ONLY ONE STORY

16 DF YAMAMOTO SHUTO

MY STORY

-信じてやり続けること

振り返ると、あっという間の一年でした。移籍してきて新しいポジションや新しいチームメイト、いろいろと環境が変わり慣れるのに少し時間がかかりました。
最初にケガをしていて出遅れていたこともありましたし、3バックはまだまだ慣れていなかったので、手応えを掴むのもルヴァンカップを戦いながら少しずつという感じでした。

なかなかリーグ戦への出場機会はありませんでしたが、一度だけ少し痛めて離脱した以外は大きなケガなくできていたので、チャンスが来るのを信じてやり続けるしかないと思っていました。
試合に出たいという気持ちはもちろんありましたけど、自分がやるべきことというのは状況が良くても悪くても常に変わらない。手を抜かずに日々やり続けるしかないという想いでした。

10月の横浜FC戦で久しぶりに先発で使ってもらいましたが、とにかく起用に応えたいという気持ちでした。チーム状況も含め、タイミング的にも絶対に勝ちたい試合で、自分が起用されたことの意味は分かっていました。あの試合で勝てたことは本当に大きかったと思います。

最終節のガンバ大阪戦で残留が決まった時には自然と涙が出てきていました。一番はホッとしたという感じですね。
年齢も含めて、やらなければという気持ちもありましたし、オリ(オリベイラ選手)のこともあった。苦しかったわけではなくて、全て含めて、絶対に残留したいという気持ちで戦っていました。

MY ASPIRATION 2022

-プレーで示していく

今年、ここまでトレーニングをしてきて、間違いなく戦えるチームだと感じています。去年やってきたことをベースに、キャンプ含めさらにチームとしてやらなければいけないことを詰めている段階です。良い練習ができていると思いますし、試合を通して、それを実行していかなければいけないと思います。

去年は途中からというタイミングだったので、智さん(山口監督)も全部が全部自分のやりたいことができたわけではなかったと思いますが、今はそこにプラスしてやっている感じです。ただ、ベースのところは変わらないですし、そこを分かっている選手は多いので、新しく入った選手にはまず覚えてもらってチームとしてベースの部分を全員で共有していきたい。

僕自身、10年前はただ必死にがむしゃらにやっていた感じでした。以前と比べると、だいぶ経験値がついたなと思いますし、周りが見えるようになったと思います。
多くを語るほうでもないし、引っ張っていくタイプでもないですが、自分の立場というのも理解しているつもりなので、そこは以前の自分とは少し違うかなと思います。
でもまずは、プレーで示していければと思っています。

5位以内という目標は去年の順位から考えれば簡単なものではないと思います。
ただ、選手それぞれの能力がありますし、それを集結させて同じ方向を向いて戦っていければ、間違いなく上にいけると思っています。
そのためには、去年は引き分けが多く、相手の得点を0に抑えても勝てないところがあったので、引き分けの試合を勝ちに持っていかなければいけない。
守備は1試合平均の失点数を減らしていくこと、そして得点というところをもっとこだわらなければいけない。フォワードだけではなく、チームで点を取らなければいけないと思うので、練習からみんなで意識を高めていきたいと思います。

少しでもチームのためになるように力を発揮したいですし、目標達成に向けて何ができるかということを考えてやり続けたいと思います。