連勝してJ1残留を決めることができてすごくうれしかったですし、残るか落ちるかの瀬戸際の戦いを経験できたことは自分にとってプラスになったと思います。
百年構想リーグを戦ってみて、J2・J3は特徴がJ1とはまったく違うと思いました。
質の部分ではJ1は高いですけど、フィジカル的にはJ2のほうが特徴を前面に出してくるし、そのうえで上手いチームもある。
降格してカテゴリーは下がりましたけど、蓋を開けてみたらリーグのレベルはすごく高いと感じました。
結果的に総合12位に終わり、甘くないと思い知らされたし、逆にこの半年でよかったとも思います。
自分自身を振り返ると、怪我もあり、出場時間は少なく、難しいシーズンになってしまいました。
それは思い描いていたものではないですし、チームにもっと貢献したいという気持ちと、もっとやれるのにという悔しい想いがあります。
ここ数年は怪我でピッチに立ち続けることができませんでした。
プロフェッショナルじゃないなと思います。
1年を通して戦える状態に持っていくことができず、悔しさも不甲斐なさもある。
なので去年から筋トレを増やし、よりよいコンディショニングを心掛けています。
徹さん(長澤監督)にも、この2026/27シーズンが始まるまえに、「メンバーに選べる場所に全試合いてくれないと」と言われました。
試合に関わればチームにいいものをもたらせる自信はあるので、まずは怪我のところが大事だと思っています。
今季目指すところは、サポーターの皆さんもクラブも選手も同じです。
求めるものは結果しかない。
過程は泥臭くてもいいし、なにがなんでも昇格するという姿勢をこの1年で示したいと思います。
湘南はJ2にいていいクラブではないと思うし、降格させてしまったことを申し訳なく思っています。
J1昇格のために、チームにとってプラスになることを心掛けて取り組みたい。
また僕自身、「昇格した年のセンターバックだったんだよ」って皆さんの記憶に残りたいし、「あのときの湘南はすごかったよな」と思ってもらえるようなシーズンにしたいなと思います。