馬入日記

【馬入日記:1月27日】「どんどんチャレンジを」福島隼斗選手インタビュー

鹿児島キャンプ、10日目が終了しました。
疲労もピークを迎える頃ですが、身体と頭をフルに使いながらのトレーニングが続いています。

今日は3年ぶりに福島ユナイテッドから復帰した福島隼斗選手に話を聞きました。
2019年に大津高校から加入、1年間ベルマーレでプレーし、2020年に福島へ期限付き移籍。翌2021年も期限付き移籍期間を延長し、福島で2年間プレーしました。

「とにかく全力で臨もうと思って福島に行きましたが、2020年の3月に大きなケガをしてしまって、オペもしたので最初の半年はサッカーができない状況でした。焦りもすごくありましたけど、福島のチームメイトから本当にいろいろ声をかけてもらって頑張ることができたと思います」

コロナの影響で試合開催自体が遅れていたこともあり、復帰後はコンスタントに出場を重ね22試合に出場しました。

「でも、試合には出させてもらっていたんですけど、福島1年目は全然しっくりきていなくて、自分ではいいプレーができているイメージはなかったんです。まだまだだなと思っていた福島2年目に、監督がトキさん(時崎悠 現・栃木監督)になって、もともと湘南で指導をされていたこともあって、始動日からやりやすさを感じていました。トキさんの声掛けというのも僕の中で本当にプラスになって、そこからどんどんチャレンジしようという気持ちが大きくなりました」

自身の特徴である部分を大いに出すことができた昨年、チームの中でも存在感を示すことができました。

「トキさんから“どんどん上がっていけ”という話をしてもらったので、前向きの人とかどんどん追い越して行っていましたし、後ろから縦パスをつけたりそういうところでは自信にはなりました。練習も毎日充実していました。自分で考えてプレーするという部分も含めて、福島での2年間は大きかったと思います」

そして今シーズン、ベルマーレに帰ってきました。

「ある程度自信を持っていたんですけど、いざ戻ってきて練習してみるとやっぱり全然違うということは痛感しました。でも、いろいろな人から、絶対最初はカテゴリーも違うしチームも違うから、合わないことや質の違いはあるけど、粘り強くやり続ければ大丈夫だ、という話をしてもらいました。いまキャンプ中盤になって、まだまだ質の部分は低いですけどチャレンジできていますし、プロ1年目の湘南の時の自分とは全然違うと思います」

全員に対して、プレーや考え方の向上を強く求められています。
高い要求は山口監督が「できる」と思っているからこそ。選手を信頼している証でもあります。

「智さん(山口監督)から指摘されることは本当にそのとおりだと感じるので、まず言われたことをしっかりやって、その上で自分のいいところを出したい。一度頭に入れて、でも言われたことばかりにならずに、良さも出せるようにプレーしたいと思います。まだ身体と頭が合ってないというか、分かってはいてもそれを声に出すとか指示を出すといったところができていないので、取り組んでいるところです」

必死に練習に取り組んでいる今、「楽しいし、本当に充実してます」と福島選手。

吸収したいという意欲の強い福島選手、さらなる成長が楽しみです!

 

今日の鹿児島は雨模様でした。小雨の降る中でしたが、みっちり充実のトレーニング。
今日は午前練習のみだったので、終わった後の自主練習も各自行っていました。