監督・選手コメント
6月11日（水）天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会2回戦 湘南vs岐阜戦 試合後監督・選手コメント
監督コメント
山口監督 総括
平日のナイターにもかかわらず非常に力強い後押しを受けて試合をできたことに感謝します。天皇杯の1発目というのは連戦ということもありすごく難しくて、なかなか準備のところでも時間を割くことができない中で迎えたゲームでした。
ただ、今までやってきたことを表現してほしいという思いの中で、できるメンバーを選びました。前半は形としては良くなかった、後半に人が代わって質が上がったというところはありましたけれど、そこの考え方と選手の意識というのはしっかりあったようなゲームだったと自分自身は捉えています。
トーナメントなので勝ち上がることが大事だと思いますし、ホームで勝ち試合を見せたいという形になったのは次に繋がると思います。もちろん課題もありますし、相手の良さを消せなかった部分もあります。ただ、結果として繋げられたので非常に良かったと思います。
たくさんのチャレンジがある中でのゲームでしたし、難しさもありながら結果に対してちゃんとアジャストしてやってくれたのは評価できるゲームになりました。
山口監督 質疑応答
- 後半から奥埜選手を入れてダブルボランチにした狙いは？
前半は3バックとゼ（ヒカルド）のところで前との距離が3-1-6みたいになってしまったので、その辺はなかなか修正しきれなかったところがありました。ボールは動いたが、縦への推進力がなかったというところはひとつなんとかしたいです。形を変えて、人を変えてという狙いはありました。
もう少し引き出してというところは用意していたんですけれど、なかなかそれが形にならなかった前半でした。後半はもっと近くでという意味で、中を2人増やして幅と中と外をうまく使いたかったのがひとつの狙いでした。
- 湘南ベルマーレで公式戦初出場、90分間プレーした真田選手の課題や評価は。
しっかりプレーしてくれたと思います。彼が戻ってきて2年目になりますが、やり続けてきたものの中でしっかりと表現してくれたと思います。結果としても0点に抑えてくれましたし、心配はしていない中での起用だったので、しっかり応えてくれたなと思います。
キーパーのところでの底上げが絶対的に必要なので、キーパーだけではないですけれど、そういう意味合いのあるゲームでもありました。ひとつ、そういうのは形として表現できたので、もちろん課題はありますけれど、よかったと感じています。
選手コメント
MF20石橋 瀬凪
（自身のプレーを振り返って）
天皇杯初戦ということもあり、岐阜の戦い方も分からないなかで入ったんですけど、前半は低い位置でもらうことが多く、そこからのパスミスが今日は目立ったかなと思います。ハーフタイムに（藤井）智也くんにもっとシンプルにやっていいよと言われたので、後半は（ポジションの）低いところはシンプルに使い、高いところでは勝負を意識していたんですけど、低い時間の質と高いときに仕掛けを増やすことをもっと練習したいと思いました。
（終盤は右ウイングバックを任されたが？）
高2のときは基本右サイドをやっていて、高3でもちょくちょく右をやっていたので高い位置では迷いはないんですけど、右も左も低い位置が課題だと思います。トラップの置きどころとかもっと意識したいなと思います。
（後半戦が始まるが、今日の試合を繋げていきたいか？）
前半戦はあまり出番がなかったので、先日のルヴァンと天皇杯をきっかけに後半戦、いまは負け越していると思うので、後半戦はより多くチームを勝たせられるように頑張りたいと思います。
FW10鈴木 章斗
（ゴールシーンについて、ボールが来ることは予測していたか？）
つねにああいうところで走ってくれるのは分かっていたので、狙い通りだったかなと思います。練習からやっていることが出たと思う。とくになにも考えずにニアだけを意識して打ちました。決められるチャンスを決められてよかったです。
（あのゴールで一気に空気を変えたと思うが？）
難しい試合になることはみんな分かっていましたし、そのなかで前半ベンチで相手の動きとかを見ながら、どういったふうに動けば行けるのか見ていた。それもみんなが前半やってくれたおかげだと思うので、チームで取れた勝利だと思います。
（自身も久しぶりのゴールだと思うが、次に繋がるか？）
