監督・選手コメント

2021YLCグループステージ第3節 柏vs湘南戦 試合後監督・選手コメント

監督コメント

浮嶋監督 総括
浮嶋監督

平日の水曜日のナイターにも関わらず、多くのサポーターに駆けつけてもらいました。
そういう後押しのなか、レイソルさんは背後にボールを入れてくるサッカーなので、そこのセカンドボール、背後のシンプルなところで全部起点を作らせないというところをやらなければいけないゲームということを確認して入りました。
ただどうしても、そういう中でセカンドボールを拾われて、そこからコーナーになって、コーナーを凌いだ後にミスが出て失点というところだったので、そういう意味ではちょっと残念な失点ではありました。
後半、自分たちの時間帯を取り戻して、そういう中で1点取り返して、負けなかったという部分で言うと非常に大きな最後の同点ゴールだったんじゃないかなと思います。

浮嶋監督 質疑応答

- 後半終盤になるにつれて攻撃が機能してきたが、どのように修正したのか?

前半どうしてもトップが足元から動かないでボールを受けようとして潰されることが多くありました。
後半はもう少し受ける前の動き出しというのを多くしようということでやりましたが、単調にボールがズレたりだとかロビングのミスボールが多かったので、なかなか後半も入りはうまくいかなかったですけど、徐々にペースを掴めたんじゃないかなと思います。

- 失点は自分たちのミスからだったが、メンバーが代わった中でベルマーレの基準となるプレーというのは、みんな出来ている印象だが。

そうですね。強度だとか自分たちのゲームモデルのなかで、やるべきプレーというのは、しっかりやってくれていたんじゃないかなと思いますし、攻撃の部分はそういう意味で足りない部分も多々ありましたけど、切り替えとか守備全般のところでいうと非常によくやってくれたんじゃないかなと思います。
失点も守備のミスではなく、攻撃のミスだったと思うので、そういう意味では守備面はすごく良かったんじゃないかなと思います。

選手コメント

MF5古林 将太
古林 将太

(ゴールシーンを振り返って)
あの時間帯は良い形でボールが流れていたので、そこに詰めれば何かしら起きるなと思っていたら、ちょうどいいところにボールがこぼれてきたので決めることができました。
やっぱり引き分け以上でいければ、(グループステージを)いい形で抜け出せると思っていたので、そこは絶対に引き分け以上をと思っていました。
得点に関しては、良い形で押し込めれたのかなと思います。

(前半については?)
前半も入りは良かったですし、良い形で攻撃ができていたので、そこで決めきれれば一番良かった。逆に失点してしまいましたが、その時にみんなで話し合ってやることは変えずにできていたので、そこから良い形でできたと思います。

(ゴールへの意欲が伝わる戦いでリーグ戦にも繋がると思うが)
Jリーグで出ていない選手が多かったですけど、そのなかでもやっぱりベルマーレらしさというのはすごく出せたと思う。
ゴールに向かって行く姿勢や奪い切る姿勢といったところはディフェンス陣含めて、フォワードも良い形で追い込めましたし、そこは大切にしているベルマーレらしさを出すことができたのかなと思います。

MF28平岡 大陽
平岡 大陽

今日は初スタメンだったので、ワクワクもしていましたし、緊張もあって半分半分くらいの気持ちでピッチに入りました。
ボールを触った時にはベストではなかったですけど、ベターなプレーはできたというか最低限のプレーはできたと思います。
個人としてはまだまだ中盤で関わる回数が少ないので、そういうところでチームを助けられなかったことは少し残念でした。
ただ、自分はゴールに関与できなかったですけど、最終的には追いつけて勝点を取れたことは大きかったかなと思います。

(思い切りプレーしているように見えたが?)
割と緊張や不安を抱えるほうなんですけど、今日は試合前から先輩やスタッフの方々に「思い切ってやれ」と試合に送り出してもらったので、本当にいいチームだなと思ったし、先輩もスタッフの方も心強い人ばかりなので、支えてもらってることを感じました。

ただ、前半20分くらいできつくなってしまって、攻撃でスペースに走ったらもっとチャンスになるなと思うシーンでも動けていない時もありました。
体力面、あとは頭をずっと働かせていないといけないところなど、すべてのベースを上げなければいけないと思っています。
僕がいってないところを駿也くん(毛利選手)や脩斗さん(山本選手)、ミユくん(三幸選手)がカバーしてくれていたと思うので、そういうところもできるようになっていきたいと思います。

(球際の強さがベルマーレのトレーニングによって更に逞しくなっているような印象があるが?)
高校生の時は、守備で相手と対峙した時に足を出したらすぐにボールを取れたんですけど、やっぱりプロの選手は間合いの作り方とか自分が勝負したいところで勝負する、勝負しないところでは簡単にはたくというのが、判断できるので、足を出してしまうと完全に後手を踏んで抜け去られるという部分がありました。
ベルマーレに来てからはそういうところを足を出さずに、切り替えされたところに身体でついていくということを意識してやっています。

(50/50でぶつかった時に負けない強さを感じるが?)
普段、スタッフの方々にも自分が思っている弱点と客観的に見た弱点を擦り合わせていって、練習前のトレーニングとかでアドバイスをしてもらっています。そういうことを継続しているので、もしかしたらそういう風に見えるのかなと思います。

