監督・選手コメント

第101回天皇杯ラウンド16 G大阪vs湘南戦 試合後監督・選手コメント

監督コメント

山口監督 総括
山口監督

前半立ち上がりが全然良くなくて、受け身になってしまい少し自由にやらせてしまったところからの失点だったので非常に反省しています。
後半は自分たちが前向きにもう1回やろうとして、できたところもあったと思いますが、結果1-4ということでトータルして難しい試合になりました。

山口監督 質疑応答

- 前半受けに回ってしまったが、一番の要因は何か?

相手はロングボールが多い狙いがあって、多分選手も感じてくれていたと思うんですけど、そこで両サイド含めて、いつも取っている前にプレスをかける準備のところが良くなかったと思います。
何回かそのロングボールを入れられて、セカンドも拾えない状況が続いて、今度はボールに行く意識が強すぎて前に立っていないシーンが多かったので、本当に準備してきたことと逆のことが起こってしまった。
そういう時に少し焦りというかボールを取らないといけない、尚且つ失点してしまったので、焦りというかバラバラ感が否めなかったですね。

- システムのミスマッチというところは関係ないのか?

整理をして入ったのでそれは関係なかったです。その準備の段階での立ち位置が良くなくて、ボールに対してのポジショニングが良くなかったということは反省点ですし、それを修正しきれなかった自分に対しても少し難しかった試合ですね。

- ショッキングな前半だったが週末にはフロンターレ戦が控えている。その試合に向けてチームとしてどういう風に持っていくのか?

もう1回、自分たちがやるべきことを確認する。もちろん相手の対策もそうですけど。
ただ今日みたいな試合はもうしたくないですし、やってきたこと、準備してきたことを選べない選手たちにはしたくないので、守備のポジショニングのスタートのところで、どういうポジションが正しいのかというところをもう1回確認して週末を迎えたいなと思います。

- 古巣のスタジアムで指揮を執ったが感慨深いものがあったか?

ガンバって強いなと正直にあります。個人の能力も高いですし、そこを抑える対策としてはやってきましたけど、それを上回られる。単純なロングボールでもそうですけど、先ほども言ったようにそこで少し選手が受けてしまったところに僕の反省点がありますし、自分たちがやってきたことを出せる状況を作りたい。
ただこのスタジアムでこういう形で戻ってくるとは思っていなかったのですし、感慨深いところはありましたけど、率直に悔し過ぎますし、幸いにも最終戦もまた対戦があるので一つひとつ試合をして、最終戦に戻ってきたいなと思います。

選手コメント

MF29三幸 秀稔
三幸 秀稔

(前半途中で急遽入ることになったが、チームがかなり受け身になっていた中で、どういう意識で臨んだのか)
練習で個の部分も含め対策を立てて準備してきましたが、それがグラウンドでなかなか表現できていなかったので、山口監督からもありましたけど、まずは原点というか自分たちがやってきたこと、やらなきゃいけないことをもう一度みんなにも伝えました。
僕自身もそこを意識して、やっぱりマイボールの時間を長くしなければずっとピンチは続くと思ったので、意欲的にボールを受けて動かすこと。守備は前向きにいかないと相手の個の能力が高く、ゴール前で仕事ができる選手がたくさnいると思ったので、なるべく自分たちのゴールから遠くで守備ができるように意識しました。
攻撃でなるべく自分たちの流れに戻したいなと思いながらプレーしていました。

(後半点を返したが、さらに点を取るために必要なことは何か)
常に監督も言っていますけど、まずはボールを受ける。全員が繋がるというところが、僕たちには足りないところなので、11人がまずはボールを触ることを恐れないこと、良いポジションを取るということ、ボールを持っている人が常に選択するということを常に強調されています。その周りの自分たちがちゃんとポジションを取って動く、ボールをもらえるポジションを取るというところを常に言われていて、そこができたうえでやっと戦術だったり、こういうふうに攻めようだとかここを狙おうということができると思うので、そういう意味ではまずは11人がボールをちゃんと受ける、ポジション取る、ボールを出す選手が選択肢を多く持てるようにしなければいけないと思います。
そこからサイドだったりとか、湘南には特徴のある選手もいるので、その特徴を活かせるようにプレーをしなければいけないなと思っています。

(前半だけを見るとショックな内容ではあるが、次に向けて大事にしたいところは)
良い練習だったりとかやりがいのある練習や戦術的なこともやっているので、それを選手がなかなかピッチで表現できていないと自分は感じています。それはやっぱり表現できるようにするのが一番大事ですし、やっていることは間違っていないと思うので、それは選手が信じてやり続けないと勝ちには繋がらないと思う。
もう1回自分たちのことを信じて、しっかり練習でやれていることをゲームで表現することが大事なのかなと思います。

MF30柴田 壮介
柴田 壮介

(後半から投入されどういう意識で入ったのか)
前半は良くない形で失点してしまって、前にエネルギーを出せていなかったので、
自分がなるべく下がらないで高い位置を取って、相手のラインを少し下げるようなプレーをするように意識して入りました。

(柴田選手らしい抑えの効いたミドルシュートだったが)
駿也くん(毛利選手)と直輝くん(山田選手)が粘って、クロスをマイナスのところで少し遅れて入っていったら、良いところでこぼれてきたので、上手く抑えられた良いシュートだったのかなと思います。

(出場は半年ぶりだと思うが、ここまでの日々はどうだったか?)
チーム内で同年代がJ1の舞台で活躍しているのを見ていて、自分は怪我とかでパフォーマンスが上がらず、うまくいかない時間が長かったですけど、こうして今日久しぶりに試合戻ってくることができました。やはりこのパナソニックスタジアムでは何かあるなと思ってました。
ゴールを決められたことは良かったですけど、正直プレーの面では全然もっとできるし、もっともっとやらなくちゃいけないということが多かったので、これから試合に絡めるように練習からやっていかなければいけないと思います。
でも練習と試合は違うものがあると感じていて、今日久しぶりに試合に出て、最初のほうは試合に慣れるまでに時間がかかってしまいましたけど、もっと自分のプレーを出せるように普段からやっていかなければいけないと感じました。

DF19毛利 駿也
毛利 駿也

(後半のスタートからの出場だったが意識して入ったことは?)
0-3という状態だったので難しい部分もありましたが、とにかく何でもいいのでまず1点を取りたいという気持ちで入りました。
久しぶりの公式戦だったので、僕自身はプレーできたことが本当に楽しかったです。

(後半はかなり改善されたように見えたが?)
点差があったので、相手があまり前にこなくて引いていたような感じで、ペースを落としたということは感じました。
自分自身は9:1くらいの割合で攻撃に振っていたので、カズくん(大野選手)には負担がかかったと思うんですけど、負けていたし前にいこうと思ってプレーしました。

(柴田選手のゴールに絡んだが?)
起点になることができて1点取れたことはよかったです。どんな形でもいいのでとにかく得点を取りたかった。

(今後に向けて)
ポジション争いも激しいですが、常にモチベーションを落とさずに練習をやるしかないと思っています。練習は楽しいですしうまくなってきているという実感もあります。身体も動けてきていると思うので、まずは練習から一生懸命やるだけだと思います。