ほかにもシュートを打てるチャンスはありましたし、簡単なミスをしてしまうところもあったので、そういったところを直していかないといけないなと思いました。
MF25奥埜 博亮
（後半から入り、意識したことは？）
ビルドアップのときに真ん中で受けることができたら逆にサイドが空くと思いましたし、ゼ（ヒカルド）も上手い選手なのでしっかりボールを受けてくれる。練習でもタイミングが合うので、なるべく近い距離を取りながら2人でパス交換できればいいかなと思っていました。ボールに触ってリズムをつくる選手だと思いますし、ダブルボランチにして彼がボールを触る回数は増えたと思います。
（奥埜選手のポジショニングによって石橋瀬凪選手の仕掛けも出しやすくなっているように思うが？）
僕が試合に出るときはなるべく周りの選手の特徴を把握し、その特徴を活かせるように意識している。瀬凪はドリブルが得意なので、低い位置でボールを受けて仕掛けるよりは高い位置で受けるほうが相手にとって脅威になると思いますし、自分たちにとってもそのほうがプラスになる。なので、そういう場面をよりつくれるように意識しています。
MF6ゼ ヒカルド
（後半ダブルボランチにしたが？）
自分にとってはやりやすかったですし、いいペアを組めたと思います。前半の修正すべき点を修正し、後半はいいプレーができたのではないかと思います。
（ボールを奪うプレーが印象に残っているが手応えは？）
自分のポジションでは守備に対する集中力が大事だと思うので、それを今日は表現できたと思います。加えて攻撃に繋げるプレーも自分の役割だと思っている。それもできたのではないかと思います。
（長短のパスを使い分けていたが自分としてはどう振り返るか？）
全体的にはいい形で表現できたと思います。チームに貢献することをまずは意識していたので、これを機にもっとチームに貢献できるようにやっていきたいと思います。
DF47キム ミンテ
（ゲームを振り返って）
前半はハイプレスのところで全然取れず、チーム全体的に苦しんでいました。相手も上手かったので難しいところはあったんですけど、後ろでもっといろんな対応を試せたらよかったかなと思います。ミスも多かったので、僕がもう少し落ち着かせればよかったと思っています。
（ベルマーレで初ゴールをマークしたが？）
あれはどの選手も決められるので（笑）。でも2－0になったことで楽になったと思うので、やっと運が転がってきたとは思っています。
（GK真田幸太選手にはどんな声をかけたか？）
練習ですごくよかったので、自信を持ってやってくれと言っていましたし、幸太の声に従うからなんでも言ってくれと話していた。後半は正直もう少し繋ぎたいところもあったんですけど、幸太にとって（ベルマーレ）デビュー戦だし、僕が言った通りにやるより自分の考えや感覚でやってみたほうがあいつの今後のためにいいと思って、幸太の言う通りにプレーしました。身体能力とかすごくいいものを持っているし、今年はしっかりとした成長を感じるので、楽しみになってきました。
GK31真田 幸太
（ベルマーレでの初出場となったが？）
緊張しました。サッカー選手としての一歩目として、0に抑えて勝ててよかったと思うし、幸せなことだと思います。笑顔で楽しめた試合になりました。
（緊張がほどけた瞬間は？）
ファーストプレーが少しミスになってしまいましたが、セカンドプレーで普段通りのプレーができた。ゴールキックも安定して1本目を飛ばせたので、それがほどけたきっかけになったのかなと思います。
（高い位置まで飛び出してヘディングでクリアするシーンもあったが？）
チームとしてディフェンスラインの背後のケアはGKにも求められているので、準備して決断した結果あのプレーになったと思います。
（上福元直人選手からなにか声かけはあったか？）
お疲れさまと、ナイスと声をかけてもらいました。
（今後、試合に出場していくために課題は？）
つねに成長しようと思いながら取り組むことがいちばんのアピールになるし、そうすることでカミくん（上福元）を脅かすような存在になっていければと思います。
（前半難しい展開のなかで、なにを考えてプレーしていたか？）
難しいことを考えずにいつも通りのことをやろうと僕はつねに思っていて、そのうえでサッカーを楽しもうと思っているので、それを意識してプレーしていました。楽しかったです。
（サポーターから何度も幸太コールがあったが、どう受け止めていたか？）
自分の緊張をほぐしてくれるような声かけもあったので、頼もしかったし、楽しく試合に入ることができました。