(今後に向けて)
やはりピッチに立たないと分からないことはたくさんあると思いましたし、ピッチでチャレンジするから分かることがたくさんあると思うので、そういう意味では今日長い時間ピッチに立てたことは大きかったと思います。
でも、その中でもまだピッチの中でチャレンジできていないところがたくさんあるので、相手がいてもはがして受けたりとかそういう部分も、失敗しながらも、成功体験を増やしていきたい。試合でできるだけ失敗をしないように練習からしっかり取り組んでいきたいと思います。

FW27池田 昌生
池田 昌生

試合前からタフなゲームになるということは言われていましたし、球際の部分、競り合いの部分で負けると試合にも負けるという話はあったので、自分は今日後ろで出ましたけど、そこは負けないようにと意識していました。

自分の特徴は球際に強いとかではないんですけど、湘南に来てその大事さということを感じています。今までのサッカー人生で求められるものではなかったですし、どちらかと言うと自分のウィークポイントだったと思いますけど、湘南に来てそこを強化していかなければ試合に絡めないなと実感しているので、意識して取り組んでいます。
でも今日も負けてるシーンもあったし競り合いで被るシーンもあった。その点においてはまだまだ課題もあると思います。

その分、自分の特徴である攻撃面でもっとクオリティを出していかないといけないと思っています。今日も隙があればコバくん(古林選手)とうまく右サイドを崩そうと思って、形になったシーンも何度かありましたけど、もう少しコバくんの助けになれればなと思いました。

(守備面では?)
相手が3トップだったのでマッチアップすることが多くて、そこに入った時には自分が潰しにいかないといけないというシチュエーションが多くありました。そこを自由にさせると試合展開がきつくなるのは分かっていたので、絶対に負けないということと粘り強く戦うことを意識しました。岩ちゃん(大岩選手)とうまく声を掛け合いながらやれて、1失点はしましたけど、守備のところでそんなにやられたシーンはなかったと思います。

(全体的に強い気持ちを感じるゲームだったが?)
そういう風に感じてもらえたらやってる選手としては嬉しいです。リーグ戦になかなか絡めないメンバーがルヴァンに出ている中で、全員がチャンスだと思って死に物狂いでプレーしたことが、見ている人に何か伝わるようなものであればと思います。みんなリーグ戦出場のためにも、ルヴァンで結果を出したいという強い気持ちがあって、それがプレーに出ていたと思います。

(今後に向けて)
リーグ戦はベンチには入ってますけど、試合出場は鹿島戦からない状況でもありますが、練習で常に100%以上の力を出すようにしていれば、いつかチャンスが来た時に、自ずといいプレーができると思うので、ブレずにいい準備をしていきたいと思います。

GK23富居 大樹
富居 大樹

前半の立ち上がりの流れはよかったんですけど、悪い流れになった時に自分たちのミスもあってああいう形で失点してしまった。
そこは少しもったいなかったと思います。ハーフタイムに敏さん(浮嶋監督)からも修正があって、後半はうまく対応できていたし、途中から入ってきた選手たちもよくやってくれていたと思います。
点が入らない時間が長い中で、みんな最後まで必死に戦ったしよく走っていた。最後コバショウ(古林選手)の得点で同点で終われたことは最低限よかったと思います。リーグ戦も負けていなかったですし、流れを止めたくなかった。勝てれば一番よかったですけど、最後追いついての引き分けだったので、本当に最低限ですけどよかったと思います。

失点シーンは、最初のシュートのところで少し触ってポストに当たったんですけど、最後入れられてしまった。まだまだ練習が足りないということだと思いますし、勝たせられるキーパーにならなければいけないと思っています。
晃生(谷選手)もリーグ戦でパフォーマンスがすごくいいですし、そういう姿を見て自分も負けたくないと思っていました。だからこそ勝ちたかったです。
でも今日は、そういったリーグ戦に出ていない選手が多く出た中で、負けたくないという気持ちやここで結果を出そうという気持ちがみんな強かったと思います。リーグもルヴァンもまたすぐにありますし、そういう面も含め、チームとしてすごくいい状態だと思います。

MF7梅崎 司
梅崎 司

(久々の先発出場となったが?)
アップは少し緊張して足がつかないなという感覚があったんですけど、試合の時には冷静に周りを見ようと思ってプレーしました。
相手もアグレッシブに戦ってくるチームなので、立ち上がりの5分くらいは、個人としてもチームもバタバタしている感じがありましたけど、それが過ぎたら落ち着いてプレーできましたし周りの景色もいつもどおり見れたなと思います。

特に前半の45分は頭と体がうまくリンクして動けて、一瞬の動き出しやプレッシングもいけている感覚がありました。課題としてはボールをなかなか引き出せなかったところかなと思います。でもその中であまりミスなくルックアップしながらプレーできたと思います。あとは決定機が1本あったので、そういうところで同点に追いつければ、もっとチームがリズムに乗れたかなと思います。そこは改善していきたいと思います。
久々のプレーにしては悪くなかったと思います。

(チーム全体の逞しさも感じたが?)
後半、交代するまできつい展開でしたけど、そこをトミ(富居選手)中心にしっかり耐え凌いだことがまず大きかったと思います。交代した選手がスイッチを入れ直してくれて、一気に流れを自分たちに引き寄せてくれたと思う。最後諦めずに攻め続けた結果が将太(古林選手)のゴールに繋がったと思います。もちろん勝ち切れれば一番よかったですけど、追いつけてよかった。
普段、出られていないメンバーが多かったですけど、今後すごく成長していけるんじゃないかと感じられる試合だったと思います。