MATCH試合結果

2024明治安田J1リーグ第4節 vs 浦和レッズ

3月17日(日)15:03キックオフ @レモンガススタジアム平塚

HOME 湘南ベルマーレ 浦和レッズ AWAY
湘南 4 2 前半 1 4 浦和
2 後半 3
4 > 5 勝点 4 > 5
23分 ルキアン
32分 鈴木 章斗
46分 鈴木 章斗
74分 ルキアン
得点者
11分 興梠 慎三
55分 松尾 佑介
64分 前田 直輝
81分 サミュエル グスタフソン
選手 シュート シュート 選手
GK 23 富居 大樹 0 STARTING
LINEUP
0 西川 周作 1 GK
DF 22 大岩 一貴 0 1 酒井 宏樹 2 DF
DF 47 キム ミンテ 0 2 佐藤 瑶大 20 DF
DF 8 大野 和成 0 0 マリウス ホイブラーテン 5 DF
DF 2 杉岡 大暉 2 1 渡邊 凌磨 13 DF
MF 37 鈴木 雄斗 2 1 伊藤 敦樹 3 MF
MF 18 池田 昌生 4 1 サミュエル グスタフソン 11 MF
MF 5 田中 聡 1 2 小泉 佳穂 8 MF
MF 13 平岡 大陽 1 1 前田 直輝 38 FW
FW 29 鈴木 章斗 5 1 興梠 慎三 30 FW
FW 11 ルキアン 2 1 関根 貴大 14 FW
GK 1 ソン ボムグン SUB 牲川 歩見 16 GK
DF 3 畑 大雅 0 大畑 歩夢 66 DF
DF 6 岡本 拓也 1 岩尾 憲 6 MF
MF 7 阿部 浩之 0 0 中島 翔哉 10 MF
MF 14 茨田 陽生 3 松尾 佑介 24 MF
MF 15 奥野 耕平 0 エカニット パンヤ 27 MF
MF 30 鈴木 淳之介 0 1 チアゴ サンタナ 12 FW
警告・退場 スタッツ 警告・退場
17 シュート 16
◆34分 8 小泉 佳穂
◆90+1分 24 松尾 佑介
14 ゴールキック 11
6 コーナーキック 7
10 直接フリーキック 15
2 間接フリーキック 0
2 オフサイド 0
0 PK 0
得点経過
◆23分
11 ルキアン
中央 37 → 相手DF ミス 2 → 11 右足S
◆32分
29 鈴木 章斗
中央 18 ~ → 5 ~ → 29 左足S
◆46分
29 鈴木 章斗
中央 相手DF → 29 カット 右足S
◆74分
11 ルキアン
中央 相手DF クリア 5 左足S ポストかえり 11 右足S
~:ドリブル
→:グラウンドパス
↑:浮き球パス
S:シュート
◆11分
30 興梠 慎三
右 3 → 中央 11 ↑ 38 → 30 左足S
◆55分
24 松尾 佑介
中央 3 右足S 相手DF クリア 11 → 24 左足S
◆64分
38 前田 直輝
中央 14 → 6 → 38 ~ 右足S
◆81分
11 サミュエル グスタフソン
左 6 ↑ 中央 24 ~ 相手DF カット 11 右足S
選手交代
◆68分
2 杉岡 大暉 → 3 畑 大雅
18 池田 昌生 → 15 奥野 耕平
◆84分
13 平岡 大陽 → 30 鈴木 淳之介
29 鈴木 章斗 → 7 阿部 浩之
◆46分
8 小泉 佳穂 → 6 岩尾 憲
30 興梠 慎三 → 24 松尾 佑介
◆66分
3 伊藤 敦樹 → 10 中島 翔哉
38 前田 直輝 → 12 チアゴ サンタナ
入場者数 天候 気温 湿度 ピッチ状態 試合時間
12,628人 晴、中風 20.8°C 34% 全面良芝 90分
コミッショナー 主審 副審 副審
小花 浩司 スミス ルイス ディーン 田中 利幸 長谷川 雅
第4の審判員 VAR AVAR 記録員
熊谷 幸剛 山本 雄大 聳城 巧 岩崎 洋

監督コメント

山口監督 総括
山口監督

立ち上がりは非常に守備に苦労した試合となってしまいましたが、20分経過したところからは特に前半は良い距離間の中、良い守備ができたと思いますし、前半に逆転することができたのは良かったと思います。
後半に関しても入りは良かったですが、それ以降に課題が残る試合でもありました。勝点2を落としてしまった試合になりました。

山口監督 質疑応答

立ち上がり少し苦労したと思うがその要因は?

