2024明治安田J1リーグ第33節 vs 東京ヴェルディ
10月6日(日)16:03キックオフ @味の素スタジアム
HOME 東京ヴェルディ | 湘南ベルマーレ AWAY |
0 | 0 | 前半 | 1 | 2 | ||
0 | 後半 | 1 | ||||
48 > 48 | 勝点 | 35 > 38 | ||||
得点者 |
32分 鈴木 雄斗
51分 鈴木 章斗 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 1 | マテウス | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 上福元 直人 | 99 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 23 | 綱島 悠斗 | 0 | 0 | 大岩 一貴 | 22 | DF | |
DF | 15 | 千田 海人 | 0 | 0 | キム ミンテ | 47 | DF | |
DF | 3 | 谷口 栄斗 | 0 | 1 | 松村 晟怜 | 32 | DF | |
MF | 6 | 宮原 和也 | 0 | 1 | 鈴木 雄斗 | 37 | MF | |
MF | 7 | 森田 晃樹 | 1 | 0 | 小野瀬 康介 | 88 | MF | |
MF | 8 | 齋藤 功佑 | 2 | 1 | 田中 聡 | 5 | MF | |
MF | 22 | 翁長 聖 | 0 | 0 | 平岡 大陽 | 13 | MF | |
FW | 18 | 山田 楓喜 | 1 | 0 | 鈴木 淳之介 | 30 | MF | |
FW | 20 | 木村 勇大 | 0 | 0 | 福田 翔生 | 19 | FW | |
FW | 11 | 山見 大登 | 2 | 2 | 鈴木 章斗 | 29 | FW | |
GK | 21 | 長沢 祐弥 | – | SUB | – | ソン ボムグン | 1 | GK |
DF | 4 | 林 尚輝 | – | 0 | 岡本 拓也 | 6 | DF | |
MF | 10 | 見木 友哉 | 0 | 0 | 阿部 浩之 | 7 | MF | |
MF | 33 | 松橋 優安 | 0 | 0 | 茨田 陽生 | 14 | MF | |
MF | 47 | 松村 優太 | 0 | 0 | 奥野 耕平 | 15 | MF | |
FW | 9 | 染野 唯月 | 1 | 0 | 根本 凌 | 16 | FW | |
FW | 27 | 山田 剛綺 | 3 | – | ルイス フェリッピ | 27 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
10 | シュート | 5 |
◆64分 19 福田 翔生■
◆66分 15 奥野 耕平■ |
|
8 | ゴールキック | 8 | ||
6 | コーナーキック | 2 | ||
15 | 直接フリーキック | 10 | ||
3 | 間接フリーキック | 1 | ||
2 | オフサイド | 1 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
|
---|
選手交代 | ||
◆46分
18 山田 楓喜 → 10 見木 友哉
◆63分
15 千田 海人 → 9 染野 唯月 11 山見 大登 → 47 松村 優太
◆72分
23 綱島 悠斗 → 33 松橋 優安 20 木村 勇大 → 27 山田 剛綺 |
◆56分
88 小野瀬 康介 → 15 奥野 耕平
◆72分
32 松村 晟怜 → 6 岡本 拓也 29 鈴木 章斗 → 16 根本 凌
◆86分
13 平岡 大陽 → 7 阿部 浩之 19 福田 翔生 → 14 茨田 陽生 |
入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
---|---|---|---|---|---|
19,010人 | 曇、無風 | 23.9°C | 85% | 全面良芝 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 |
---|---|---|---|
高橋 信光 | 荒木 友輔 | 堀越 雅弘 | 植田 文平 |
第4の審判員 | VAR | AVAR | 記録員 |
