ONLY ONE STORY

21 GK MAWATARI HIROKI

MY STORY

いちばんの理解者

いままでのシーズンのなかで、自分的には去年がいちばん充実したシーズンだったと思います。
出場機会は決して多かったとは言えないですけど、でもJ1の舞台で去年は2試合に先発し、ルヴァンカップも1試合に出場した。
なかなか試合に出られないなかで、とくにGKは結果が大事だと思っているので、出場した試合で結果を残せたことは個人的にも大きい1年だったかなと思います。

学生のときから足元やキックには自信を持ってプレーしてきて、札幌戦(第27節○1-0)ではGKから組み立てていく作業や飛ばしのボールなどビルドアップのところは通用したかなと思います。
一方で、川崎戦(第28節●0-2)のような失点を防げるようになったらもうひと段階レベルアップすると思う。振り返れば、ポジショニングやコーチングなど解決法はいろいろあったで、そういうところは練習でまた積み上げていきたい。

ほんとにGKは積み重ねが大事だと僕は思っています。小さいことも大きいことも、少しずつ積み重ねることが欠かせない。
1個いいプレーをしたからといって満足するのではなく、いいプレーができた理由もあれば、悪いプレーにも理由がある。
GKにしか分からないことばかりなので、だから「いまどうでしたか?」ってタケさん(油原丈著GKコーチ)に聞いたり、トミさん(富居大樹)に聞いたり、そうやってみんなでレベルを底上げし、試合に出ていない選手も出られるぐらいの力を付ければチーム力は上がるはず。
みんなライバルですけど、仲間であり、いちばんの理解者だと思っています。

MY ASPIRATION 2024

毎年、毎日、成長しようという想い

チームは入れ替わりが少ないぶん、去年からの積み上げがあるので、いい入りができれば今年はいいシーズンになるんじゃないかなと思っています。
僕は湘南3年目ですけど、毎年残留争いをしているので、それよりもっと順位を上げたい。ビッグクラブと争えるぐらいの力を付けて、残留争いをしないシーズンにしたいですね。

個人的な取り組みとしては、とくに変わることはないです。
チームのやるべきことはGKも同じくやるし、突き詰めることに限界はない。跳ぶ力などフィジカル面も大事だし、ポジショニングひとつで際どいボールに届くか届かないかも変わってくる。言い出すとキリがありません。
レベルアップは永遠の課題なので、ビルドアップもシュートストップもハイボールも、GKとして毎年、毎日、成長しようという想いでやっています。

ルヴァンカップを含めて去年は3試合に出場したので、今年は去年以上の数字を残したいですね。もちろん(ソン)ボムグンもトミさんも、新しく入った真田(幸太)もいますが、押しのけるぐらいの気持ちを持たなければいけない。
今年は出たら攣らないようにしたいですね(笑)。でも勝てるGKがいいGKだと思うので、もし攣ってしまったとしても、勝ってチームの力になれればいいと思っています。