原因ははっきりしていると思います。自分たちが用意してきたものが出せなかった、ちょっと後ろに重たくなってしまった、その辺がはっきりしてからは特に相手のシャドーとウイングのところが相手のキーだったので、そこはもうちょっと立ち上がりから選手に出してほしかったですし、出させることができなかったのが課題として残ると思います。

守備で改善していきたい部分は?

圧を受けてだんだん後ろに重くなってしまうというのは課題ですし、自分のところでの交代の決断が遅かったのも大きな敗因だと思います。際(きわ)のプレーというのもあるので、局面だけではなくて、それにまつわるボールの失い方であったり、トライの仕方であったり、判断のところにはなりますけれども、それをどうみんなでできるかどうかだと思います。失点する中で学ばないといけない。失点には必ず原因があるので、誰が、ということにはなってしまいますけれども、責任がどうこうではなく、全員で共有できればと思います。

田中聡選手が前に出ていくシーンが多かったと思うが、今日のプレーはどうだったか?

いつもより多いかというのは分からないですけれども、今日の試合にフォーカスしているので前の試合がどうだったかというのはあまり気にはしていません。相手がいることなので、このフォーメーションを選んで、選手を選んで、相手に対して自分たちの有効的なところはみんな認識していたと思います。
攻撃に関してももちろん課題はたくさんありますが、試合が経つにつれて、というところはあったと思うのでその辺はポジティブに捉えてやっていきたいと思います。4点取れたことは素晴らしいですけれども、なぜその4点が取れたのかという共通認識をしっかり持っていきたいと思います。

4得点できたが良かったところは?

相手をしっかり見れている時間帯もありましたし、ボールの動かし方で自分たちの優勢をどう作るかというところはトライしている部分なので、距離感やタイミングの取り方、ポジションの取り方など、誰がどうとかここに立つとかではなくて、共通認識の中で選ぶということが今日は良かったのではないかと思います。
何よりゴールに対しての意識は高かったんじゃないかと思うので、その辺りがもしかしたら聡(田中選手)とかが前でプレーできているという印象を与えたのかもしれないと思います。何がどうとは分からないですけれども、チームとしては相手が浦和さんという中で共通認識として持つものはあったのかなと思いますし、それにプラスしてゴールへの意識が高かったので4得点に繋がったのではないかと思います。

今シーズンすべての試合で得点できているが、攻撃面はどのように評価しているか?

まだ4試合なので、今シーズンの評価はまだしていないです。大事なのは点を取ること+勝ちに繋げないといけないので、そういう観点から言うと、選手にも伝えていますけれども現状はまだまだここだという認識をしていかないといけないですし、謙虚に地道にやっていかないといけないと思っています。
今日4点取れたから素晴らしいとは半分くらいしか思わないです。どんな試合でも勝っても負けても引き分けても、良いところ・悪いところは自分たちで出るので、今日の試合は返ってこないので、今日の反省と次の試合に向けてどう捉えるかというのは選手にも話しましたし、選手もそういったマインドでいてくれているので、点を取れているから良いではなくて、なぜ点を取れているのかというところも掘り下げながらやっていかなければいけないと思っています。

献身的なプレーが目立っていたルキアン選手が2得点したが、評価は?

フォワードの選手が点を取れたという点は大きいですし、彼自身も今シーズン最初の得点が取れたのはポジティブなことだと思います。献身的にプレーすることで得点が生まれたり、ボールがこぼれてくると思いますし、それは彼も自分の中で分かっている選手だと思います。ここからもっと彼自身にも得点数を伸ばしてほしいですし、今以上に貢献もしてほしいですし、自然とそうなっていくのではないかと思っています。
他の選手もそうですけれど、ゴールへの思いはもっと出していかなければいけないと思います。

浦和レッズ相手に特に警戒した部分はあるか?

