馬入日記

【馬入日記:4月14日】明日はホームで横浜F・マリノス戦!石原広教選手インタビュー

明日はホームに横浜F・マリノスを迎えての神奈川ダービーです!
いい内容の試合が続いていますが、前節のFC東京戦は勝ち切れなかったという現実もある中、なんとしても勝利を掴みたい重要な一戦です。

今日は石原広教選手に話を聞きました。
まずは現在の自分たちの立ち位置について。
順位表を見ると、勝点9で7位につけています。得点数では15得点でJ1リーグトップの数字を挙げています。(マリノスは次点で13得点)

「ベルマーレというクラブはずっと決定力不足と言われてきましたけど、J1で得点数が現状1位というのは、過去を思うと誰も予想できなかったと思います。それが今できている要因としては、智さん(山口監督)からいつも言われている準備のところだったり、ゴールに向かう質が上がっていることが大きいと思います。攻撃をしている時に”選択肢が多い”というのを感じますが、距離感だったり選手の立ち位置がいいから選択肢が多くある状態。選ぶ時にも迷うというより、最善の選択が勝手にとれるようになっていると思います。それは、練習の中で常に“どこに向かうのか”を意識しているからだと思うし、勝手に身体が反応して動くというのは日頃の練習の成果かなと思います」

もともと得意なショートカウンターや速い攻撃は保ちつつ、ボールを繋いで多くの選手が関わって攻撃する回数も増えています。

「練習からやってることを試合で出せていると思います。練習の中でもその感覚がすごくいいですし、前向きにプレーできていると思います。試合中に課題が出ることもありますが、そのプレーはどこに向かっているのかということを、細かいことでも毎回言ってもらえるので改善しやすい。自陣深くにいても、敵陣にいても、ゴールを目指すという意識がある中での選択なので迷いはないですね」

最近では多彩な攻撃や中盤でのパスワークに目が奪われることも多くあります。

「以前はボールを奪ってからのアイデアが少なくて、どうすればいいのか分からないという状態もあったと思います。シンプルにゴールに向かうということが多かったですが、今は周りを使って3人目4人目が流動的に動いてゴールに向かえるようになっているので、そこの違いはあるのかなと。関わる人数が違うと思います。また、敵陣でサッカーができる時間が増えてボールを保持する時間も増えているので、攻撃の時に使える体力が残っている。今までなら守備で疲れ、ボールも持てないから足がパンパンになった状態でゴール前にいるという感じだったけど、今はボールも持てるので体力面でも有利に立てているのかなと。そこは大きいところだと思います」

言わずもがな、明日対戦する横浜F・マリノスは攻撃のクオリティの高いチーム。互いに攻撃的でアグレッシブな戦いとなりそうです。

「ミーティングでも智さんはいまの自分たちならマリノス相手でも同等以上にやれるし勝ちをとれる、と言っていて、それは選手たちみんなも思っています。チーム全体が自信をもっていい雰囲気でやれているので、今までやってきたことを出せればと思います。みんな自信はあると思います」

一方で守備については反省すべき点も多くあります。

「攻撃は数字にも出ているようにいい形が作れているんですけど、守備については本当にみんなが課題として捉えています。そこのバランスとして、攻撃攻撃とならないように、守備の時も身体を張るところだったり、距離感を保ってコンパクトにするところだったり、攻撃の時も守備のことを頭に置きながらやらなければいけない。守備もこれまで積み上げてきたものがあるので、そこの感覚をしっかり取り戻せれば、得点も取れて失点も少なくできると思う。みんなで話し合って、見つめ直してやっていけたらと思っています」

「5位以上」と監督をはじめ選手たちがいつも力強く口にしています。

「あのルヴァンで優勝した年よりもずっと手応えがあるし、もっと上を狙っていけると思っています。マリノス相手にどういう戦いができるかは今年自分たちが上にいけるかどうかの試石金になる試合だと思っています。王者相手に同等以上の戦いをすることで、自分たちが目指すものを示したい。マリノス戦、絶対に勝ちたいと思います」

石原選手のプレーに胸が熱くなるというサポーターの皆さんも多いことでしょう。
常にチームのことを考えてプレーし”勝たせたい”という気持ちがプレーに表れています。
いよいよ明日、神奈川ダービー。雨の予報ではありますが…雨を吹き飛ばすほどの熱戦となること間違いなし。ぜひスタジアムで共に戦って下さい!