MATCH試合結果

2023明治安田生命J1リーグ第4節 vs 京都サンガF.C.

3月12日(日)15:03キックオフ @レモンガススタジアム平塚

HOME 湘南ベルマーレ 京都サンガF.C. AWAY
湘南 0 0 前半 0 2 京都
0 後半 2
5 > 5 勝点 3 > 6
得点者
選手 シュート シュート 選手
GK 1 ソン ボムグン 0 STARTING
LINEUP
0 若原 智哉 1 GK
DF 16 山本 脩斗 2 0 麻田 将吾 3 DF
DF 22 大岩 一貴 0 0 井上 黎生人 4 DF
DF 2 杉岡 大暉 2 0 白井 康介 14 DF
MF 6 岡本 拓也 1 0 川﨑 颯太 7 MF
MF 88 小野瀬 康介 3 0 福岡 慎平 10 MF
MF 20 永木 亮太 0 0 武田 将平 16 MF
MF 13 平岡 大陽 1 4 山田 楓喜 27 MF
MF 3 石原 広教 0 0 佐藤 響 44 MF
FW 18 町野 修斗 3 1 パトリック 9 FW
FW 11 タリク 2 5 木下 康介 17 FW
GK 23 富居 大樹 SUB ヴァルネル ハーン 21 GK
DF 26 畑 大雅 0 0 イヨハ 理 ヘンリー 24 DF
DF 33 髙橋 直也 1 荒木 大吾 8 MF
MF 7 阿部 浩之 0 0 金子 大毅 19 MF
MF 10 山田 直輝 谷内田 哲平 25 MF
FW 9 山下 敬大 0 0 山﨑 凌吾 11 FW
FW 29 鈴木 章斗 0 1 木村 勇大 15 FW
警告・退場 スタッツ 警告・退場
◆90+3分 9 山下 敬大
15 シュート 11
11 ゴールキック 12
7 コーナーキック 4
15 直接フリーキック 11
3 間接フリーキック 4
3 オフサイド 2
0 PK 0
得点経過
~:ドリブル
→:グラウンドパス
↑:浮き球パス
S:シュート
◆55分
17 木下 康介
右 10 ~ → 14 ~ ↑ 中央 17 右足S
◆74分
27 山田 楓喜
中央 14 → 左 9 ~ → 中央 27 左足S
選手交代
◆68分
20 永木 亮太 → 33 髙橋 直也
3 石原 広教 → 29 鈴木 章斗
◆77分
6 岡本 拓也 → 26 畑 大雅
13 平岡 大陽 → 9 山下 敬大
11 タリク → 7 阿部 浩之
◆61分
10 福岡 慎平 → 19 金子 大毅
◆67分
16 武田 将平 → 24 イヨハ 理 ヘンリー
◆86分
27 山田 楓喜 → 15 木村 勇大
17 木下 康介 → 11 山﨑 凌吾
入場者数 天候 気温 湿度 ピッチ状態 試合時間
10,791人 曇、弱風 18.1°C 57% 全面良芝 90分
コミッショナー 主審 副審 副審
布瀬 直次 川俣 秀 大川 直也 船橋 昭次
第4の審判員 VAR AVAR 記録員
櫻井 大輔 飯田 淳平 山岡 良介 岩崎 洋

監督コメント

山口監督 総括
山口監督

想定していたゲーム展開の中でしたがバタバタしてしまったところと、いつも自分たちがやらなければいけないところが疎かになってしまったところがあって、前半は特に難しいゲームになってしまった。
ボールを受けて考えることが多く、準備のところでもっといい準備ができるはずなのにそれができなかったのが大きな要因だったと思います。
それは僕の未熟さでまだまだやらせないといけないところの反省と、もしかしたら組み合わせの問題もあったかもしれないので、そのあたりはしっかり向き合っていかなければいけないと思います。
点を取られたところも人はいましたし、ちょっとしたところ、セカンドボールの回収であったり、そういうところの差というのは顕著に今日は出たのかなと思います。
選手が受け身になってしまっている、意識しすぎている、そういうゲームになったのかなと思いますし、まだまだだなと、そう感じる90分になりました。

山口監督 質疑応答

疎かになっていたやらなければいけなかったこととは?

