監督・選手コメント

2022J1リーグ第25節 横浜FMvs湘南戦 試合後監督・選手コメント

監督コメント

山口監督 総括
山口監督

何もないゲームになってしまいました。
結果もそうですけど、選手のマインドであったり姿勢であったり、考え方のところが今日はすごく気になったので、そういう意味で何もないゲームになったと思います。
一生懸命やってくれたとは思うんですけれど、それは自分が混乱させたかもしれないですし、自分が選んでピッチに立たせているわけなので、自分と選手とお互いどういうことが起きているのかというのをもっともっと受け止めてやらないといけないと思います。

山口監督 質疑応答

- 先制された場面が舘選手のミスからだと思うが、その後の交代では攻撃の選手が投入された。舘選手を信頼して起用した部分に関しては?

どの選手を選ぶ時も良い時のイメージがありますし、もっている最大値を期待して出していますが、今日は舘に関して言えば3分の1くらいしか出せていなかった。なぜ出せなかったんだろうというところと、選んだ自分の問題でもあります。
なぜそれが起きたのかというのは日頃の声掛けであったり、練習のなかで要求していることが試合で出せなければ意味がないので、なぜなのかというところは自分も考えながらやっていかないといけないと思います。
大きな犠牲を払って選んでいますし、その責任はピッチに立つ選手には持ってほしいという話はしました。選んであげられなかった選手の分もやってほしいという気持ちは僕自身強いので、選んでいる以上はそれを求めますし、厳しいことも言います。舘だけではないですけど、今日に関しては残念です。

- 次の試合まで間隔が短いがこの後チームをどう立て直していくか?

立て直すというよりも、反骨心というのを出したいと思いますし、それを出せる選手を選びたいと思います。
2日で何ができるかというのは、限られている中ですが本当に自分たちができるものを表現しないといけない。常に選手にも要求している中で、自分自身も試合への持っていき方だったり声掛けであったりというのをもう1回考えて、アウェイで中2日での厳しい戦いになりますけど、そういう話も選手にはしたのである意味開き直るところも必要ですし、前向きに行くしかないと思っています。

選手コメント

MF44中野 嘉大
中野 嘉大

(中野選手の左サイドから攻めていた印象があるが?)
前半の最初のほうは何回か仕掛ける場面やシュートを打つチャンスもあったんですけど、そこで自分が結果を出せなかったところがまず反省点として一つあります。
それとなかなかチームの中でボールを持つことを怖がったというか、裏にボールを蹴るにしても繋ぐ意思がなかったので、連戦ではありますけどもっと勇気を持って繋いでいって自分たちから試合を進める意思を持たなければいけなかったと思います。僕もそれをもっと要求しなくてはいけなかったと思います。

(こうなったのは相手のカウンターを恐れてしまったからなのか?)
川崎戦は相手が外を切るようにしてきていましたが、今日は僕はもっとボールを受けられると思っていたんですけど、なかなかビルドアップのところで大暉(杉岡選手)からボールを受けれることができなくて、前半から思うように低い位置で引き出して僕から配給することが全然できなかった。
そういう場面をもっと試合前にイメージしていたんですけど、全然出すことができなかったのでもっと繋ぐ意思があればそういうことができたのかなと個人的には思っています。

(杉岡選手のところから良い縦パスが入っていたように見えたが、中野選手から見て杉岡選手のパフォーマンスは?)
大暉は縦パスを入れるのが上手いですし、僕のところへのパスコースを相手が切ってくるので、大暉が持ち運んだりすることができると思う。
晃生(谷選手)がボールを持った瞬間に毎回そういう場面を作りたいんですけど、ノージャッジで蹴ってしまうと相手の後ろは強いですし、少しでもベクトルが逆になった状態で裏に蹴りたいので、相手をひっくり返したいしそれができたのが川崎戦でした。今日はそういうことをなかなかやれずにノージャッジで蹴っていたので、相手も守りやすかったと思います。それでまた相手のビルドアップが始まることが多かったので、みんなかなりきつかったと思うんですけど、そこをやっていればまた違ったのかなと思います。

(次節に向けて)
自分のなかでこういうゲームしてはいけないというか、前節の川崎戦とは全然違って自分たちの意思がなかった。もっとやる姿勢を見せないといけないというのはみんな感じていることだと思います。全部ができていないわけではないと思うんですけど、やられるにしても攻守ともに悔いの残る試合だったと思う。
そういう試合をやってしまったことはみんな重く受け止めていますし、次の試合では絶対にそうではない試合にしたいと思っています。

MF10山田 直輝
山田 直輝

(厳しい結果になったが、もっとこうしたかったというのはあったか?)
根本的な所で相手に上回られていて自分たちがやらなきゃいけないことができなかったという感じがあります。
最初はもっとひっくり返すようなボールを出したほうが良かったと思いますし、最初から勢いを受けてしまっていた。ちゃんとひっくり返してから自分たちが前の力を出していかないといけなかったなと思います。

(もっと相手の陣地でサッカーをするようなイメージ?)
相手陣地でずっとプレーするというのは理想ですけど、そうできなかったときに自分たちのパワーだったりエネルギッシュなところをもっと出さないといけなかったと思います。

(うまく入れなかった理由とか、相手の圧力をすごく感じたとかピッチがスリッピーなことで意識がそっちにいったとか要因とかはあるのか?)
気持ちの部分が大きかったかなと思います。相手の方が勝ちたいという気持ちが出ていたのかなと思います。
自分たちがもっともっと勝ちに行くという気持ちを出さないといけなかったというのが一番の要因だと思います。

前半は苦しい時間帯もありましたけど、中で声はみんな出していて最後のところで身体を張ってというのができていたんですけど、最初からエネルギッシュに前に前に行けなかったことでジャブではないですけど、後半それが少しづつ効いてきていてやられてしまったかなというのはあった。相手のエネルギーを受けてしまったというのが敗因かなと思っています。

(中2日で次試合があるが難しいか?)
難しくはないです。一人ひとりの考えかたであったり気持ちの部分で変えられると思うので、2日あれば十分かなと思います。

GK1谷 晃生
谷 晃生

結果的に0-3でやられてしまい、90分間を通してゴールを守るというところを自分含めチームとしてできなかったというところは、まだまだこのチームに足りない部分だと思いますし、ああいう形で失点してしまった中で盛り返す力が自分たちにはなかった。今日は試合の入りから、足りないことがチームとして多すぎたかなと思います。

(川崎戦の再現を目指す中、ポジションを変えてくる相手に対して難しさがあったか?)
それもありますけど、相手のあることなので同じことをやろうとしても、そうさせないようにしてきますし自分たちもそうするので、それがサッカーだと思います。ただその中ですごく弱気なプレーが多かったなと思います。相手のプレッシャーがすごく速いことは試合前から分かっていましたが、ボールを受ける早さ、ポジションとる早さだったりとか、他人任せになっているプレーがすごく多かった。自分も含めてもっともっとみんなが責任を持ってピッチに立つべきだと思います。

(声が通りにくい部分もあったと思うがコミュニケーションは?)
今日は僕たちにとっては初めての声出し応援の試合でしたが、試合前のアップの時からすごく応援してもらって、力になっていました。
試合中はもっともっと中でコミュニケーションをとるべきだったと思います。もちろん声が届かない部分もありますが、それでもやっぱり近くと繋がってやるべきでしたし、僕自身のところでもできることはもっとあったのではないかと思います。