馬入日記
【馬入日記:10月21日】寺川選手「目の前の試合に向けて準備を」
今日は雨の中、HONDA FCとの練習試合が行われました。結果は6-0の勝利でした。
練習後、寺川選手に話を聞きました。
まずは、ちょうど映像を見返したという前節の鹿島戦について。
「裏をすごく狙っていて、うまくいかなくても一貫して繰り返しチャレンジしていたと思う。きれいな形ではなかったけど、裏が通らなくてもセカンドボールを拾えていたし、中盤の僕らとしても攻撃に繋げやすかったなと思います」
劇的なゴールにより貴重な勝点1を掴みましたが、試合後の選手たちの表情は悔しさを募らせたものでした。寺川選手も、しきりに「勝たなければいけないから」と語っていたのが印象的でした。
「実際に勝たなければマズイ状況。“いい試合をした”だけではいけない。次に繋がる試合ではあったけど、正直そういう試合は今までにもあったし後に繋げられなかったわけだから、本当に次の試合で結果を出さなければいけない」と寺川選手。
確かに今シーズン、進歩が見られた、いい兆しがあったという次の試合でそのよさを継続できなかったとう場面が何度かありました。
「いつも、それしかないんだけど、やっぱり一番大事なのは“目の前の試合”。常にそこが一番大事。だから、試合に向かうまでの1週間はその目の前の試合に向かって準備をするだけです」
残り試合は8試合。寺川選手の経験がチームに力を与えています。
「チームにいい影響を与えようとか、実は意識してやっているわけじゃない。むしろそういう前に自分のことをしっかりやらなければという気持ち。もちろんチームのことを考えることは大事なことだけど、自分のことがしっかりやれなければいけない。迷ったり、どうしたらいいんかなと考えたりすることもたくさんある。でもその度にその壁を乗り越えていかなければいけないから」
周囲に見せることはありませんが、ベテランの寺川選手でも悩んだり迷ったり…ということがあるということ。乗り越えようと必死に戦う日々なのです。
「長くやってきた中で、いい方向に向かうにはどうしたらええかということを考えて、そのうちいろんなものが絞れていったところもある。常に勝ち負けのある世界だけど、ちょっとでも改善ができたら嬉しいしね。何度もチャレンジして前向きにやっていく、その繰り返しだよね」
何度もチャレンジをしてきました。そしてこれからも、またその繰り返しです。
ちなみに、「笑って下さいね」というリクエストなのにこの表情。
でも本人は「今まで一番いい笑顔やったなぁ」ということでしたが…。
さてこちらは…
次号のMAREに掲載される対談インタビューです!
オフィシャルクラブスポンサーとして小学校体育巡回授業をご支援いただいている「全国共済」の上関理事長と反町監督が対談を行いました。
テーマは「大人が担う子どもの未来」。
子ども時代の話や今の子どもたちを見て感じること、そして大人が果たす役割…など、普段はなかなか聞くことのできない話。
10月30日の大宮戦で配布開始となるMARE16号に掲載されます。
ぜひお楽しみに!