田中 玲匡 | 高崎 航地 | 梅田 智起 | 小山 修 |
監督コメント
山口監督 総括
前半から選手が相手をしっかり見て、相手の圧を受けないようにしながらボールをキープできていたと思います。また、その中で1点を取るということを忘れない、非常に素晴らしい前半だったと思います。
後半はもちろん難しさがあって、ほぼ守る時間帯でしたけれど。カウンターというチャンスがあると思っている中で、翔生(福田選手)が運び、しっかり引きつけて選べる、ということに対してすごく成長を感じました。
章斗(鈴木選手)に対してもそれを決め切る、ぶつけるというところを出してくれて非常に大きな点になりました。
本当に毎回そうですけれど、サポーターの皆さんがすごく良い雰囲気を作ってくださるので、それに僕らは乗っていけばいいと思っていました。それを強く感じられたゲームになりました。
また、フォワード2人が点を取って調子も良いと捉えられがちですけれども、それもチームの中での競争がある。ベテランの選手も、今日途中から出た選手も含めて、不慣れなところもカバーし合いながら、試合に勝つことに対してみんながフォーカスをしてくれたので、非常に喜ばしいゲームになりました。
山口監督 質疑応答
複数失点の試合が続いていたが、守備面について今日の試合の評価は。
前節も鹿島さんに先に2点取られてから難しい戦いをしていました。今シーズン、セットプレーでもたくさん失点してる中で、先に点を取られないこと。ただし、自分たちが攻めることを忘れないようにというこの部分を共有してきました。
2-0でしたけれど、点へのこだわりはあったと思います。ボールへの執着、多少ぐちゃぐちゃになりながらも、しっかり共有としてあったのかなと思います。そういうことで守れるということを、もう1回今日に満足せずやり続けたいと思います。
人数もそうですけれど、人数で解決するのではなくて、しっかりとしたものの中から守れるように、もっともっとみんなでやっていきたいと思います。そのきっかけになるゲームにしていきたいと思います。
様々な選択肢があった中で、松村晟怜選手をスタメンで起用した意図と評価は?
正直言って、オプションがたくさんあるチームではないと思います。ただ、ポジションでプレーを求めているわけでもないので、 彼の良さを引き出すにはどうしたらいいのか、というところ。淳(鈴木淳之介選手)が後ろにいるので、そういう組み立てのところでは、2人はいいものを持っている。その関係性の中で引き出すということを求めました。
今回は右側に大岩を使って、多少そこは不得意なところもあったんですけれども。それも関係性の中でどう埋めるかということはチームとして共有していることとしてありました。彼自身はよくやってくれたと思います。
拓也(岡本選手)の左サイドのウイングバックもそうですけれど、メンバーに入れない選手含めてチーム全員が不慣れなところをどう捉えてやるのか、しっかりそういうところに向き合ってほしいと思っています。
そういった部分は本当に選手がよくやってくれていますし、晟怜個人に関してもすごく良かったと思います。
ただひとつ、ちょっと攣るのが早いな、という話は本人にはして(笑)。若さもあるので、淳もしっかりそういうところを乗り越えてほしいなと思います。
2トップのプレスバックや前からの守備がよく効いていたと思うが?
それは絶対的なタスクとして、チームの役割として、選手には求めています。もちろん個人差があって、強度の違いはあれど、二人(福田選手、鈴木章斗選手)だけではなく本当にフォワード陣は皆サボらず練習からやってくれていると思います。
誰を選んでも守備のところでは意識してやってくれる、というのは自信を持って言えます。
点を取っているという流れもありますし、それでチームに勢いをもたらしたい、というのもあります。章斗も翔生もそういうスイッチが入ったら、後ろはすごく助かっていますし、そういうことが得点に繋がっているということが身に染みてほしいなと思います。
誰かのためにやることで自分が点を取れている、ということも含めて、彼らだけではなく、根本もそうですけれど、自分のタスクをしっかりとこなしているからこそ、点を取れていると思うので。
個人としても非常にパーフェクトというか、継続してやってもらいたいと思いますし、しんどい時もそれをできるような選手になってもらいたいなと思います。
前節の逆転勝利や今日の勝利が良い影響になるのでは?
