ONLY ONE STORY

29 FW SUZUKI AKITO

MY STORY

3年間に感謝

僕には兄が二人いて、兄にくっついてグラウンドに行ったのがサッカーをはじめたきっかけです。
小学4年生くらいの時に小学校の監督が全員に「将来何になりたいか」と聞いて、みんな「プロになりたい」と言っていたのですが、僕もそうやって言葉にすることで自然とプロになりたいという気持ちが芽生えてきました。

ガンバ大阪のジュニアユースにはスカウトしてもらって、練習参加して入ることが決まりました。ただ、サイドバックでプレーすることになって、徐々に試合に出られなくなり、ユースに上がることはできませんでした。

阪南大高に進み、1年の時はサイドハーフでプレーしました。試合でもボールを取られる感じがしなかったしこのまま3年間いけるかなと思っていたんですけど、ひとつ上のキャプテンとポジションが被ったこともあって、2年になる時に試合に出られなくなりました。その時に監督から「1回フォワードをやってみろ」と言われたんです。フォワードを始めたのはそこから。だからまだフォワード歴は2年くらいなんです。

やってみて違和感はなかったですね。でも、自分は点を取ればいいと思っていたので、点は取れるけど守備で怒られたり。最初は決めてるからいいやと思っていたんですけど、でもよくよく考えたら、両方できないとプロになれないなと感じ始めました。その気づきは大きかったと思います。
ひとつ上のキャプテンがセレッソのスカウトの方から見られていると聞いて、もしかして自分も可能性があるかもしれないと思って、そこから強く意識するようになりました。
高2で結果を残さないといけないと思っていたので、2年になった時に「今年は勝負の年だ」と思っていました。
ベルマーレのスカウトの方が高2の11月の選手権で大陽くん(平岡選手)を見に来ていて、僕はその対戦相手でした。そこで見てもらうことができて練習参加に呼んでもらったのがきっかけです。

プロが決まった時は、よかったと思う反面、周りから見られる目も変わるし「もっとやらなあかん」という想いは強くなりました。
高3の選手権では、自分に自信があったので、普段のプレーをやれば大丈夫だと思っていました。得点王を取ることができましたが、自信がいい方向に表れたと思います。

3年間はいろいろなことがありました。怒られることもありましたが自分を見つめ直すことができ、人間性の部分で成長できたと思います。
チームのお陰でここまでこれたと思うので、阪南大高での3年間に感謝したいと思います。

MY ASPIRATION 2022

-信頼される選手に

ベルマーレでプロ生活がスタートして、1ヵ月と少しですが、自分の中でもう3ヶ月くらい経ってるんじゃないかと思うくらい、1日1日が濃いです。まだ2月?と思うし、キャンプも昨年のことのようです。
めっちゃくちゃハードですし、頭を使うという部分でもついていくのが精いっぱいです。
でも徐々に考えながらできるようになってきて、声も出せるようになってきたので、もっと自分を表現できればと思っています。まだ自分の特徴は伝わっていないと思うので、チームメイトと分かり合えればもっといいプレーが出せると思います。

フォワードとしては、やっぱり点をとることがいい評価に繋がると思うんですけど、点を取るだけではダメだということも感じています。もっと自分を出せと監督からも言われていますし、そこが変わればもっと成長できるんじゃないかと思ってやっています。

チームにもサポーターの皆さんにも、一年を通じて信頼されるような選手になっていきたい。
応援してくれる方がいるというのは力になるし気持ちも高ぶると思います。早くピッチに立ちたいです。