監督・選手コメント

J1リーグ第2節 湘南vs仙台 試合後監督・選手コメント

監督コメント

浮嶋監督 総括
浮嶋監督

試合前から8m、10mという風があることは分かっていて、そこは注意して試合に入ったつもりだったんですけど、立ち上がりのあのアンラッキーな失点そのものではなくて、立ち上がりにうまく風のことを考えた試合の入り方としてうまく入ることができなかった。そこが今日のゲームの決定要因に結果としてなってしまった。
先に失点しなければゲーム展開も変わっていたと思いますし、いろいろな意味で立ち上がりだけで難しいゲームにしてしまったというのが一番大きな要素になったと思います。

浮嶋監督 質疑応答

- 仙台の守りが整理されていたように思うがどう崩すと考えていたか?

前半は仙台さんが最終ライン以外はマンツーマンできたので、そこのマンツーマンをひとつ越えていくようなボールをゲームの中で使いたかった。
足元足元になってしまったところでペースがうちにこなかったところが前半の一番反省すべきところかなと思っています。

- 岡本選手と石原広教選手のポジションが開幕節から変わっていたが、狙いは?

あの二人はどちらでやってもできるので、相手に合わせて変えることは今までもしてきているのでそういう狙いで変えました。

- 後半の1回目の交代とポジションチェンジで流れが変わったように思うが?

ポジションチェンジもそうですし、マンツーマンを解くようなポジションをとるように後半はなったと思います。あとは風ですね、この2つの要素が大きく流れが変わった要因だったと思います。最後、崩し切るところが足りなかったのがゲームの中で残念だったと思います。

- 交代枠をフルに使ったが当初からプランとして考えていたことか?

当初から考えていたわけではないです。ゲームの流れで、勝っているとき負けているとき、時間帯によってどういう交代の仕方があるのかということはある程度考えてはいました。ただ、実際は相手もあることですし、ゲームの流れとしても今日のように開始早々に失点するということもあるので、なかなか自分の思っているとおりにはいかない。そういう意味では、その都度その都度の中で交代を決断していった結果です。
70分を超えてくると疲労もあるので、疲労で落ちてきている選手であれば、新しい選手を入れられるということは流れを変えるという意味でもすごく良い手段だと思うので、そこは思い切って代えやすいですし、5枚いるということは大事なことかなと思います。

木山隆之監督 総括

久しぶりの試合でしたがスムーズに試合に入れたと思います。プレスの掛かりも良く、早い時間に先制ができて、少しボールをベルマーレさんのほうに持たれる時間も前半にはありましたけれども、落ち着いてしのいで、後半にまた人が入れ替わりながらも、ある程度自分たちのペースを崩さずにプレーができたのかなと思います。
攻撃の回数がもう少し増えればなお良かったと思いますけれども、久しぶりの試合としては、落ち着いて勝つゲームができたと思います。

木山隆之監督 質疑応答

- 最大5人まで交代できるルールでの交代プランについては?

ある程度トレーニングでもシミュレーションをしていましたし、勝っている場合、負けている場合、ある程度頭の中は整理してやっていました。

- 初先発の小畑選手については?

初めてJリーグの公式戦のピッチに立ったとは思えないぐらい落ち着いていましたし、立ち上がりに1本、グラウンダーのシュートをしっかり自分の胸に入れたので、本当に落ち着いてゲームに入れましたし、その後に2本ほど枠の中に入ってきたシュートを本当によくセーブしてくれました。
足元のプレーも落ち着いていたと思うので、十分やれるということを示してくれたと思います。

選手コメント

DF6岡本 拓也
岡本 拓也

こういう世の中の状況で、ようやく再開できるにあたって、テレビで見てくれている方にエネルギーを届けられるような試合をしたかったんですけど、立ち上がりからフワッと試合に入ってしまった結果がこういうスコアになってしまったのかなと感じます。
(無観客での試合については?)やはり独特の雰囲気がありましたし、初めての経験で難しさは感じました。
(課題は?)もっと相手の状況を見てプレーしなければといけないですし、相手が前から来ていて風もあるなら割り切っても良かったのかなという思いもあります。次はアウェイになりますけど、もう1回修正するところを修正して、湘南らしく戦えるように良い準備をしたいと思います。
(後半、リズムに乗っていいペースを掴めた理由は?)風の影響が大きかったと思いますし、立ち上がりから前にエネルギーを出していこうという話をしていました。一番は風が大きかったと思います。
(守備の粘り強さについては?)前半は特にセカンドボールを拾われて球際で負けて押し込まれるという展開だったと思うのですが、そこはもう一度自分たちらしさというのは何なのか、ということを思いださないといけないですし、そこで負けていては試合に勝てない。もう一度見つめ直したいと思います。

MF15福田 晃斗
福田 晃斗

試合に入る気持ちとしては、やはりここに至るまでに選手だけではサッカーができる環境まで持ってくることはできなかったと思うので、自分たちにサッカーをする場を与えてくれた方々に感謝の気持ちを持ってプレーしようと思っていました。もちろん勝利で終えたかったですけど、まずサッカーをこうしてまたできたことは自分としても嬉しいですし、社会に良い影響を与えられればと思っています。
試合のほうは、早い時間に先制されてしまって、それによってとても難しい状況になりましたが、その後は自分たちがやりたいサッカーもある程度見せることができましたし、あの1点がすごく悔やまれるところです。サッカーってこういうものだなということを再確認すると同時に、連戦なのですぐに切り替えて次に向かってやるしかないなと思います。

前半は向かい風だったので、割り切ってFWを目指して蹴ってセカンドボールを全体で拾うというようなことをみんなで合わせられればもっとよかったと思いますが、僕たちがいまトライしている、簡単にボールを失わないといった意識が強かったために、後ろでしっかり組み立てながら前に運びたいという部分が出た。そのチャレンジは悪いことではないと思いますが、相手がマンツーマンぎみにプレスにきていたので、そこは割り切ってもっと守備陣、キーパー、僕あたりで状況を把握して、ゲーム運びをより考えて修正する必要があったかなと思います。

(無得点だったがいいシーンもあった。収穫は?)やはり1失点してしまったということで、時間が経つにつれて点を取りにいかなければいけないということで焦ってしまったところもあった。失点がなければ、攻撃の中でもっと早くするところとゆっくりするところの使い分けもできたと思います。失点があったにしては、そのあといいシーンを作ることもできていましたが、クロス中心にはなっていましたしそこでも、入り方や人数のかけ方を工夫する必要があるかなと思っています。

(無観客試合については?)やっぱり寂しいというか、欲を言えば人がたくさん入っている中でプレーをするのがサッカー選手としては幸せですが、今は仕方がないのでこの現状を受け止めて、DAZNで応援してくださっているサポーターの皆さんに勝利を届けられればよかったのですが。やはり試合中は声援があったほうが僕たちの気持ちとしては昂るものがあります。ただそれを今日の言い訳にしたくないので、あと1試合リモートマッチですけど、しっかりみんなで準備してやっていきたいと思います。
そしてサポーターの方がスタジアムに来てもらえるようになったら、また恩返しできるように頑張りたいと思います。

※選手もリモートでの会見形式の取材となりました