ONLY ONE STORY

28 DF YOSHIDA ARATA

MY STORY

左足のキックは小学生の頃から武器

小4のときに柏のアカデミーに入り、高3まで9年間お世話になりました。当時はボールボーイもやっていたので、茨田(陽生)選手のプレーは目の前で見ていましたし、鹿児島キャンプでは同部屋だったのでびっくりしました(笑)。

レイソルでは、ピッチ内だけでなく、ピッチ外のところも指導されました。パスやコントロールなど技術面はもちろん、人間性の部分もすごく成長したと感じています。

最初はFWをやっていましたが、レイソルに入って左サイドハーフになり、中学からサイドバックでプレーするようになりました。左足のキックは小学生の頃から武器にしていましたね。(中村)俊輔さんのプレー集を見て、どういうふうに蹴っているのかを学んだり、いろんな選手の良いところを盗むという感じでした。運動量やタフさの面では長友(佑都)選手をずっと参考にしています。

レイソルではトップチームに上がれませんでした。それは正直すごく悔しかったですね。大学を経て、もう1回レイソルに帰りたいという気持ちもありました。

立正大学では、キックを磨きながら、運動量や球際、対人の部分を強化しました。また立正大にはサッカー選手を引退したあとも社会で活躍できる人材をつくるという考えがあり、レイソルと同じように、サッカー面はもちろん人間性の部分でも学ばせてもらいました。

MY ASPIRATION 2023

毎日学んでいる

ベルマーレに練習参加したのは去年の10月でした。3月に行なわれたデンソーカップで関東選抜Aチームに入り、そこでのプレーが評価されて夏に練習に呼んでもらうことになったんですけど、長期離脱の怪我をしてしまった。でもクラブは待ってくれて、怪我が治ってから練習と練習試合に参加してオファーをいただきました。

オファーは率直にうれしかったです。去年は怪我が多く、チームメイトの進路が決まっていくなかで自分はなかなか決まらず、すごく不安や焦りがありました。しかも怪我をしたのが5月という、いちばん大事な時期で、そこから3カ月ぐらいプレーできなかったので、オファーをもらったときはホッとして体の力が全部抜けてしまいました。

いまは毎日が楽しいですね。毎日学んでいます。プレーするうえではもちろんミスも起こりますが、そういうときに学べる部分が多く、自分のプラスになると感じています。まだまだ足りない部分は多いですけど、いろんな選手に話を聞いて修正しつつ、自分のよさを出していければと思っています。

1年目ですが、試合に絡んで、5アシストしたいですね。自分のキックで得点やアシストをたくさんできればと思っていますし、フリーキックも狙っていきたいです。

去年は怪我が多く、公式戦に8試合ぐらいしか出られず苦しい1年を過ごしました。今年は怪我なくシーズンを過ごしつつ、大卒1年目のルーキーとして試合に出て活躍したいと思っています。