試合情報
【実施報告】「ベルせん」実施!花水小学校&岡崎小学校&崇善小学校で授業 Vo.1
この度、湘南ベルマーレの選手が小学校で子どもたちに「夢」についての授業を行う「ベルせん」を実施いたしました。
2012年より実施してきました「ベルせん」では、選手から子どもたちへ夢を持つことの大切さ、夢をかなえるために大切にしてきたことなどを伝えています。
今回は平塚市内の小学校7校に選手が赴きましたので、その様子を2回に分けてお届けします。
平塚市立花水小学校
花水小学校には小田裕太郎選手、鈴木章斗選手、永井建成選手、松本果成選手が訪れ、子どもたちに向けて「夢」をテーマにした授業を行いました。
当日は、笑顔と活気にあふれる時間となりました。
授業のはじめは、永井選手が進行を務め、5年生を12チームに分けてボール送りリレーゲームを実施!
頭の上から後ろの人にボールを渡し、最後の人が先頭へ走って戻るというシンプルなゲームながら、どのチームも真剣勝負で大盛り上がり!
優勝チームには、クリアファイルに選手のサインを入れてプレゼント!大きな歓声に包まれました。
続いて、選手たちが「夢」について自身の経験を交えながら語りました。
永井選手は「小学2年生からサッカーを始め、中学1年生からキーパーになりました。高校2年のときに全国2位、3年のときには全国大会に出場しました」と自身の歩みを紹介。
「高校2年生のとき、『永井選手みたいなキーパーになりたい』と言われて、本気でプロを目指そうと決意しました」と当時の思いを語りました。
さらに、「夢は人それぞれ。今、夢がなくても心配しなくて大丈夫。急いで見つけなくてもいい。でも、夢を持つと毎日の行動に意味が出てくるし、努力を続けた先に夢がある」と子どもたちにメッセージを送りました。
また、熊本地震の経験を踏まえ「当たり前の毎日が突然なくなることもある。だからこそ、感謝の気持ちを忘れずにいてほしい」と、まっすぐな言葉で語りかけました。
「いつから選手になるのが夢だった?」という問いに対して、鈴木章斗選手は「お兄ちゃんの影響でサッカーを始めた。小学校のコーチに夢の大切さを教えられてから“プロサッカー選手になりたい”と口に出すようになった」と話し、「高校生の頃には、プロになることを意識していた」と振り返りました。
「夢だったプロサッカー選手になって今感じていることは?」という質問に、小田選手は「とにかく楽しい。サッカー選手はみんなの憧れ。毎週、たくさんの人の前でプレーできるのがうれしい。みんなにも自分の夢を叶えてほしい」と笑顔で答えました。
質問タイムでは、子どもたちからたくさんの質問が寄せられました。
「あこがれの選手はいますか?」という質問に対し、
松本果成選手は「本田圭佑選手」、永井選手は「シミュット・ダニエル選手」と回答。
一方、鈴木章斗選手と小田選手は「自分が憧れられる選手になりたい」と力強く話しました。
「試合前には何を食べますか?」という質問では、「お米やパスタ」といった炭水化物が多く挙がり、松本果成選手は「ようかん」と答え、子どもたちからは驚きと笑いが起こりました。
「つらいことをどうやって乗り越えるのか?」という質問には、
鈴木章斗選手が「逃げないこと、やり続けること」、
小田選手が「つらいことはたくさんあったけど、立ち向かう気持ちを持つこと」、
永井選手が「逃げたらそこで終わり。乗り越える勇気を持つこと」、
松本果成選手が「壁を越えたあとの自分を想像して頑張る」と、それぞれの思いを伝えました。
最後の挨拶では、鈴木章斗選手が「今日は短い時間でしたが楽しめましたか?」と問いかけると、子どもたちは元気いっぱいの声で「ハ〜イ!!」と返答。
「夢は持っていてほしい。叶えたあとはもっと楽しいし、新しい夢がどんどん出てくる」とメッセージを送り、授業は温かい雰囲気のまま締めくくられました。
選手たちが主体となって進行し、子どもたちのすぐそばで語りかけたことで、会場全体が笑顔にあふれる時間となりました。
花水小学校の皆さん、楽しい時間をありがとうございました!
平塚市立岡崎小学校
岡崎小学校に、池田昌生選手、大岩一貴選手、本多康太郎選手、髙橋直也選手が訪れ、選手それぞれが自分の経験をもとに「夢」や「サッカーへの想い」について語りました。
池田選手の進行のもと、まず初めにアイスブレイク!普段、選手が練習のウォーミングアップで行っている運動を行った後に4グループに分かれ、選手が各チームに入り、ボール送り競争!
選手の周りに自然と子どもたちが集まり一緒に作戦タイム!そして、一発勝負の競争!とても盛り上がりました!
みんなとの距離が縮まったところで、夢についての話しをしました。
「夢について大切にしていること」について、池田選手は「人は一人じゃできないことが多い。だからこそ、夢を持つときも叶えるときも、周りの人たちへの感謝の気持ちを大切にしてほしい」と話しました。
「なぜ夢を持つことが大切なのか」という問いには、本多選手が「夢があると、自分を律することができる。『今日はこれでよかったのか?』と自分に問いかけることができるから、自分を成長させることができた」と語りました。
さらに「夢に向かってどうしていたか」について、髙橋選手が「つらいこともあったけど、どうやったら楽しめるかを考えて工夫してきた。『どうせやるなら楽しく!』という気持ちで続けてきた」と振り返りました。
その後、子どもたちの質問タイム!