あります。次があるのであまり言えないですが、特に攻撃のところで3失点目、4失点目で前の選手にやられましたけれども、あれは浦和さんの狙いであったり、ボールの動かし方も素晴らしいですし、サイドの関係性というところで言うと気を付けていた部分なので、そこはひとつのポイントだったと思います。

ペア マティアス ヘグモ監督 総括

立ち上がりの20分間は素晴らしかったと思います。ビッグチャンスがたくさんあったので、そこでしっかりと得点しないといけません。そのあと、プレスを掛けなければいけない場面で受け身になってしまった時間がありました。ハーフタイムの時点で1-2とリードされていましたが、選手たちには「後半で3、4点取れるぞ」という話をしました。その直後に1-3に広げられましたが、選手たちは勇敢さを見せて追いつくところまで戦いました。

そして、ベンチスタートの選手たちも良い仕事をしてくれたと思います。最後は5点目を取れそうな場面もありました。チアゴのチャンス、そして瑶大(佐藤選手)のチャンスがありました。

選手たちが見せた気質は非常に大事なものだったと思います。今後、トレーニングしていかないといけないのは安定性のところと、試合を通してプレスを掛けるところだと思います。本日はこのような素晴らしいシュートを打てるチームと対戦して負けなかったことが大事だったと思います。相手のシュートは良かったのですが、失点をすることはわれわれの望んでいるところではありません。

選手コメント

MF5田中 聡
田中 聡

(今日はどういう意識でプレーしていたのか?)
攻守においてボールに関わるポジションですし、自分のところでボールが収まったり、ボールを奪うことができればと思っていました。
ただ4失点してしまったので、そこは課題です。

(1点目のスルーパスも見えていて狙っていたのか?)
雄斗くん(鈴木選手)がすごく要求をしてくれていたので、自分はそれに合わせるだけでした。

(2点目は鈴木章斗選手が見えていたのか?)
シュートを打ったんですけど、それが章斗(鈴木)に当たって入りました。
咄嗟に出たプレーだったんですけど、結果的に良かったです。

(ルキアン選手が決めた4点目も田中選手の惜しいシュートだったが?)
ルキアンが得点を決めましたけど、自分がきっちり決めたかったです。

(2点目の場面でのルーレットや4点目のシュートの場面で考えていたことは?)
ポジショニングもよかったですし、どこにボールが転がってくるかもわかっていて良い予測ができていました。
ミドルシュートも練習していますし、得点に絡めたのはよかったですけど自分で得点を決めたかったです。

(アンカーのポジション1人で不安な面もあったのか?)
1人なので運動量であったり、当然肉体的にもきつかったですけど、後半の最後の方は足が全然動かなかった。もっと走力をつけたいと思います。

(U-23代表ではどういったプレーをしたいか?)
上手い選手はたくさんいるんですけど、自分はボールを奪うところや闘うところが武器だと思うので、そこを出したいと思います。

(今日の試合に勝って代表に向かいたかったか?)
勝ちたかったです。それだけですね。
久しぶりですし、選んでいただいたので自分の特徴を出して何か爪痕を残したいなと思います。

FW11ルキアン
ルキアン

初得点と2点目をとることができたことはホッとしていますけど、勝点3を取ることができなくて引き分けで終わってしまったことは残念です。

自分は毎試合ベストを尽くすことだけを意識しています。その中でゴールが取れたことは周りがサポートしてくれているからこそだと思いますし、それは嬉しく思います。とにかく自分は毎試合ベストを尽くすことを意識しています。

(鈴木章選手との関係性がさらによくなっているようだが?)
自分が来たときからすごくいい選手だということを感じていました。若くてポテンシャルのある選手で、彼は常に自分を助けようとしてくれるしいいコミュニケーションを取ろうとしてくれるのですごくやりやすいです。

(経験豊富なルキアン選手から鈴木選手にアドバイスすることはあるのか?)
常にコミュニケーションを取っています。ただ、自分が年上で経験があるからといって彼から学ばないということは一切ないと思います。彼からも学ぶことがたくさんあると思っていますし、いろんな意見交換をしてチームのためにできることを二人でよく話しています。

