ONLY ONE STORY

33 DF ISHII TAISEI

MY STORY

-切り開かれた道

5つ上の兄の影響を受けて、兄の真似ごとからサッカーを始めました。最初はサッカーがすごく好きという感じではなくて、やめるにやめられなくて…という感じだったんです。
もともとフォワードだったこともあり攻撃が好きで、得点を決めた時や試合に勝った時の喜びを感じるようになって、それが原動力で続けてこれたのかなと思います。

ディフェンスにコンバートされたのはユースの1年の夏くらいです。敏さん(浮嶋前監督)が監督で、何も言われずに紅白戦のメンバーを見たら後ろに名前がありました。最初は戸惑いましたけど、フォワードと一緒にディフェンスをやるようになって、段々とディフェンスでプレーすることのほうが多くなっていきました。
フォワードが好きだったんですけど、たいした結果を残せていなかったですし、このままではプロにはなれないという気持ちもありました。
最初は前向きな気持ちではなかったですけど、ただ、やるなら楽しいことを見つけてやろうと思って、取り組んでいました。
実際にはこうしてプロになることができたので、コンバートしてくれた敏さんのおかげだと思っています。

今は後ろから縦パスを入れたり、相手のプレスをかわしたり、ドリブルで後ろから運んでいくというプレーが自分の特長です。まだ本当に攻撃に関わることばかりで、守備の課題はたくさんあります。

中学1年から中学2年にかけて、ケガで7ヶ月間サッカーができない時期がありました。長い期間の離脱でしたが、その時に投げ出さずにコツコツやり続けたことは、今振り返ると大切なことだったと思います。
誰がどうなっていくかは誰にも分からないですし、自分にできることはコツコツと1日1日を大切に積み重ねていくことだと感じています。

MY ASPIRATION 2022

-恩返しを

高校2年から2年間、二種登録されましたが試合に絡むことができず、個人としてはすごく悔しい思いをしました。プロ1年目ですけど、試合に早くから絡んで自分の良さを出してチームに貢献できるように頑張りたいと思っています。

ベルマーレは小さい時から試合を観ていましたし、小学6年からお世話になっているので今年で8年目くらいになります。自分が生まれ育った街のクラブで、アカデミーでは夢を持ってサッカーをやってきました。
トップに決まった時は実感がなかったのですが、実際にサッカー選手として生活をしてみると、本当にいろいろな人に支えられていることを感じます。
プロになったことに浮かれたり満足したりせず、お世話になった人に恩を返せるようにしていきたいなと思っています。

まだまだ学ぶべきことはたくさんありますが、左利きのセンターバックとして世界に出て行けるようなディフェンダーに成長していきたいと思ってます。