監督・選手コメント

2023J1リーグ第26節 湘南vs鹿島戦 試合後監督・選手コメント

監督コメント

山口監督 総括
山口監督

立ち上がりのキックオフから後ろで受けてしまったという部分があって、失点をしたところも中央で何人かかわされてしまった。そういうところを無くそうとして取り組んできた分、もったいなかったと思います。
ただ戦い方としてはそのあと含めてファイトしていた部分もありましたし、攻撃もシンプルに相手の背後を狙うところはやってくれたと思います。
得点もゴールへ向かい続けた中で生まれたものでしたし、戦い方としてはよくやってくれたという部分と最後のところ含めて際のところは甘かったなという点に尽きると思います。

山口監督 質疑応答

- 鈴木章斗選手が2試合続けて得点を決めたが評価は?

よくやってくれていると思いますし、元々そういう能力がある選手なので、身体はきつかったと思いますけれどもよく得点を決めてくれたという点と、もう1本決定機を外してしまっているので貪欲にそういう部分は狙ってほしいと思います。非常によくやってくれていると思います。

- 岩政監督が湘南の戦いに付き合わされてしまったと言っていたが、今日はいつもとは少し変えた部分があったか?

岩政監督がどう思われてそう話されたのかは分からないですけれども、自分たちがまずやらないといけないのはゴールへ向かう姿勢をもっと出そうというところでした。多少シンプルに相手のサイドバックの背後に入れて相手のセンターバックを引っ張り出していきたいという話をしながら、多少アバウトな部分は出たと思いますけれども、その前向きさをまず出したかった。
守備でもそこから行きたいというのがあったので、自分たちの狙いとしてはありました。
ただファイトするところが多くなる試合というのも分かっていましたし、長いボールが増えてくるというのも分かっていました。
相手が僕らに合わせてくれていたというのは分からないですけど、自分たちはそういった明確なものを持って臨んだ試合ではあります。

- 1失点目の場面ではボールに行けてなかったが?

基本的な考え方としては中央を通させないことというのは徹底しているつもりですけれども、今日は相手に運ばれる場面がたくさんあってそこにどう対応するのかというところが出てしまったかなと。
すごく難しいんですけれども、あまりサッカーではあり得ない失点の仕方だと思いますし、その辺の甘さはキックオフのバックパスから出ているんじゃないかと思うので、もちろん個人の対応ところで、チームとして徹底しているところをもう一つ上げていかないといけないと思います。この反省から学ばないといけないところがまたひとつ出たのかなと思います。

- 次の試合まで少し期間が空くが、どんな期間にしたいか?

とにかく結果を出さないといけないという状況なので、それを受けとめてどう日々を過ごすのかだということは話をしました。
どういうプランというのはまだはっきりとは決めきれてはいないですけど、やらなければいけないことはありますし、やり続けなければいけないこともあります。
そこにどう立ち向かっていくかというところを身体の回復を含めやっていければと思います。
少しラフですけど、戦うという部分はベースにしているところは必要なのかなと思いますし、そのなかで繊細さや相手を見て判断してやれればと思います。

選手コメント

FW29鈴木 章斗
鈴木 章斗

リーグ戦でなかなかメンバーにも入れない時もあったので、その悔しさがあって天皇杯で得点を決めることができて、今回スタメンで使ってもらえた。チームの状況もそうですし個人としてもやらなければいけない状況だったので、得点で結果で示すしかないと思っていました。それが結果に繋がったのでよかったと思います。

(得点後は喜びを爆発させていたが?)
その前に決定機があった中で外してしまったので、ここで自分が決めないと相手の流れのまま行ってしまうという気持ちがありました。ボールを受けたときからゴールしか考えていなくて、それが結果に繋がったかなと思います。

(直前に外した決定機も相手のキーパーを見て冷静に浮かしていた。ゴール前での落ち着きが増しているように感じるが?)
相手のディフェンダーからするとあそこで余裕を持ってやられるというのが嫌だと思うので、相手の嫌なことをするというのが大事かなというのを最近感じていました。あそこで時間を作るというのが大事かなと思い、あのプレーになりました。

(得点を決めたプレーも落ち着いていたが、あの場面を振り返って)
まず大雅くん(畑選手)がボールを奪ってボールを受けたときから、自分でシュートを打つとしか考えていなかったので、あとはどこを狙うのかというのを考えて相手の股下を狙いました。それが入ったのでよかったです。

(今日の勝点1という結果をどう受け止めているか?)
内容的には悪くはなかったと思います。最後のところで身体を張ってはいるんですけどVARもあって残念な結果になってしまった。ただこれをやり続けて最後で身体を張るというところをやっていくしかないと思います。
今日の試合をプラスに考えたいと思います。

DF2杉岡 大暉
杉岡 大暉

(前期は累積で出場ができなかったが、古巣との対戦はどんな気持ちだったか?)
鹿島ではうまくいかなかったですけど、鹿島に行ったことを後悔したことはないですし、今までやってきたことを表現しようと思って臨みました。やはり特別な感情にはなりました。

(大橋選手の得点の起点になるくさびのパスを入れていたが、杉岡選手らしさが出たと思うが?)
かなり鹿島が激しくきていた中で、ひとつ裏返していいところが空いていたので、そこに走りこむことができて大陽(平岡選手)からも良いパスをもらえた。
少しギリギリなってしまいましたけど、良いところに康介くん(小野瀬選手)がいたのでそこに良いボールを出せたのはよかったと思います。

