ONLY ONE STORY

10 MF YAMADA NAOKI

MY STORY

日々の練習は裏切らない

キャンプで抱いた感触とシーズンの結果がここまで乖離したのは初めてだった。去年はそういう感覚が強い1年でした。
開幕戦はキャンプで感じた手応えのまま結果を残せたけど、その後なかなか勝てなくなってしまった。
智さんも選手もとくになにも変えていないはずなのに結果を出せなくなってしまったところに、サッカーの難しさを感じました。

振り返ると、僕の感覚的には、去年はいい試合と悪い試合の波が大きかったように思います。人間はよくないときのほうがへこむので、右肩下がりに自信を失ってしまったところがあったと思う。
反面、日々の練習は裏切らないとあらためて感じました。智さんは芯がブレないし、選手が手を抜いて練習することもない。
シーズンが始まる前から終わるまで、うちはつねに1日1日を大事に練習している。そこはどこにも負けないと思っています。

個人的には、途中出場が多かったなかで、勝っている展開から引き分けや負けにしてしまう試合が多かった。
先発したときも、途中から入ったときも、自分のよさを出してチームを改善する役割があると思っているので、多くの勝利に関われなかったことはすごく悔しい。
またシーズン終盤に怪我をしてしまい、アウェイ横浜FC戦に勝ってみんなが喜びに沸いているときに、あの輪に入れなかったことも悔しかった。
去年はそういう記憶の色濃い1年でした。

MY ASPIRATION 2024

1年を通して笑顔で過ごせるようなシーズンに

今年もいつもと変わらずいい雰囲気でやっています。みんな真面目だし、僕自身、成長できるチャンスだと思っている。
学びは尽きないし、この歳になっても叱ってくれるのは監督と嫁さんぐらいですかね(笑)。ほんとにありがたいです。

個人的な数字はとくに決めてないですね。自分の力を信じ、持てるものを発揮して、チームの勝利に貢献したい。それしか考えていません。

まだ公式戦を戦っていないから、J1のなかで自分たちがいまどの位置にいるか分からないけど、去年よりいい順位に行けると僕は確信しているし、うまくかみ合えばさらに上位も狙っていけると思っています。
今年は智さんの目指すサッカーにプラスして安定感をもたらすような取り組みもしているから、手堅い試合も増やしていけるのではないかと思う。
僕ら自身、シーズンが始まるのが楽しみだし、皆さんにも楽しみにしておいてもらえたらと思います。

今年プロ16年目を迎えます。湘南と浦和の2チームだけで16年目をやらせてもらえることに、ほんとに感謝しています。まだまだ頑張ります。

毎年一緒ですけど、1年を通して笑っていられるシーズンにしたいですね。最後だけ笑うのではなく、1年を通して笑顔で過ごせるようなシーズンに今年こそしたいです。