選手は勝つことで前向きになるところはあります。ただ、僕自身は、だからといって次も良いゲームができる、という風に思っていなくて。また別のものですし、次の試合までの中で何が用意できるかだと思います。
今日に関しては、先週の鹿島戦から良い準備ができて、良いものを表現できたからこそ勝てたと思うので、それを繰り返すだけです。
次の試合に対して、この試合の価値がというよりは、言い方は悪いですけれど、調子に乗らずに自分たちができることを、100%以上のものを練習からできるかどうかなので。来週から、またオフ明けからそういうところを求めて、次は首位のチームですし、ぶつかっていければなと思います。
選手コメント
MF37鈴木 雄斗
(得点シーンを振り返って)
小野瀬がタイミングよく相手の背後を取ったところで、淳之介(鈴木選手)がしっかり最後まで見ていました。自分で打っちゃうかなと思ったんですけれど、ゴール前で僕もフリーだったので、小野瀬が最後落ち着いて僕にパスをくれて。呼んだところに良いボールを出してくれたので良かったです。
意外と時間があったので、最低限枠に入れようと抑えることを意識しました。落ち着いて打てたと思います。
(そのタイミングであの位置にポジションを取れていたことについては)
入りすぎないように、ということは意識していました。鹿島戦の畑の得点の時も、入り過ぎなかったからスペースが空いたということもあったので、タイミングよく入ることを意識しました。
(約半年ぶりのゴールとなったが)
いつ取ってもゴールは嬉しいものです。これまで意外と点を取るキャラみたいな感じだったんですけど、今年はあまり取れていなかったので、そろそろ決めたいなと思っていました。
クラブハウスを掃除したりして、徳を積んでおいて良かったです(笑)
(前半リードして折り返すことができたが)
チームとして良い時間帯も悪い時間帯もありますけど、悪い時間帯で失点しない、良い時間帯で仕留めるということが本当に重要だと思います。
これまでは良いサッカーをしていていながら負けてしまった試合というのがいくつもあったと思います。
FW29鈴木 章斗
(得点シーンを振り返って)
カウンターで翔生くん(福田選手)が運んでいた時に、初めはオーバーラップした方がいいのかな、という思いもあったんですけど、彼の特徴、スピードもあったので、そこは縦も空けておいた方がいいなと判断して、そのままいました。
それで上手く二人を引きつけてくれて、あとは自分がワンタッチで打つか、止めて打つかだったので。そこを止めて振り切った感じです。入って良かったと思います。
(ヴェルディの勢いが増してきている中での貴重な追加点となったが?)
そうですね。前半はフォワードの関係性として、やっていて距離感が少し悪いなと二人で話していました。その中でも守備は、フォワードの二人としては良かったかなと思います。
相手に流れを行かせないという意味でも、2点目が取れたのはすごく大きいかなと思っています。
(3試合連続ゴールとなったが?)
自分自身はやることは変わっていないですし、その中で今は結果がついてきているだけだと思います。調子が良い悪いとかは、そこまで自分は気にしていないです。
(前節に続いての勝利は大きいと思うが?)
そうですね。下の勝点差も近いですけれど、上も近いので。
今はその一戦一戦に懸ける思いというのは、やっぱり残り試合が少ないですし大きい。その目の前の試合に全員がフォーカスしてやっているので、それが良い結果に繋がっているのかなと思っています。
DF32松村 晟怜
(リーグ初スタメン、どのようなことを意識して試合に入ったか?)
難しいことはせずに、シンプルに縦につけることだったり、自分の持ち味を出していこうと思って入りました。
(いつもと違うポジションでの出場となったが?)
自分にしかないものがあると思っていたので、大雅くん(畑選手)みたいにどんどんドリブルしたり、走って上がっていく、というよりかは、淳之介(鈴木選手)と大陽(平岡選手)と連携して、下で上手く作りながらという部分は、自分に求められていることだと思って意識してやりました。
日頃からやってきたものが、少しずつですけど出せていると思います。監督に使ってもらえているので、そこは変えずに、試合や練習で経験したことを、もっとチームに還元できればと思います。
(立ち上がりからその良さを出せていたと思うが?)
自分の縦パスや斜めのパスは全部引っかかっていたので、そこは反省点かなと思います。どこでも、どのポジションでも出せるような選手にならないといけないなと思いました。
(実際、後ろと今日のポジションの感覚は違ったか?)
