馬入日記

【馬入日記:4月15日】「馬入での日々が今の一体感を作ってる」岡本拓也選手インタビュー

前節、1-0で勝利したサンフレッチェ広島戦から1週間、今週末17日(土)はホームに戻ってヴィッセル神戸との対戦です。
4試合負けなしが続いていましたが、引き分け続きだったため勝利は仙台戦以来。勝点3を得られた喜びはやはり大きなものがありました。

ここまでリーグ戦全試合に出場している岡本拓也選手。改めて広島戦の勝利について聞くと…

「やっぱり勝利はいいものだなと思いますし、純粋に嬉しいです。引き分けが続いていましたけど内容的には僕たちらしい戦いができていて粘り強くやれていたし、決して下を向く状況ではなかったので、継続していくことが大切だと思ってやっていました。マリノス、名古屋と劣勢な状態でしたけど、勝点1をとれたことはすごくポジティブだったと思うし、非常に一体感を感じました。チームの成長は感じられています」と。

どういったところに一番の成長を感じているのでしょうか。

「自分たちから崩れなくなったことが大きいかなと思います。去年はよくない時間帯に自分たちから崩れて失点してしまうことが多かったと思いますけど、今年は多少ミスはありながらも最後のところで踏ん張れたりミスをカバーできたりしている。そこはひとつ成長したかなと思います。みんなが自信をもってプレーできているのは、去年以上にピッチ内外で本当によくコミュニケーションをとっているので、そういうところが大きいのかなと思います」

岡本選手自身は昨シーズン34試合中33試合に出場。2,786分の出場はチーム1位の出場時間です。ケガをすることなく、連戦の中でも強度を保ち戦い続ける姿が常にあります。

「一昨年のケガから自分の身体をもう一度見つめ直してやれているのが大きいと思います。自分の身体がさらに分かってきて、また楽しくなってきました。こうなれば自分の身体はこうなるんだなということが分かってきた。ここに刺激を入れたらこうなっていくとか、疲れてここが痛いなと思った時はこういう状況になっているからこう戻そうとか…。自分だけじゃなくていろんな人の客観的な目だったりアドバイスがあって、自分の中でうまく消化できています」

日々、自分の身体ととことん向き合っている中で、学びと経験を重ねて自分の身体がより深く分かってきたそうです。と同時にプレー面でも存在感を増しています。

「僕はそんなに中心でやっているとは思っていなくて、ポジションもサイドだし地味な仕事を黙々とやっているだけです。本当に周りの選手に支えられているなと思います。広教(石原選手)も今年からキャプテンで真ん中でリーダーシップを持ってやっているし晃生(谷選手)も去年からさらに成長して、堂々とプレーしている。センターラインの選手がチームを引っ張っていってくれているのが大きいと思います」

昨年は苦しい時期も経験しましたが、その経験は大きな糧となったようです。

「去年の苦しい経験は僕だけじゃなくてみんな心の中に持っていると思います。もっとやらなければいけない、ということを常に思っているからこそ、それがピッチに出てきていると思うし、練習中から今年はみんなの意識が違うなと感じます。馬入での日々が今の一体感を作っていると思います」

昨年の悔しさを持つメンバー、そして新加入の選手も含めた一人ひとりが持つ責任感が大きなエネルギーとなっています。

「今年はより自分が引っ張っていこうと思っている選手が多いのが、すごくいい循環を生んでいるのかなと思います。それはピッチの中でも感じます。みんなを頼もしく感じる瞬間が多いですね」

そういう雰囲気はキャプテンである岡本選手をはじめ、経験ある選手たちが作り出しているように感じます。

「僕が作っているということはなくて…。どちらかと言うと、僕自身がみんなに自分らしくいさせてもらっている。去年よりも全然自然体でやれています。去年は相当肩に力が入ってましたね(笑)。でも今はその経験も、すごくいい経験だったと思っています」

さて、2日後には神戸戦がホームで行われます!

「まず直近の3連戦で出た課題は各々感じていると思うので、もう一度そこに向き合って、トレーニングの中で修正していきたい。神戸はいま好調ですがここ数試合上位の相手に対して戦えているので自信を持ってみんなでいい準備をして戦いたいと思います」

4月17日(土)15:00キックオフです!
ぜひ、スタジアムへ。スタジアムへ来られない方はDAZNで、共に戦いましょう!