ONLY ONE STORY

1 GK TANI KOSEI

MY STORY

-葛藤、決断

幼稚園の年長の時、兄の影響でサッカーを始めました。同学年で人数が集まらないぐらいの小さな町のチームだったんですけど、ただただサッカーが楽しくて夢中でボールを追いかけていました。
そんな時、小さい頃から恵まれた体格だったこともあってガンバのJr.ユースから誘いを受けました。上手い選手が集まって、サッカーに向き合っている選手たちの中で、ちょっと自分が置いていかれているような、あれ?今までとちょっと違うなという感覚を味わいながらプレーしていたのが中学時代でした。
そこからなんとか自分の考え方を変えていって上に進んでいきました。ユースでも早い段階から上のカテゴリーでプレーさせてもらうことができました。

ただ、高校時代からトップの練習に参加していたので、ユースで試合に出られなかったしトップでも試合に出られなかった。プロの選手たちと一緒に練習させてもらって嬉しい気持ちもありましたが、このままでいいのかと自分の中で葛藤があり、試合に出たい気持ちを強く抱いていました。

プロ2年目で大ケガを2回して手術を受けました。サッカーできない期間が長かった時に、ようやくちゃんと自分と向き合うことができました。
その期間にいろいろな考えが整理されて、去年湘南に移籍するという決断をしたことにも自分の中で大きく影響しました。

MY ASPIRATION 2021

-“湘南のために”

去年は良い経験をたくさんさせてもらった中で、今年も湘南でプレーさせてもらえる機会を与えてもらいました。結果を残せなかったことは本当に悔しかったですし、自分が出ていただけに申し訳ない気持ちが強かった。
成長したかどうかは周りの人が評価してくれることなので分かりませんが、自分の中でやりがいを感じていたり、試合経験を重ねる中で考え方も変わったと思います。去年一年の経験は間違いなくプラスになっています。

今年は本当にチームとしても個人としても、結果を求めていきたい。本当に“湘南のために何ができるか”ということを考えて戦いたい。
プロになったばかりの頃は、あまり物事を深く考えずに自分が試合に出るために、出続けるためにということにフォーカスしてプレーしていたところがあったんですけど、やっぱり去年の悔しい経験をして、チームに対してやるべき自分の役割をもっと広げなければいけないなと感じています。
かと言って考えすぎるのではなく、自分らしくチームのためにうまく立ち回れたらと思っています。

2021シーズンを戦い抜いた先にみんなで笑って終われるように、必死に、楽しんでやっていきたいと思います。