(ゴールを決められたことで気持ち的にも楽になるか?)
そうですね、早く決めたかったので。アビスパの時はなかなか決められるチャンスがなかったので、自分が得点を取ることによってすごくホッとしています。ここ3試合はあまり得点のチャンスはなかったですが、今回はチャンスがあって、そのチャンスをしっかりとゴールに繋がられたことは嬉しいです。

(守備の堅いチームから4点とれたことは大きいのでは?)
まずは浦和は強いチームで少しでも隙を与えてしまうと決められてしまうチーム。うちはその隙を与えてしまったことで失点になってしまったことは反省していますけど、強い相手に4得点できたことはチームにとってはポジティブだと思います。あとは細かいところを修正していければ湘南はもっといい順位にいけることを信じています。

FW29鈴木 章斗
鈴木 章斗

(得点を振り返って)
1点目は聡くん(田中選手)がシュートを打つと分かってたので、そのこぼれを狙おうという意識はありました。たまたま自分のところにきたので反応できてゴールに入ってよかったなと思います。

(2点目は素晴らしいミドルだったが?)
奪った瞬間に距離はあったので、最初はパスの出しどころを探してしまったんですけど、逆に出すところがないと自分の中で判断して、立ち上がりだったのでシュートを打ちました。いいところに飛んでくれて入ってよかったなと思います。

(ミドルシュートの前のボールカットのところは何を考えていたのか?)
相手の選手がパスを出す前になんとなくキーパーを使わずにセンターバック同士のパスがくるんじゃないかなと予測した中で、そのパスが緩かったのでそこは自分の予測でいけたところでした。

(2ゴールで個人としては手応えがあるのでは?)
個人としてはよかったですけど、今日勝つと引き分けでは全然違ったと思いますし、勝てば上に食い込んでいけるところでもあったので本当に勝ち切りたかったなというのがあります。

自分たちFWが点を取れれば、後ろがあとは守ってくれると信じているので、今日みたいなことをFW二人はやるだけかなと思います。

DF2杉岡 大暉
杉岡 大暉

風もあってなかなか落ち着かない中、クロスも何回か惜しいシーンがありましたがまだまだだと思います。効果的に動かして左で崩してというシーンを増やしたいですし、もっともっと先手を取って相手を困らせるというのはまだまだできていないかなと思います。

(チームとしてボールを持った時の課題は?)
前半は、最初は少しバタつきましたが左右に振って、そういう形から点も生まれましたし、悪くはなかったと思います。ただ、後半3-1になった時にどうゲーム運びをするかどうかが足りなかった。攻撃でも少し単調になってしまったところもあって、そのカウンターで2失点してしまった。ゲームコントロール含めてですけど、2点差がある中でああいう失点をしてしまったのはまだまだ実力不足だと思います。ゲームコントロール含めて風向きも追い風でしたし、保持したりもっと効率的に裏をとったりすることもできたと思うので、そこはチームとして大きな課題だと思っています。

(前線と最終ラインの意思疎通については?)
どうしても低い位置で持ってひっくり返そうと思って間延びしたところで拾われて押し込まれるというのはあるので、そこは後ろからの蹴る場所もそうですし、前の受け方もそうですし、そういうところは細かく合わせていかないと間延びしてしまう。スペースを与えると、相手も上手なのでそこはこの試合からしっかり学ばなければいけないと思います。

DF47キム ミンテ
キム ミンテ

(失点については?)
前半の入りは悪かったですけれど、なんとか修正して上手くコンパクトにプレーできたなと思っています。後半、松尾選手が入って、ディフェンスとボランチの間に入ってくることが多くなってきて、それまでとギャップができて難しい試合になったかなと思います。

(田中聡選手が浦和のサミュエル グスタフソン選手にプレッシャーに行った時に、3バックの前のスペースが空いてしまっていた?)
そうですね。前半はそのスペースを興梠選手が使っていたり、ボールを受けたりしていたので、そこからは修正して何回か奪えたりしましたが、後半は割と浦和がシンプルに、松尾選手が裏に走りこんできていました。僕はそこに付いていて特に問題はなかったですけれど、コンパクトさがなくなってしまったのが負けた原因ではないかと自分では思っています。

(失点した中で改善していきたい部分は?)
ボールの失い方や、防げる場所はたくさんありましたが、ひとつひとつ言っていたらキリがないので、それよりは後半の距離感が遠くなってしまったことを修正していかなければならないと思います。