馬入日記

【馬入日記:1月22日】スペインキャンプ順調です!&石原直樹選手インタビュー

200122-1スペイン・マルベリャでのキャンプ、順調に行われています!
強度の高いトレーニングでハードな日々ですが、選手たちはみんな明るく、前向きに取り組んでいます。明日からはいよいよトレーニングマッチが行われます。

練習後、石原直樹選手に話を聞きました。
今季、2008年以来の復帰となった石原選手。12月末に発表した時には、サポーターの皆さんから歓喜の声が止みませんでした。
高崎経済大学付属高を卒業し2003年に新卒でベルマーレに加入。2008年までプレーし、その後大宮、広島、浦和、仙台と様々なチームで活躍を続けてきました。

こうして再びベルマーレのエンブレムのもとで戦うことになった心境とは…

「いやもう、本当に楽しみです。所属していたチームにもう一度帰ってこられるって特別なことだと思います。僕はいつかチャンスがあるならやりたいなと思っていました。僕がいた時にはJ1という目標はありましたけど、なかなか昇格は勝ち取れなかった。そこまでいくこと自体大変な中で、何年も居続けられていること、そしてそのタイミングで帰れるとうのは本当に有難いことだしすごいことだなと思っています。前にいた時よりはいろいろできるようになっていると思うので、それをピッチで見せたいですね」

始動して2週間弱、いまどんなことを感じながらプレーしているのでしょうか。

「まずは目指すサッカー、どういうサッカーをしようとしているのかということを理解しなければいけないと思っています。去年いた選手はある程度分かってると思うんですけど僕は初めてなので、理解しようとしてやっていることがすごく楽しい。今までいたところとはやり方が違うので新鮮。それを理解するのが楽しいです」

これまでたくさんの経験を重ねてきた中でも、新たなチャレンジを“楽しい”と思って取り組む姿勢を持っています。

「前から行くことや守備での要求も高いので、それを90分通してやるのはきついということは分かってるんですけど、今日の練習では普段だったら行かないだろうなというところも意識して行きました。やってみることで課題が分かって次に生かされると思ったので、まず行けるところは行きました。その映像を見てまた学んでいきたいと思っています」

そういった学ぶ姿勢も抱きつつ、これまでの経験を活かす、伝えるということも石原選手に求められることになりそうです。

「監督と話もしましたが、去年など勢いだけでやっていた部分もあったと思う。せっかくとったボールを失ったらまた守備をしなければいけなくなるので、もちろん速く攻めるのが一番いいんですけど、今度攻められない時にどうやって点を取るのか、ひとつ上のレベルでやるにはそういう速攻と遅効の使い分けをしていくことも必要だと思っています。若いチームですけど、何人か経験のある選手がいるので、そういったプレーを練習や試合でも出せればと思います」

外から見ていた時も…
「いい時とそうでない時の差があるのかなと思っていました。結果はいつも気にして見てましたけど、強い相手に勝ってこれは大丈夫だろうという相手に勝てなかったり、波があるのかなと思っていました。何かひとつ上手くいかない時に、身体とかじゃない部分、頭を使って戦うということも必要だと思う。上位のチームはそういうことができていると思います。僕自身も、広島や浦和は上位争いをしていましたし、相手が嫌なことをする、ボールを失ってはいけない時には失わないなど、戦い方知っている。僕自身も、学んできたし、教えてもらってきたことです」と。

石原選手自身は17年間のキャリアの中で、一番成長した場所はどこなのでしょうか。

「広島ですね。もう本当にみんなが上手すぎて…僕が一番下手なんじゃないかと思って毎日練習していました。例えば、トレーニングの中でワンタッチしかしちゃダメというような縛りのトレーニングがあったんですけど、11対11のワンタッチをみんな平気でやってました。でも僕が入るとできなくて止まってしまう。ヤバイな、なんでできるんだろうと思って、すごく苦労しました。同じポジションに入ってる選手は失わない。ということは、パスコースがひとつだけじゃなくて自分のところにくるときに2つ3つあるから、ひとつ読まれても2つ目がある…といった感じで選択肢がたくさんある。そうやって、うまい人のプレーをとにかく見て、こうやって局面逃げているんだということを学びました。そうすると、試合になった時には、見なくてもここに仲間いるだろうとか分かるようになる。この年、優勝しましたけど、半分くらいしか出られなかったし自分の力で優勝できたとは思えなかった。だから次の年、ここで優勝したら本物だろうという気持ちでシーズンに入りました」

そしてその年も優勝し2連覇、石原選手は2桁得点を挙げる活躍をみせました。

「それまでは身体能力とか嗅覚、頭より体が先に動く感じでやっていたけど初めて“なるほどこういうことか”ということを掴んだ気がします。考えるようになりました。サッカーは立ち位置ひとつで変わってくる。それを伝えるのって本当に難しいですが、1秒とか0.何秒で局面で変わってしまうので、その時その時で正しいポジションについていれば、味方も楽だし相手を困らせることができる。いい経験をさせてもらったと思います。年齢を重ねると体力的にはどうしても衰えていくけど経験値は上がっていくと思うので、そういう部分を出していきたいです」

これまでJ1・J2通算で422試合に出場し、106得点挙げているというのも、改めてすごいことです。

「チームに恵まれていたと思います。いろんな選手と関わることができたと思います。ベルマーレではアジエルとかね(笑)。僕自身、去年は少し不完全燃焼でした。ピッチに立てれば自分の役割、やることははっきりしているのでプレーで示せたらいいと思うし、試合に出てチームの勝利のために貢献したいと思います」

高卒ルーキーだった石原選手は、たくさんの経験を積み大きな成長を遂げていました。と同時に、自分自身がまだまだ学びたいというフレッシュな気持ちを強く持っています。

「この年齢でも迎え入れてくれたことは本当に有難いです。いつも気にかけて声をかけてくれた眞壁さんや水谷さん、紘司さん(坂本SD)の存在があったからこそだと思うし、どんどん人が変わってしまうクラブが多い中で、変わらないのがベルマーレの良さだと思う。去年、クラブが本当に苦しんでいたのは誰もが知ってるし、そんな中でJ1に残留できたことはすごいことだと思う。僕自身もJ1で戦えるチャンスをいただいた。その感謝の気持ちを力にして、このチームで100%出したいなと思います」

ちなみにインタビュー中もチームメイトが通るたびに「ナオさん」「ナオさん」と話しかけられていた石原選手。

「みんなよく話しますし仲がいいですね。若いって感じ(笑)。でも今までも年下の選手とごはん行ったりしてたことは多いので。まぁ音楽とかテレビ番組とかの話はついていけないかもしれないけど(笑)。仙台組や浦和組など、もともと知ってる選手も多かったですね。選手たちの特徴を把握すること、自分がどうしたいかということもみんなに伝えていきたいなと思います」

充実の表情で話してくれた石原選手。
本当に楽しみなシーズンが始まります!

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ハードな日々ですが、選手たちは皆元気、そしてトレーニング中の声もよく出ています。
明日からはトレーニングマッチが始まります!