特に攻撃のところで受ける準備、受けるポジションというのは口酸っぱく言っている中で、みんなが怖がったり圧を感じていたと思うので、本来自分たちが見て判断してポジションを取ることができなかったのが大きな要因ですし、ミスを恐れているようなところにも繋がっていたと思います。
そこはもっと自分が引き出しを与えられるように努力していきたいと思います。

今日はアタッキングサードで選手の繋がりが見られず鋭さや怖さが感じられなかった要因は?

大きな要因としてはお話したようなところが疎かになってしまって、前へのいつものパワーや意識が多少消極的になってしまったと思います。
人数をかける関係性のところは距離感が遠くなってしまったところもあった。
ポジションの問題というよりは意識の問題、準備の問題だと思っています。
そういうところがゴール前になってもなかなかゴールに向かっているように見えなかった。距離を取らなければいけない時に近すぎて、近くに取らなければいけない時に遠すぎて、圧を受けているのに縦で返そうとするところが問題という話はハーフタイムにもしました。
そのあたりはまだまだやっていかなければいけないと思います。

ロングボールを使う相手への対応策とは?

対策としてロングボールを使われるということは想定内だった中で、やっぱりセカンドボールの処理の仕方であったり、アバウトさが目立ったのかなと思います。
同じミスでもお互いが準備をして関係性を持っていればよいが今日はなんとなく怖がってそれが尚且つ相手ボールになって失うことも多かったと思います。

曺貴裁監督 総括

昨年、苦しい思いをして残留したときに、なかなか勝点3を取れなくて、それでも我慢強くJ1に残り、今年はさらにレベルアップしようと選手と一緒にやってきましたが、開幕戦の試合とかその前で選手に少し迷いが出てしまいました。そこから名古屋戦、この間のFC東京戦、今日の湘南戦と、選手がメンタルリカバリーしてくれたことが今日の勝点3につながったと思います。
ワールドカップやUEFAチャンピオンズリーグを見ていると、サッカーの戦術的な進歩、相手との騙し合いは間違いなく進んでいますけど、足が止まったほうが試合に負けると思っています。そういう意味では、足を止めずに90分やり切った彼らを誇りに思います。

京都という町は、サッカーよりも文化的にたくさんの遺産があります。それだけのポテンシャルがある町にサッカーを根付かせるためのフットボールをしたいと思っているところで、失敗もたくさんしてきて、僕が言うのもおこがましく思いますけど、今日みたいな試合は昨年の始まりではなかなかできなかったと思う。平均年齢25歳くらいのチームですけど、よく頑張ったと思います。

湘南さんは最後の30分は圧力があってさすがだなと思いました。今日久しぶりにこのスタジアムでこの会見場にいるのも昔と変わらない、温かいと言ったら失礼になりますけど、選手が一体となって自分たちのチームとして誇りに思って応援するというのもあらためて感じました。われわれが学ぶべきことはたくさんあるんじゃないかと思います。

選手コメント

MF13平岡 大陽
平岡 大陽

ゴールキックとか相手がスリートップでハメてくるので準備が遅かったり、最初から決めつけて蹴ってしまうところがあって、相手の思うつぼというか、なかなかリズムを掴むことができなかったです。

(相手を剥がしずらかった部分があったのか?)
ひとつ繋ぐことができれば全然剥がすことはできたので、ディフェンスラインとかで一瞬フリーなるタイミングでパスコースを作ってあげられたら、前に前進していけたと思うんですけど、そこが課題だと思います。

(今シーズン初黒星となったが?)
開幕戦で勝ってその後の3戦は引き分けだったので、ネガティブになりがちですけどまだ1敗ですし、次に切り替えていきたいです。

(平岡選手のコンディションは?)
悪くはないですけど、今日も得点を決めれそうな場面がありましたし、失点のところもクロスをあげさせてしまったのでそこはしっかり映像を見返して、抜かれないようにしないといけないなと思います。

(チャンスを作れた場面もあったが、チームとして繋がりがなかなかなかったように見えたが?)
攻撃の面で繋がりはあったと思いますし、それが結果に結びつかなったからそう見えているのかもしれないですけど、そう見えてしまったのは簡単に長いボールを入れてしまったり、そのセカンドボールを拾われてしまったりしたのでそう見られてしまったと思います。
そういうところは自分たちが普段からやっているようなやりたいことを蹴るだけじゃなくて、ちゃんと他の選択肢も持ったうえで蹴るなら蹴るとかしっかりやっていければ、繋がりとかも見えてくるんじゃないかなと思います。

