ONLY ONE STORY

8 DF OHNO KAZUNARI

MY STORY

湘南のサッカーに鍛えられている

前半戦はあまり試合に出られなかった昨季ですが、出場していない選手が練習から盛り上げて試合に絡むようになっていけば、チームは強くなると思っていたし、僕自身ギラギラしたいと思っていた。
だから試合のメンバーから外れても、練習から積極的に声を出して、やるべきことをやった。それが出場に繋がるかは分からないけど、信じてやるだけだと思っていました。

もちろん試合に出られなければ悔しい。逆に、悔しいと思わなくなったら終わりだと思っている。34歳になりましたけど、スピードは変わらないし、衰えもまったく感じていない。それは湘南のサッカーに鍛えられているからだと思っています。

去年の勝てなかった時期を振り返ると、みんなが自信を失い、迷いが生じて、チームとしてやるべきことが疎かになっていたのかなと思います。
でもシーズン終盤はより勝つことにフォーカスし、粘り強さも出てきた。勝ちに繋がる試合も増え、手応えを感じるようになっていました。
苦しい状況から立て直した去年の成功体験は今年にも活きると思うし、活かさなければいけないと思っています。

MY ASPIRATION 2024

負けたら俺のせい

チームとして去年からのプラスアルファが求められるなかで、今季新たに加入したルキアンは身体が強く、前線で頑張ってくれて、一瞬のスピードが速い。(鈴木)雄斗もサイドからいいボールを供給してくれるし、経験があって戦術理解度も高い。彼らのよさが出ればまた少し違うサッカーができるのかなと思います。

シーズンを思うと先は長いけど、今年のスローガンのように、1試合1試合みんなで持てる力を出し切って、その結果としていい順位で終われたらいいなと思います。
もちろん、これまでもみんな必死にやってきたし、僕もやっているけど、湘南は全員で守り全員で攻めるチームだからこそ、そういう気持ちと想いが大事だと思う。長い目で先を見るより、目の前の1試合に懸けたいなと思います。

僕自身もスタンスは同じです。先を見ずに、毎試合これが最後だと思って戦っているし、それぐらい1試合に懸けている。そうやって自分にプレッシャーをかけてプレーするほうがいいなって思うし、そのメンタリティのほうがいまの自分には合っていると思います。
年齢的にも、立ち位置としても、つねに自分は崖っぷちとか土俵際だと思ってやっている。チームが負けても自分はいいプレーをした、というような感覚はなくて、負けたら俺のせいだと思っているし、勝ったら自分のおかげだと思うぐらいの、ここ数年はそういうメンタリティで臨んでいます。

サッカー選手である以上、試合に出て勝ちたい。毎年そうだけど、目標は「試合に出て勝つ」、それに尽きます。