馬入日記
【馬入日記:4月7日】「チャリティーフィールド~絆~」の義援金を平塚市へ
今日は、3月に馬入グラウンドで行われました「チャリティーフィールド~絆~」で皆さんにご協力いただきました募金、そして選手会によるチャリティーオークションでご協力いただいた義援金を平塚市にお届けしました。
このチャリティーフィールドでご協力いただいた義援金は平塚市を通じて被災地の復興に役立てられることとなります。
大藏市長のもとへ眞壁社長と田村雄三が訪問。
皆さんの温かい気持ちの詰まった義援金をお渡ししました。
「チャリティーフィールド~絆~」では、多くの方に「いいイベントだった」と言っていただきました。
サポーターの皆さんと一緒に開催したこのイベントは、湘南から元気なエネルギーを発信しようというものでした。
たくさんの方が馬入に集結し、募金をしていただり支援物資を持ってきていただきながら、芝生の上で選手たちと一緒にボールを蹴りました。
最後には、全員で東北地方に向かってエールを。
「継続的に支援活動を行っていく」という思いをひとつにしました。
さて、今日の平塚市でのご報告では、チャリティーイベントだけでなく、これまでに実施された様々な支援活動の紹介も行いました。
物資の輸送や出張フードパークなど、現地での写真なども見ていただきました。
また、今後に向けての話もし、より一層協力関係を強めて支援活動をしていきましょうという話になりました。
そして、こちらは…。
湘南ひらつかビーチパークでトレーニングをするベルマーレユースチーム(高校生)です。
実は現在、ユースチームはじめ、Jr.ユースの3チーム(平塚、小田原、南足柄)は練習場所の確保が難しい状況です。
普段使用させていただいているグラウンドが、現在は17:00までの利用制限となっているため、学校が終わった後の時間では間に合わないのです。
そのため、チームはそれぞれに工夫をしながら、馬入の土手を使って走り込みを行ったり、今日のように海岸でのトレーニング(馬入からの行き帰りももちろん走り!)を行ったり、はたまた田んぼでの走り込を行ったり…と様々。
なかなかボールを蹴るトレーニングをするには難しい状況にあります。
もちろん少しでも早く通常の状態に戻ってトレーニングができるようになることが望まれますが、フットボールアカデミーのコーチたちは今の状況に動じることなく、「それならば何ができるか」とすぐに転換をし日々のトレーニングに臨んでいます。
「被災地のことを思えば、みんなで集まって練習ができるということ自体が幸せなこと。どれだけ恵まれた状況で練習ができていたのか、子どもたちが考える機会になると思う」とユースの平塚コーチ。
またJr.ユースの加藤コーチは「こういう時こそ、指導者がしなやかに、臨機応変に、強くなければならないと思う」と力強く話し合われました。
アカデミーを統括する大森コーチを中心に指導者の意識が前を向く形で統一され、それが子どもたちにもいいエネルギーとして伝わっているようです。
今日のビーチでのトレーニングでも、日が暮れるまで砂浜の上を走り続ける選手たちには前向きなエネルギーを感じました。
感謝の気持ちを抱き、サッカーと、そして自身と向き合う日々です。