ちょっとプレッシャーがかかるポジションでもあるので違いはありました。もっと見ておく部分や、ボールの置き所は意識しないといけないなと思いました。
(ピッチに立ったからこそ感じた部分もあるのでは?)
リーグ戦独特の緊張感というか、スタートで出たからこそ味わえる楽しさや緊張感がありました。これをもっと経験できるように頑張っていきたいなと思いました。
(鹿島戦は途中出場、今日はスタメンで出場して、試合結果もついてきているが?)
結果は、章斗や翔生くんとか、ネモくん(根本選手)とかフォワードの選手のおかげです。
もっともっと自分が良いプレーをしたら、チームはもっと良くなるかなと思うので。足を引っ張らないように頑張りたいです。
(次節、首位との対戦に向けて)
こうやってウイングで出させてもらって勝てたのがとても自信になっていますし、わくわく感もある。ただ、今日攣ってしまったので、次はもっと良いところ見せれるように、そして勝てるように頑張りたいと思います。
GK99上福元 直人
(試合を振り返って)
ここまで試合に使ってもらっている中で、どちらかというと前線の選手たちに得点でチームを救ってもらうような試合が多かった。後ろが粘り強くすることで、チームを救いながら勝たせる、という機会がなかなか作れていなかった。
そういう両者の噛み合わせみたいなものを意識しながら、良い守備から良い攻撃に繋げるためには、粘り強さはどうしても必要だった。
今日に関しては結果としてそういったものが見えるシーンも多かったと思います。
個人的なパフォーマンスもまだまだ上がりきっていない、自分自身のきっかけみたいなものが必要だった。その中で、こういった古巣との対戦、そういうタイミングでなんとかそういったプレーを見せられるようになったと思います。
チームを助けるシーンや、みんなで協力して守るシーンも多く出せたと思うので、そういった粘り強さをチームとして持てるのはすごく大事なことだと思っています。
残りのシーズン、1試合1試合そういった部分を大事にしながらやっていきたい。まだ何も得ていないので。
プラス、自分たちが見ているのはもう少し上の順位なので、そういったところに近づけるように、1つ1つの積み重ねて、練習からこだわりを見せていきたい。
今日の試合を糧にして、良い形で次に繋げられるようにしていきたいなと思います。
(後半、密集の中から齋藤功佑選手の左足シュートに反応していたが見えていたのか?)
少し見えづらかったです。ただ、ある程度ポジショニングや身体の向きで、予測というか、身体が上手く反応してくれたと思います。
見えづらい中で距離もそんなに遠くなかったと思うので、そういった反応の部分で、はじくところも含めて練習の成果は出せたと思います。
ああいう形で簡単にゴールを奪わせない、というところを見せることができて良かったです。
DF47キム ミンテ
後半は押し込まれる時間が長かったんですけど、僕は全員に守りに入ろうぜと言いました。早い判断で、失点してしまったら早くない?ってなるかもしれないですけど、そこでしっかり守備に方向を向けてやったほうが中途半端にならないかなと思いました。
そうやって入って、最後までしっかり守り切れてよかったなと思ってます。
(フリーキックの場面で選手を鼓舞する姿が印象的だったが?)
この前のミーティングで、ヴェルディが40分過ぎぐらいの終盤ですごく得点してることをスタッフが言っていて、時間帯もちょうどその時間帯だったので、今が一番戦うところだぞっていうことを伝えたくて。ちょっと気合いを入れるというか、ピリッとさせたかった。結果、ゼロに抑えられて本当によかったなと思ってます。
(順位も上がってきたが?)
ちょうど勝負のところでやっとひとつ勝って、ひとつ前に出られた。上のチームとの差も詰まってきて、次の試合でまた上に上がれるチャンスがある。もう本当にここだなと思っていますし、もう残留が決まるとかそういうのじゃなくて、1桁順位の可能性があれば最後の最後まで狙いたいので、残り5試合、すごく強い相手が残ってるんですけど、5連勝して、1桁順位で終わりたいなと思っています。