ONLY ONE STORY

6 DF OKAMOTO TAKUYA

MY STORY

こんなに楽しめたのは初めて

結果だけを見たら、去年は湘南に来ていちばん試合に出なかったシーズンでした。過密日程で怪我もあり、悔しさや不甲斐なさを素直に感じました。

ただ、復帰後はセンターバックにポジションが変わり、新しい自分が見えたし、ポジティブな面も多かったと思っています。昔やっていたポジションに戻ったことで、「こんなことができるようになっているんだ」と、違うものが多く見えて自分の成長を感じました。

具体的にはビルドアップでの関わりや、ボールをどこにどうやって運んでいくか、自分のなかで整理された感覚があったし、相手を見ながら判断を変えたり、選んだり、「こんなにできるんだ」と自分のなかで驚きがあった。後ろのポジションでボールを持ったときにこんなに楽しめたのは初めてぐらいの感覚でした。(山口)智さんがつねに言うように、ボールが来る前の準備をしっかりすることでいろんなものをチョイスできるようになっているのかなと思います。味方の動きも整理されて選択肢が多いし、チームとしての成長も感じた。守備についても、味方と連係しながら守ることが昔よりうまくできているのかなと思います。

5位以内という高い目標に本気で挑んだからこそ見えたものがあるし、測れたものもあると思う。自分たちにとって新しいステージを目指した昨シーズンのチャレンジは、今年にまた活きると思います。

MY ASPIRATION 2023

リベンジのシーズンに

積み上げてきているものは確実にあると思うし、メンバーも去年から大きく変わっていません。始まってみないと分からない部分はありますけど、スタートが非常に楽しみですし、開幕からうまく入れれば面白いシーズンになるのではないかと思います。

5位以内に向けて、得点のところはもちろんですが、去年を振り返ってみると、勝てない時期は大量失点で負けたり、自分たちで試合を壊したりしてしまうゲームが多かったと思います。ムラがあると上には行けないので、ベースをしっかり保ちながら自分たちの力をコンスタントに出して戦っていくことが重要かなと思います。

怪我から復帰して感じたのは、失点したときやうまくいかないときに、悪い流れを断ち切るようなプレーや声かけが足りないこと。僕がとくに意識したのはその部分で、よくないときこそポジティブな声を出していくのは自分がいちばんやれることだし、そういうところでチームを引っ張っていけたらと思います。

チームとしても個人としても去年のリベンジのシーズンにしたいし、チームがうまく回るためのひとつの歯車になれればいいなと思う。自分がいるからチームがうまく回っていると観ている方に思ってもらえるようなシーズンにしたいなと思います。