「サッカーボールと友達ですか?」という質問に対して、
池田選手は「僕は友達だと思っているけど、ボールが僕のことを友達と思っていないかも。もっと仲良くなりたいので日々練習をしています」
大岩選手は「僕も友達と思っているけれど、もっと練習をして、もっと友達になりたいです」
本多選手は「僕はまだ知り合いなので、もっと一緒に練習して友達になって、親友になれるように頑張ります」
髙橋選手は「ボールは世界で一番の友達です」と答えてくれました。
また、「サッカーに大切なこと」について聞かれると、全員が「これはサッカーだけじゃなく、他のことにも通じること」と前置きしたうえで、それぞれの想いを伝えました。
髙橋選手は「楽しむこと」、本多選手は「強い気持ち」、大岩選手は「楽しむこと・頑張ること・あきらめないこと」と語り、池田選手は「人の話や意見を素直に聞けることが成長につながるし、大切なこと」と話しました。
選手たちの一言一言に、子どもたちは真剣な表情で耳を傾けていました。
夢を持つことの大切さや、努力の中に楽しさを見つけることの重要さが、しっかりと伝わる時間となりました。
時間の関係で全員にサインすることは難しかったため、選手からサイン入りグッズをクラスへプレゼント!
最後は選手とハイタッチで子どもたちを見送りました!
短い時間でしたが、岡崎小学校の皆さん、ありがとうございました!
レモンガススタジアム平塚で待っています!
平塚市立崇善小学校
崇善小学校には奥野耕平選手、石橋瀬凪選手、松村晟怜選手、松本大弥選手、上福元直人選手が訪問しました。
掃除の時間中に到着するとすぐに大勢の児童が気づき、早速握手大会に!
後ほど聞いたところ、ほとんどの児童が今シーズン レモンガススタジアム平塚に観戦に来てくれていたとのことでした!
授業が始まって会場に入場すると、5年生の皆さんに大きな声援で迎えられました。
自己紹介をした後は選手がボール回しに参加したい人を募集!
たくさんの手が挙がり、参加した人たちは選手からボールを奪おうと夢中になりました。
参加しない人たちも白熱するボール回しに声援を送り、会場は一気に大盛り上がり!
それから、奥野耕平選手の進行のもと、「ベルせん」で大切にする「夢の話」に移っていきました。
選手たちはまず、プロになるまでの道のりを振り返りました。
石橋選手は「静かだったものの、朝から晩までボールを追いかけるほど外で遊ぶのが好きだった」と自分の子どもの頃を語りました。
松村選手は、夢が叶いそう、サッカー選手になれそうと思った頃について「小学生の頃から純粋にサッカーを楽しみ続けていて、プロになれそうという実感を強く持ったのは、高校に入って全国大会などの実績を重ねた高校2年生の頃だった」と明かしました。
松本選手は、夢を叶えるために努力したことについて話し、「サッカーが「好き」という気持ちが常に原動力であったため、あまり努力したという感覚はなかった」ことを振り返りました。
そして上福元選手は「夢を叶えた後の目標」について話しました。
「プロの世界に入ってからの4年間は試合に出られない辛い日々が続き、むしろ辛いことの方が多かったかもしれない」と振り返った上で、「その辛い日々を乗り越えていくことが、いつしか新たな目標になった」と語りました。
上福元選手は最後に、「夢を叶えた後にも必ず新しい夢が出てくる。そういうものだと思って、みんなも頑張ってほしい」と力強いメッセージで締めくくり、それを受け取った児童からは自然に拍手が湧き起こりました。
続いて行われた質問タイムでは、子どもたちからたくさんの質問が飛び出しました。
その中で「夢を叶えるために大切にしたこと」という質問に対し、石橋選手と松村選手は、その夢に向かって「とにかく楽しむこと」を挙げ、それが夢を形にする一番の近道であり、楽しくなければ継続できないと語りました。
松本選手は小学5年生という時期を顧み、「夢や目標を持つことが頑張るための原動力になる」とアドバイスしました。
また、上福元選手は、小さい頃は身長やスキルが周りのライバルに劣っていると感じていたからこそ、「努力すれば抜けるかも」という負けず嫌いの気持ちを大切にして頑張り続けたと、自身の経験に基づいた熱い思いを伝えました。
他にもサッカーを好きになった理由やスパイクのこだわり、更にはプライベートな質問にも選手は赤裸々に回答!
質問と笑い声の尽きない、素敵な時間になりました。
最後にクラスごとに記念撮影をしたあと、選手が児童全員とハイタッチをしてお見送り。
選手が帰る際も訪問した5年生のみならず、たくさんの児童が大きな声援と共に見送ってくれました。
残りのホームゲームにもたくさんの児童たちが来場してくれるとのこと。
崇善小学校の皆さん、ありがとうございました。レモンガススタジアム平塚でお待ちしています!