(余裕をもって状況判断して繋げるところは繋いでもよかったということか?)
智さん(山口監督)もいつも言ってますけど、繋ぐとかそういうポジショニングをしたうえで判断するのはいいけど、最初からそれを決めつけてそれをやると相手も楽になってしまうので、そういうところは怠ってはいけないなと思います。

(山口監督が相手の圧を感じていたところもあったと話していたが?)
キーパーが持ったときに前から来るというのは圧を感じましたし、一つ剥がすというのがなかなかできなかったのでディフェンスラインの選手の誰かがフリーで持てれば、結構前進することができたしそこからのアイディアはたくさんあったのですが、そこまで行くのが難しかったです。

(ベルマーレが開幕からいいスタートをきったので相手のチームも対策してきていると思うが?)
今日も顕著に前からハメにきていたので、もしかしたら対策をされているのかなと思いますけど、対策をされてもやることは変わらないですし、その相手の裏側を取るとかそういうこともできると思うので、一人一人が判断をしていかないといけないと思います。

(次以降にどう修正していくか?)
繋がりのところもそうですし、得点を決めきるところでも僕自身ありましたし、決めるチャンスがありました。
そういうところを決めきってもっと試合を楽に進めるとか、細部にこだわってやっていきたいです。

DF3石原 広教
石原 広教

前半はそんなにやられている感はなかったですけど、それが少しずつ負担にはなってはいたのかなと思います。
相手は繋がないで蹴っていいというのもあったみたいで、蹴られたボールをマイボールにするというところができていなかったので、もう少し試合を落ち着かせられたらよかったかなと思います。

(他のクラブよりもプレッシャーが厳しかったのか?)
最初の立ち位置で来ていただけでそのあとの強度はそんなに高いとは思わなかったですけど、もう少しみんなが落ち着いてボールを動かすことができれば、落ち着いて試合をできたのかなと思います。
あとはチャンスを仕留めるか仕留めないかというところが勝敗を分けたのかなと思います。

(今日は左サイドだったが?)
やることは変わらないですけど景色は違うので多少難しさもありましたけど、プレーが良かったかどうかこの後映像を見返してみないとわからないです。
ただ自信を持ってプレーをできたと思っているので続けるだけです。

(今シーズン初黒星となったが選手同士で話し合ったことはあるか?)
智さん(山口監督)としてはもっと選手に求めたいというのはあると思いますし、僕たちもそれに応えてもっと準備するところを早くするというところとかはやらなきゃいけないと思います。
ただ下を向くことなく、雰囲気も暗いわけじゃないですし次の試合でどう修正するかというのが大事だと思うので、みんな前を向いていると思います。

(試合を落ちつかせて進めるのはもっとコミュニケーションが必要なのか?)
話さなくても出来るくらいの感じでできればいいですし焦ることもないので、それは普段の練習からやっていることが試合に出ると思います。
その質を上げるというのは普段からもっと意識してやることが大事かなと思います。
相手でが来ていると感じていた選手も多かったのかなと思いますし、そこのメンタリティの部分が後半は負けていた状況というのもあったかもしれないですけど、落ち着いてボールを回せているときもありましたし、そこは相手が来ていると感じないで落ち着いてできるところもあるかなと。
全部ではないですけど、そこは多少あったかなと思います。

(後半相手がスリーバックに変えてきたが?)
やることとしては変わらないです。いつもそうですけど、相手がどう変えてきて何をしたいというのに対して、相手に合わせないで自分たちがやるべきことをやるというのを常に智さんが言っているので、相手がどう変えてきたからとかという訳ではなく、自分たちがマイボールできるところしっかりマイボールにするとか、前のスペースを突いていくとかそこを一つずつ相手が嫌がることをやっていくというのが大事かなと思います。

(山口監督が縦への圧を縦に返してしまったと言ってたが、選手も感じていたのか?)
相手に合わせるなというのは言われていたので、自分たちも繋げるところを蹴ってしまうとかそういうところがあった。かといってそこまで内容が悪かった訳でもないと思いますし、そこはもっとみんな自信を持ってやってもよかったのかなと思います。