(最後追いつかれ勝点2を落とした形だがどう受け止めているか?)
本当に悔しいです。最後ああいう判定になりましたけど、危険な場面も作られてはいましたけど、逆に3点目を取るチャンスは確実にありましたし、そういうところで決めきれなかったことが全てだと思います。

(中盤辺りは押し込めていたが立ち上がり押し込まれていたのと何が違ったのか?)
そもそもで球際とかセカンドボールで勝てるようになってきたことが大きいと思います。
少し忘れかけていたバトルのところは鹿島のあの強さがあってこそですけど、自分たちも引き出されたのかなと思います。
そこは絶対に見失ってはいけないところだったので、そこで自分たちが強さを出せるというのを見つけられたいいきっかけになればいいなと思います。
激しいバトルで押し込んでいくのは、そこは間違いなくベースとしてやらなきゃいけないということに気づかされましたし、そこで優位を取らないといけないと思うので、この基準を崩さずにやっていきたいと思います。

(チームがよくなっていると感じる部分はあるか?)
球際部分で選手同士指摘する声が出ていますし、まずは戦うという姿勢が今日は出ていたので、そこはもっと引き出してやっていかないといけないと思います。
プレーの質やプレーの成功や失敗に対して目がいきがちでしたけど、ベースの部分は変えてはいけないと思いますし、そこは今後も求めていかないといけないと思います。

DF6岡本 拓也
岡本 拓也

(前半20分過ぎくらいからプレーがはまり始めた感じがしたが?)
最初少し相手のロングボールとセカンドの回収のところで面食らってしまうところはあったと思うんですけど、そこは割り切ってバトルに挑んでいくというメンタルにみんななったと思います。そこからはしっかり戦えていたと思います。
ひっくり返して2点取ることができたので、戦い方としてはよかったんじゃないかなと思います。

(後半の展開を考えるともう1点あればという感じもするが?)
それはもちろんそうですけど、最後守りきることが大事だったので自分の責任はありますし、あそこでしっかり守れるようにしなければいけないと思います。

(久しぶりに逆転したが?)
失点をしてからみんなエネルギーを出して戦えていたので、この戦いを続けていければ絶対に大丈夫だと思いますし、みんなの気持ちが下を向かなかったので、そのメンタリティがこれから大事になってくると思います。

(立ち上がりのところが悔やまれるか?)
キックオフの始め方でみんなのイメージが合わなくて、そこからセットプレーで押し込まれる展開になってしまった。ただ、みんなで声を掛け合っていましたし、このバトルに挑むぞというメンタリティになったのが大きいと思います。

(鈴木章斗選手が得点を決めて若い選手の頑張りがチームを底上げすると思うが、ベテラン選手立場から若い選手の頑張りはどうか?)
彼らに能力があるのは分かっていますし、それを発揮しやすくするのが僕たちの仕事だと思うので、そこの安心感を与えてあげられるようにポジティブな声掛けをして、伸び伸びやってもらうというのが大事だと思います。湘南にはそれが染みついていると思うのでどんどん前向きなプレーをしてほしいと思います。

MF19福田 翔生
福田 翔生

流れを変えようと得点を決めることを考えていました。ただ外してしまったのでそこに尽きます。

(抜け出しのところなど身体のコンディションは良さそうに見えるが?)
段々と上がってきています。途中からの出場はスタメンに比べたら試合に入りづらいですけど身体のキレは良いと思います。

(湘南は前からプレスをかけるが、福田選手はすんなり入れていると思うが?)
守備のところは理解はできていると思いますし、身体の面でもついてきていると思います。

(攻守でやれる手応えは?)
手応えは自分自身はすごくありますし、最後の決めるところでもっとリラックスして打てれば良かったなと思いました。本当にそこに尽きます。悔しいです。

MF5田中 聡
田中 聡

先制されましたが、みんな焦ってはいなかったのでそのあと前からプレスもいけていましたし、チーム全体としてやることがはっきりとしていたので、ああいう形で逆転できたのはよかったと思います。ただ、最後にやられてしまっては意味がないので詰めが甘かったと感じています。

(最後のPKによる失点はもったいなかったが?)
あそこだけを切り取ってみるとそういう感じですけど、そうなってしまった場面はサイドからフリーでクロスを上げられていたので、そういうところも改善していかないといけないと思います。

(残り試合が少なくなるなかで、勝点1は取れたが?)
勝点3を取らないといけない試合でしたし、これからもこういう試合が続くと思います。すごく悔しいですし、チーム全員のパフォーマンスも上がっているなかで自分的にはあまりよくないので、もっと引き締めてやっていきたいと思います。

(序盤押し込まれて先制されたが、大橋選手の得点でチーム全体が息を吹き返した。気持ちの浮き沈みはあったか?)
みんなのメンタルはよく分からないですけど、自分としては全然落ち着いてやれていました。でもそのなかでも今日はいっぱいミスをしてしまい全然ダメだった。メンタルはミスをしても引きずらないようになってきたんですけど、根本的な技術的なところというのはまだまだ全然足りないですしそこはもっと練習していきたいと思います。

(次の試合まで少し間が空くがどんなところ改善していきたいか?)
個人的には最近全然身体が動いていないですし、チームに貢献ができていないのでもっと身体の準備をしていきたいです。
おーちゃん(大橋選手)や章斗(鈴木選手)が得点を決めているなかで自分も目に見える結果でチーム貢献したいと思っているので、得点やアシストというのを残りの試合でできるようにしていきたいです。