監督・選手コメント

2025J1リーグ第27節 岡山vs湘南戦 試合後監督・選手コメント

監督コメント

山口監督 総括
山口監督

このスタジアムの雰囲気と、今の岡山さんの圧に負けないように入るゲームでした。なかなかそこの部分で受ける時間帯が多かったですけれど、我慢しながらという前半だったと思いますし、後半に関してももっと無失点の時間帯を増やしていこうというプランを持った中でのゲームでした。

攻撃のところでも相手を後ろ向きにさせる状況はできているんですけれど、そこの判断が繋がらなかっりするところが多々あって難しさを感じました。守備でも、セカンドボールやマイボールになったところを含めて、すぐに奪い返されるシーンも多々あった。問題点として露骨にでたなと思いますし、自分のチョイスも含めてダメだったと思います。

岡山にこれだけたくさんの方に来ていただいて、この雰囲気の中でできる幸せをもっと形にして返さないといけないと思うので、本当に悔しさの残る試合になりました。

山口監督 質疑応答

- 後半選手交代をして流れを引き寄せたかったと思うが、足りなかった部分は。

単純に後ろの選手の判断が良くない、後ろに重くなってしまう、シンプルに相手の角を取りに行くというのが今日の狙いでしたし、そこでその状況を選べなかった。それで引っかかってというのも多々あったと思いますし、もっとシンプルにやるつもりでしたけれど上手くさせられなかったのが問題点でした。

途中交代を含めてというのはもちろん相手もあるし、色々な状況があるので難しさはあったと思います。今日の試合でいうと簡単ではなかったと思います。

- 後半、形を変えた狙いは。

ひとつは、前半にボールを奪っても落ち着かない、すぐ相手ボールになってしまう。守備のとこでもはまらない、漏れるというところがあったので、そういうところをまず自分たちの守備を安定させるために2人(茨田陽生、奥埜博亮)にしました。

もちろんパフォーマンスが良くなかったというのもあります。ただ、攻撃のところで相手を後ろに向けさせることであったり、相手陣地にシンプルに行く、それを共有しきれなかった、状況で選べなかった。

相手の強さもそこにあったので、そういうところをしっかりできるようにレベルを上げていかないといけないと思います。失点のところも守備が軽いですし、失点のところだけではないですけれど、相手の強さや圧はもちろんあるんですけれど、そういうところじゃない行き方とかはやっていかないといけないと思います。

選手コメント

MF37鈴木 雄斗
鈴木 雄斗

(ゲームをどのように振り返るか?)
チームとして準備してきたことがいろいろあったなかで、それはみんな整理していたつもりですし、共通理解も持っていましたけど、そこのクオリティだったり、相手に競り負けたりといったところで引けを取ったシーンが多かったかもしれない。僕も何度かボールを引っ掛けましたが、個人的な反省はしたうえで、チームとしてもっと繋がらなければいけないところもあると思います。

(0-0で折り返したことは悪くなかったのでは?)
ボールを取ったあとに岡山が圧をかけてくるのは想定していましたし、そこで後ろからきれいに繋いで相手の勢いを出させることは避けたかった。その意味では相手のダイレクトプレスを受ける感覚はなかったので、そういうふうにセーフティにやればそこで相手のよさを引き出させてはいなかったと思う。でも一方で、前に出て行って自分たちの時間をつくることはあまりできなかったかなと思います。もっと相手を押し込んで、そこからもっと厚みのある攻撃をしていきたかった。

(後半、小野瀬康介選手らと絡んでポケットを取るシーンが何度かあったが?)
もっとできると思います。僕と小野瀬は練習からお互いを見てプレーできていましたし、もっと僕らでやらなければいけないという反省はあるんですけど、チームとして前に行くためにはもっとみんなで繋がっていかないといけない。相手はあそこでボールを回されるのは嫌だろうし、そういうプレーをもっと増やしていきたい。

FW10鈴木 章斗
鈴木 章斗

(前半は無失点に抑えたが?)
前半は耐えることができた感じかなと思います。相手に押し込まれるのが嫌だったので、相手陣地で長くプレーしたかった。

(後半形を変えて押し込む場面も増えた印象だが?)
僕のところでなるべく1対1を頑張るようにしていましたし、そこで繋がったときにはチャンスが生まれていたかなと思います。でもやはりもっと攻撃に厚みを持たせないと得点までは行けないなと感じます。相手のほうが戻るスピードは速かったと思いますし、出て行く迫力というか、そこで僕らも前だけでなくボランチやウイングバックも含めて出て行ければ、もっと攻撃に厚みができるのかなと思いました。

DF32松村 晟怜
松村 晟怜

(前半は無失点に抑えたが?)
ボールを握る時間は少なかったですけど、身体を投げ出してブロックすることなどはチームとしてできていたので、ゴール前のキワの部分では0に抑えられてよかったと思います。

(攻撃について、もっと角を取りたかったか?)
自分のサイドは0に近いぐらい取れていなかったので、自分がオープンに持ったときに多少アバウトでも背後に出したり、そこはもっと徹底しなければいけないと思います。

(後半から形を変えたが?)
バラくん(茨田陽生)やオックン(奥埜博亮)に一度預けることで時間ができますし、ボールを持てる時間が増えると思っていた。何度かインターセプトするシーンもありましたし、前向きでプレーすれば自分たちのよさは出ると思います。

DF8大野 和成
大野 和成

(前半は無失点に抑えたが?)
押し込まれましたけど、我慢しようと思っていた。よくはないけど、よくないなりに0で終えられたので、後半行こうと思っていました。

(後半形を変えて押し込む場面も増えた印象だが?)
ロングボール一辺倒になってしまい、難しかった感覚はありました。相手にとって怖いプレーは少なかったと思います。

(失点シーンはどのように振り返るか?)
ルカオのところで取り切れず、そのあとのリカバーもよくなかった。完全に崩されたというより、ひとつのキワでやられてしまった。うちは最近そういう試合が多い。でも今日はよくないなりに勝たなければいけなかったと思います。

(チームとして前半からシュートブロックなど素早い寄せが見られたが?)
押し込まれていたので、あれをやらないと勝てない。でも最終的に0-1で負けているので、反省が多いです。

MF14茨田 陽生
茨田 陽生

(後半どんなことを意識して入ったか?)
相手のロングボールから中盤でセカンドボールを拾われる回数が多かったので、そこで主導権を握れるように、またパスを1個2個繋げられれば自分たちのリズムになると分かっていたので、ビルドアップで顔を出せるように意識して入りました。ただ、相手のロングボールのところで、もう1個深くまで持っていかれることが多かったので、自分たちでボールを持ってもなかなか押し返すことができなかったと思います。

(パスの出し手として感じることは?)
なかなか目が合わなかったり、顔出しが遅かったりという部分もありますが、僕自身も前を向く回数や顔を上げる回数を増やさないと目が合う回数も増えないと思う。攻撃ではアイコンタクトによるパス交換も多いと思うので、お互い擦り合わせながら、このタイミングで出せるという合図をもっともっと出していかなければいけないと思います。