(試合の中で立て直すのはなかなか難しいのか?)
自分たちのいいときに立ちかえって当たり前のことをしっかりと見つめ直して、自分たちに矢印を向けてやるというのが結果に繋がっていくと思います。
試合を見返せば課題はあると思うので、みんなで話し合いながら一つひとつやっていければまた結果はついてくると思うので、今日の負けを悲観せず次に繋げていきたいと思います。

FW18町野 修斗
町野 修斗

相手は割り切ってロングボールを入れてきたのでそれに苦しんだという感じでした。
簡単に放り込んでくる感じでしたが、それに対応できれなよかったですがうまく対応することができなかった。

(いい形で押し込んでいた時間も多かったが)
チャンスは作れていたんですけど、あと少しのところで決め切れずそこで決められたらよかったです。
前からきてる京都に対して繋げずに僕らも多少蹴ってしまって、もっといい準備をしてビルドアップから組み立てられたらよかったんじゃないかと思います。
今日はあまりボールフィーリングもよくなかったところもありました。
康介くん(小野瀬選手)の落としのボールとかは準備していた場所にこなかったので、そこは合わせる必要があったと思いますし、後半の浮いたシーンはボールとの距離がありすぎたかなと思います。切り替えてやっていきたいと思います。

(タリク選手との2トップだったが?)
献身的にやってくれる選手ですし守備の面でも攻撃の面でも助かることは多いのですが、今日は得点が取れなかったので、取れるように準備したいです。

DF2杉岡 大暉
杉岡 大暉

相手の強みというか、割り切ってやってきた相手に対して、少しそこに付き合ってしまったというか、ロングボールが多めの相手に対して僕たちもロングボールが多めになってしまいました。付き合うことも必要ですけどやはりどこかで違いを作らないといけなかった。結局無得点のまま終わってしまい、失点する時間帯もよくなかった。
多少うまくいかなかったとしてもゼロでいけば、後半は持てる時間も増えたので、そこはメンタル面含めてまだまだかなと思います。

(失点をしたことと無得点のどちらが課題か?)
先制点を取れたらもう少し落ち着いてやれたかもしれないですけど、そもそもうまくいっているかと言われたらそんなにうまくいっていなかったゲームだったので、そういう中で失点をしたことのほうが問題かなと思っています。
失点しなければチャンスというのはありましたし、2失点目も然りですし。無失点に抑えていれば、押し込めている時間もあったので、失点や点差によってプレーが雑になったり慌てる気持ちにさせることが少なからずあったかなと思います。

(左サイドの連携については?)
前半何回か深い位置までとってチャンスも作れましたし、そういう部分は誰とやってもそんなに違和感なくやれる手応えはあります。
ただもっと活かせる部分はお互いにあると思います。
まだまだその人によって合わせるプレーとか誰が相手でも自分の良さを出すプレーというのはもっともっと出していかなければいけないと思っています。

DF33髙橋 直也
髙橋 直也

良い緊張感と試合に出る楽しみとがあったんですけど、プレーはうまくいかなくてチームも結果負けてしまって、悔しい気持ちでいっぱいです。

(途中から出る難しさはあったか?)
自分の感覚的にはスタートと途中から出る時の感覚は同じで、あまり途中出場だからといってプレーが硬くなることはないと思います。

(京都のプレッシャーもかなりあったと思うが、相手の圧というのはどうだったのか?)
ファーストタッチをする前から相手が来ているのが見えていて、球際の強度も高く、少し焦る場面が多かったかなと思います。

(浦和戦で見せていたキックフェイントで相手をかわす場面は今日は少なかったが、それを出すために必要なことは?)
ダブルタッチでかわす場面があったんですけど、その時は自分としては準備が良くて相手がどっちから来ているかが見えていたので、受ける前の準備であったり、身体の向きとか、相手を見ることが出来たらそういったプレーも増えてくるのかなと思います。

(ボランチでプレーするのはやりやすいか?)
自分では、周りの人がアグレッシブにプレーしてくれるので、ボランチでプレーしていてやりやすいなというのはあります。

(センターバックよりも今はボランチの適性を伸ばしていくのか?)
自分にアンカーというポジションというチャンスも来ているので、今はアンカーでポジションを掴むことを目指しています。
ただ後ろで出ても持ち味である攻撃のところを出していけたらと思います。