馬入日記

【馬入日記:7月14日】清水より完全移籍!ディサロ燦シルヴァーノ選手インタビュー

清水エスパルスよりディサロ燦シルヴァーノ選手が完全移籍により加入しました。
昨日の朝リリースされましたが、昨日の午後にはチームに合流しトレーニングを共にしました。

今回、他クラブからもオファーがあったようですが、「そんなに長い時間悩むことはなく決断しました」ということ。決め手となったのは…
「まず僕をFWで使ってくれるというオファーでしたし湘南のサッカーを見ていても自分がフィットできるという自信もありました。このチームのために活躍できると思えたのが理由です」と。

今シーズンもルヴァンカップで対戦していますが、ベルマーレのイメージについては。

「守備では人に強くいくスタイルで、攻撃は全員でハードワークしながら前進していってチーム全員で繋いでいくという印象を持っていて、僕が好きな形かなと思っています。まだ細かいところを言われているわけではないので、僕が試合を見た感じで、自分がここに入ったらこうプレーするというイメージをしただけなんですけど、細かいところは実際にやってみて、試合に出られる時期までにしっかり詰めていきたいと思います」

キャリアとしては、三菱養和SCユースから法政大学へ進み、2019年に北九州でプロデビュー。2020年には35試合で18得点を挙げる活躍をしました。ご存知のとおり、この時に町野修斗選手と一緒にプレーし、二人でゴールを量産していました。2021年に清水へ移籍し2022年の途中には山形へ期限付き移籍。山形でも半年間で8得点を挙げる活躍で存在感を示しました。

「清水ではなかなか試合に絡めないこともありましたし、自分の本来のプレースタイルを発揮するポジションではないところで試合に出ざるを得ないチーム状況だったこともありますが、苦しんではいたのでいろんな人に相談しながらやっていました。移籍することが決まって、チームメイトは応援してくれて気持ちよく送り出してくれました。寂しい部分もありましたけど、やっぱり試合に出てこそ選手だと思うので決断をしました」

ボックス内での勝負には、人一倍のこだわりがあります。

「そこが僕の一番のストロングポイントだと思っています。ゴール前でのアイデアや迫力で勝負してきたので、湘南でもそこで勝負していきたいと思います」

その強みはベルマーレでも必要とされる部分です。

「湘南にはサイドからのクロスだったり、1本のロングボール、背後へのパスを出せる選手がいますし、小野瀬選手、おーちゃん(大橋選手)、山田選手などそういった選手とコミュニケーションをとりながらやっていきたいと思っています。自分はストロングを活かしてもらう側なので、自分のプレースタイルを把握してもらって、活かしてもらえるように、そして僕もそのパスを引き出せるようにして得点に絡みたいです」

町野選手もディサロ選手のことをずっと気にかけていた様子。

「相談はしてないですけど、マチとは仲が良かったのでずっと連絡は取っていて、どういうチームなのかとか雰囲気とかを聞いていました。まだ分からないよって言ってるのに、2日に1回くらい“決まりましたか?”って連絡がきてしつこかったんですけど(笑)。なんの運命か、自分がここに導かれる形になって面白いなと思っています」

町野選手の活躍も刺激になったようです。

「もちろんずっと見ていました。マチが代表に選ばれたときは素直にすごいなと思いましたし、自分もその舞台に立ちたいと思いました」

大成したいという思いも強いですか?と聞かれると…

「ポジション的にも、自分が活躍することがチームを勝たせることに直結すると思っています。でも大成したいから活躍するというよりは、チームのために活躍した結果、上への道に繋がると思うのでまずはチームのために働きたい。そのためにゴールを取りたいと思います」

ちなみにニックネームの「レレ」はイタリア人のお父さんがイタリア名のシルヴァーノは長いから、と呼びやすいニックネームを考えてくれ、小さい頃からずっと呼ばれているそうです。

「サポーターの皆さんにも、”レレ”と呼び捨てで呼んでもらってフレンドリーに接してもらえたら嬉しいです」とのことでした。

囲み取材をしていたメディアの方も、終了後に「本当にナイスガイだね」と口々に話していました。
フレンドリー且つ、今回の移籍の決意やサッカーへ真摯な思いを感じました。これからの活躍が楽しみです!