6月11日（水）天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会2回戦 湘南vs岐阜戦 試合後監督・選手コメント
監督コメント
山口監督 総括
平日のナイターにもかかわらず非常に力強い後押しを受けて試合をできたことに感謝します。天皇杯の1発目というのは連戦ということもありすごく難しくて、なかなか準備のところでも時間を割くことができない中で迎えたゲームでした。
ただ、今までやってきたことを表現してほしいという思いの中で、できるメンバーを選びました。前半は形としては良くなかった、後半に人が代わって質が上がったというところはありましたけれど、そこの考え方と選手の意識というのはしっかりあったようなゲームだったと自分自身は捉えています。
トーナメントなので勝ち上がることが大事だと思いますし、ホームで勝ち試合を見せたいという形になったのは次に繋がると思います。もちろん課題もありますし、相手の良さを消せなかった部分もあります。ただ、結果として繋げられたので非常に良かったと思います。
たくさんのチャレンジがある中でのゲームでしたし、難しさもありながら結果に対してちゃんとアジャストしてやってくれたのは評価できるゲームになりました。
山口監督 質疑応答
- 後半から奥埜選手を入れてダブルボランチにした狙いは？
前半は3バックとゼ（ヒカルド）のところで前との距離が3-1-6みたいになってしまったので、その辺はなかなか修正しきれなかったところがありました。ボールは動いたが、縦への推進力がなかったというところはひとつなんとかしたいです。形を変えて、人を変えてという狙いはありました。
もう少し引き出してというところは用意していたんですけれど、なかなかそれが形にならなかった前半でした。後半はもっと近くでという意味で、中を2人増やして幅と中と外をうまく使いたかったのがひとつの狙いでした。
- 湘南ベルマーレで公式戦初出場、90分間プレーした真田選手の課題や評価は。
しっかりプレーしてくれたと思います。彼が戻ってきて2年目になりますが、やり続けてきたものの中でしっかりと表現してくれたと思います。結果としても0点に抑えてくれましたし、心配はしていない中での起用だったので、しっかり応えてくれたなと思います。
キーパーのところでの底上げが絶対的に必要なので、キーパーだけではないですけれど、そういう意味合いのあるゲームでもありました。ひとつ、そういうのは形として表現できたので、もちろん課題はありますけれど、よかったと感じています。
選手コメント
MF20石橋 瀬凪
（自身のプレーを振り返って）
天皇杯初戦ということもあり、岐阜の戦い方も分からないなかで入ったんですけど、前半は低い位置でもらうことが多く、そこからのパスミスが今日は目立ったかなと思います。ハーフタイムに（藤井）智也くんにもっとシンプルにやっていいよと言われたので、後半は（ポジションの）低いところはシンプルに使い、高いところでは勝負を意識していたんですけど、低い時間の質と高いときに仕掛けを増やすことをもっと練習したいと思いました。
（終盤は右ウイングバックを任されたが？）
高2のときは基本右サイドをやっていて、高3でもちょくちょく右をやっていたので高い位置では迷いはないんですけど、右も左も低い位置が課題だと思います。トラップの置きどころとかもっと意識したいなと思います。
（後半戦が始まるが、今日の試合を繋げていきたいか？）
前半戦はあまり出番がなかったので、先日のルヴァンと天皇杯をきっかけに後半戦、いまは負け越していると思うので、後半戦はより多くチームを勝たせられるように頑張りたいと思います。
FW10鈴木 章斗
（ゴールシーンについて、ボールが来ることは予測していたか？）
つねにああいうところで走ってくれるのは分かっていたので、狙い通りだったかなと思います。練習からやっていることが出たと思う。とくになにも考えずにニアだけを意識して打ちました。決められるチャンスを決められてよかったです。
（あのゴールで一気に空気を変えたと思うが？）
難しい試合になることはみんな分かっていましたし、そのなかで前半ベンチで相手の動きとかを見ながら、どういったふうに動けば行けるのか見ていた。それもみんなが前半やってくれたおかげだと思うので、チームで取れた勝利だと思います。
（自身も久しぶりのゴールだと思うが、次に繋がるか？）
