ONLY ONE STORY

32 DF MATSUMURA SERE

MY STORY

サッカーノートに悔しさを書き留めて

プロ1年目の昨年は、自分が思い描いていたものとはまったく違いました。ひとつは怪我で、ふくらはぎを怪我して戦列を離れ、復帰したその日に今度は膝を痛めてしまった。結局2カ月近く離脱しましたし、なにより、シーズンを通して試合にほとんど絡めなかったので、悔しい1年になりました。

そんななか、短い時間ですが、ルヴァンカップFC東京戦とJ1広島戦に途中出場しました。どちらも負けている状況で出場し、得点に絡むことができなかったのでもちろんよくはないのですが、FC東京戦ではプレーを通して少し自信が付きましたし、やれるという実感も湧きました。

苦しかった時期は、そうですね……自分は高校の頃からサッカーノートをつけていて、プレーのことはもちろん、悔しかったことやそのときの気持ちを忘れないように書くようにしています。そのときに感じた悔しさを来年は絶対晴らすんだという気持ちで毎回書いているので、そうやってサッカーノートをつけることが自分のバネに繋がっているところはあると思います。

練習のことはほぼ毎日書いていて、公式戦のときもゲームを観て感じたことを書き留めるようにしています。ノート1冊が終わるのにだいたい1カ月ぐらい、1年で10冊近くになっていました。1冊終わるときにひと通り見て振り返ったり、その日のことを書き終えたときや時間があるときにパラパラと見返したりしています。

MY ASPIRATION 2023

勝負の年

自分のなかで、今年は公式戦15試合出場を最低ラインの目標としています。得点やアシストの部分でも絡めていけたらと思っています。

去年リーグ戦とルヴァンカップに出た際はウイングバックでプレーしましたが、基本的にはセンターバックを任されています。そのうえで、(杉岡)大暉くんのプレーはずっと見ていますね。守備のときの立ち位置だったり、攻撃参加の部分もすごくお手本にしています。

3バックの左だけでなく、真ん中にもチャレンジしています。昨シーズンの終盤に向かうにつれてプレーの感触はよくなっていきましたし、自信も付いてきたので、今年こそはという強い意志があります。

今年は試合に絡んで納得のいくシーズンにしたいですね。自分にとって勝負の年だと思っているし、試合を前提に考えられる日常にしていきたいと思っています。