ONLY ONE STORY

16 DF YAMAMOTO SHUTO

MY STORY

まだまだ成長できると感じられた

昨シーズンを振り返ると、智さん(山口監督)のもとで一昨年、半年間の積み上げがあって、チームとして“いけるな”という手応えがあった中スタートしました。ただ開幕からなかなか勝てず最初は本当にもどかしい気持ちでした。
負けを重ねてしまいましたが、うまくいかなかった時も、自分たちのやろうとしていることははっきりとしていましたし、智さんも明確に示してくれていました。
シーズン途中から徐々に自分たちのサッカーが形になってきた。最後は自分たちのやりたいサッカーというのを体現できたと思うし、みんなもそれを感じていたと思います。

最初に勝利を得られたのはアウェイのガンバ大阪戦でしたが、みんなが勝利への思いが強い中で、試合の最後に一勝を掴み取る得点が決めることができて、まずは本当に一歩という感じでしたけど、大事な得点だったかなと思います。

昨年は継続してやり続けることの大切さを感じた一年でもありました。
チームとして苦しい時もありましたけど、そういう時でもやるべきことは変わらないですし、自分たちの目指すところというのは変わらなかった。
連敗をしてしまうとオフ明けというのは重い空気になりがちですけど、そういった時でもいつもと変わらずやり続けるということは、みんな分かっていたと思います。
そこを続けて、少しずつですけど勝ちが拾えたり、負けそうな試合を引き分けに持ち込めたり、勝点を積み重ねることによって自信もついていきました。
“やれるな”という感覚を自分たちの中で持つことに繋がったと思います。

個人としては、29節のアウェイ清水戦でケガ人が出たことで、急きょ真ん中で出ることになりましたけど、練習でもほぼやったことのないポジションだったので全く想定外でした。
智さんから真ん中と言われた時は「はい」と言いつつも、「真ん中?!」という感じでした(笑)
でもチーム状況的にも負けていたので、そんなことも言っていられないですし、まずは1点奪いにいくんだという気持ちのほうが強かったです。

そこからラスト7試合くらい真ん中でプレーすることになり、この歳でまだまだ自分は成長できるんだと感じることができました。まさか新しいポジションをやるとは思わなかったですけど、でもやってみたら面白さを感じ、自分にもまだまだ伸びしろがあるなと感じられた出来事でした。

MY ASPIRATION 2023

練習でこそ

今季、チームとしては5位以上という目標があるので、開幕からスタートダッシュできるように、いま取り組んでいます。
個人としてもチームとしてもやらなければいけないことがあるし、新加入選手の強みをもっと知って、自分のことも知ってもらって、よりチーム力を上げていけるようにしていきたい。
去年のベースがあることは自分たちの強みだと思っています。もちろん質というのはまだまだ上げていかないといけないところなので、しっかり突き詰めていきたい。
質というのは、普段の練習からしか上げることはできないと思うので、そこにこだわって日々の練習に取り組みたいと思います。

個人としてはケガをせず、その管理という部分もしっかりとしながら少しでも自分の経験を活かしてチームの力になっていきたい。

智さんはとても緻密ですけど、細かく言ってくれるので選手たちの意識に擦りこまれていると思います。
みんなのベースが間違いなく上がっていると思うので、普段の練習で身についたものが出せているのかなと思います。本当に練習での準備が全てだと思っています。