ほかにもシュートを打てるチャンスはありましたし、簡単なミスをしてしまうところもあったので、そういったところを直していかないといけないなと思いました。
MF25奥埜 博亮
（後半から入り、意識したことは？）
ビルドアップのときに真ん中で受けることができたら逆にサイドが空くと思いましたし、ゼ（ヒカルド）も上手い選手なのでしっかりボールを受けてくれる。練習でもタイミングが合うので、なるべく近い距離を取りながら2人でパス交換できればいいかなと思っていました。ボールに触ってリズムをつくる選手だと思いますし、ダブルボランチにして彼がボールを触る回数は増えたと思います。
（奥埜選手のポジショニングによって石橋瀬凪選手の仕掛けも出しやすくなっているように思うが？）
僕が試合に出るときはなるべく周りの選手の特徴を把握し、その特徴を活かせるように意識している。瀬凪はドリブルが得意なので、低い位置でボールを受けて仕掛けるよりは高い位置で受けるほうが相手にとって脅威になると思いますし、自分たちにとってもそのほうがプラスになる。なので、そういう場面をよりつくれるように意識しています。
MF6ゼ ヒカルド
（後半ダブルボランチにしたが？）
自分にとってはやりやすかったですし、いいペアを組めたと思います。前半の修正すべき点を修正し、後半はいいプレーができたのではないかと思います。
（ボールを奪うプレーが印象に残っているが手応えは？）
自分のポジションでは守備に対する集中力が大事だと思うので、それを今日は表現できたと思います。加えて攻撃に繋げるプレーも自分の役割だと思っている。それもできたのではないかと思います。
（長短のパスを使い分けていたが自分としてはどう振り返るか？）
全体的にはいい形で表現できたと思います。チームに貢献することをまずは意識していたので、これを機にもっとチームに貢献できるようにやっていきたいと思います。
DF47キム ミンテ
（ゲームを振り返って）
前半はハイプレスのところで全然取れず、チーム全体的に苦しんでいました。相手も上手かったので難しいところはあったんですけど、後ろでもっといろんな対応を試せたらよかったかなと思います。ミスも多かったので、僕がもう少し落ち着かせればよかったと思っています。
（ベルマーレで初ゴールをマークしたが？）
あれはどの選手も決められるので（笑）。でも2－0になったことで楽になったと思うので、やっと運が転がってきたとは思っています。
（GK真田幸太選手にはどんな声をかけたか？）
練習ですごくよかったので、自信を持ってやってくれと言っていましたし、幸太の声に従うからなんでも言ってくれと話していた。後半は正直もう少し繋ぎたいところもあったんですけど、幸太にとって（ベルマーレ）デビュー戦だし、僕が言った通りにやるより自分の考えや感覚でやってみたほうがあいつの今後のためにいいと思って、幸太の言う通りにプレーしました。身体能力とかすごくいいものを持っているし、今年はしっかりとした成長を感じるので、楽しみになってきました。
GK31真田 幸太
（ベルマーレでの初出場となったが？）
緊張しました。サッカー選手としての一歩目として、0に抑えて勝ててよかったと思うし、幸せなことだと思います。笑顔で楽しめた試合になりました。
（緊張がほどけた瞬間は？）
ファーストプレーが少しミスになってしまいましたが、セカンドプレーで普段通りのプレーができた。ゴールキックも安定して1本目を飛ばせたので、それがほどけたきっかけになったのかなと思います。
（高い位置まで飛び出してヘディングでクリアするシーンもあったが？）
チームとしてディフェンスラインの背後のケアはGKにも求められているので、準備して決断した結果あのプレーになったと思います。
（上福元直人選手からなにか声かけはあったか？）
お疲れさまと、ナイスと声をかけてもらいました。
（今後、試合に出場していくために課題は？）
つねに成長しようと思いながら取り組むことがいちばんのアピールになるし、そうすることでカミくん（上福元）を脅かすような存在になっていければと思います。
（前半難しい展開のなかで、なにを考えてプレーしていたか？）
難しいことを考えずにいつも通りのことをやろうと僕はつねに思っていて、そのうえでサッカーを楽しもうと思っているので、それを意識してプレーしていました。楽しかったです。
（サポーターから何度も幸太コールがあったが、どう受け止めていたか？）
自分の緊張をほぐしてくれるような声かけもあったので、頼もしかったし、楽しく試合に入ることができました。