19FWNISHINO TAIYO

「FWとして」~My Development~

プロのキャリアをスタートさせた徳島では、じつはほとんどFWをやっていませんでした。
運動量や推進力を買われ、ウイングバックやサイドバックをやる機会が多かったんです。
ただ、そのポジションで僕が群を抜いて上に行けるか、世界で戦えるかと考えたときに、それは難しいと思ったし、やはりFWとして勝負したいと思った。
そんなとき、以前徳島で僕を獲ってくれた谷池洋平さんという方がいま栃木SCで強化部長をされていて、声をかけてくださり、栃木SCに移籍しました。

栃木SCではプレシーズンから調子がよく、開幕戦にもスタメン出場して、山形を相手に得点を決めることができました。
また点を取るだけでなく、背後に抜けてDFと1対1の勝負をして勝ったり、コーナーキックを取ったり、むしろゴール以外の手応えのほうが大きかった。

FWとして長い時間戦うなかで気づいたことも多かったですね。
僕は背後への動き出しが武器だと思っていたんですけど、そのなかでも動き出すタイミングや相手DFとの駆け引きが得意なんやなと気付きました。
ボランチと目が合わずに感じることもできるので、顔が上がる前に動き出し、蹴ったら僕がそこにいて驚かれることもありました。

シュートには自信があったので、ペナルティエリア内でワンタッチで決め切るところは思い描いていた通りの結果でしたけど、相手を背負って収めるプレーや前への推進力、あと左足のシュートなどは栃木SCで成長したと思います。
自分の武器により磨きがかかり、新しいプレーも身に付けられたので、FWとしてすごく密度の濃い半年間を過ごすことができました。

「どれだけ素早くゴールに行けるか」~My“ALL IN”~

今回初めて古巣の徳島を完全移籍で離れました。
徳島は生まれ育った地元のクラブですし、キャリアをスタートしたこともあり、いろいろ考えたんですけど、やっぱり「FWとして」という部分が大きかった。
百年構想リーグでの湘南との試合は僕のなかでも手応えがありましたし、FWとして成功することを考えて、湘南への移籍を決断しました。

湘南は縦に強いサッカーだと思います。
足元が上手い選手も多いので、僕みたいにとにかく背後に走り、違いをつくれるようなプレースタイルは合うはず。
自分は一瞬のスピードが速く、どれだけ素早くゴールに行けるかしか考えていないので、上手い選手が多いぶん、活かしてもらいやすいんかなと思います。

チームが掲げている通り、J2優勝、J1昇格はマストだと思っています。
そのためにゴールとアシストという結果で応えるのがFWの役目。
それを意識しながら自分の武器を活かし、個人としてもチームとしても充実したシーズンにしたいなと思います。

僕は結構パフォーマーだと思うので、得点を取ったときの喜び方だったり、「ザ・FW」というところを子どもたちにたくさん真似してほしいですね。
サッカーに対する姿勢や試合中のアグレッシブさもサポーターの皆さんに見てもらえたらと思います。