MATCH試合結果

2023明治安田生命J1リーグ第33節 vs 横浜FC

11月25日(土)14:03キックオフ @ニッパツ三ツ沢球技場

HOME 横浜FC 湘南ベルマーレ AWAY
横浜FC 0 0 前半 0 1 湘南
0 後半 1
29 > 29 勝点 31 > 34
得点者
49分 大岩 一貴
選手 シュート シュート 選手
GK 1 永井 堅梧 0 STARTING
LINEUP
0 ソン ボムグン 1 GK
DF 22 岩武 克弥 1 0 岡本 拓也 6 DF
DF 2 ンドカ ボニフェイス 0 1 大岩 一貴 22 DF
DF 27 吉野 恭平 1 0 キム ミンテ 47 DF
MF 30 山根 永遠 1 0 大野 和成 8 DF
MF 4 ユーリ ララ 1 0 杉岡 大暉 2 DF
MF 20 井上 潮音 0 2 池田 昌生 27 MF
MF 26 林 幸多郎 1 0 田中 聡 5 MF
MF 10 カプリーニ 3 0 平岡 大陽 13 MF
MF 50 小川 慶治朗 2 0 阿部 浩之 7 MF
FW 9 マルセロ ヒアン 1 2 大橋 祐紀 17 FW
GK 49 スベンド ブローダーセン SUB 馬渡 洋樹 21 GK
DF 19 マテウス モラエス 石原 広教 3 DF
DF 42 橋本 健人 0 舘 幸希 4 DF
MF 25 三田 啓貴 0 0 茨田 陽生 14 MF
MF 31 坂本 亘基 0 0 奥野 耕平 15 MF
MF 33 近藤 友喜 0 0 福田 翔生 19 MF
FW 15 伊藤 翔 0 0 鈴木 章斗 29 FW
警告・退場 スタッツ 警告・退場
◆39分 27 吉野 恭平
◆86分 4 ユーリ ララ
11 シュート 5
◆38分 5 田中 聡
◆69分 2 杉岡 大暉
11 ゴールキック 5
8 コーナーキック 5
16 直接フリーキック 10
1 間接フリーキック 0
1 オフサイド 0
0 PK 0
得点経過
~:ドリブル
→:グラウンドパス
↑:浮き球パス
S:シュート
◆49分
22 大岩 一貴
左 7 → 中央 27 右足S 相手GK こぼれ球 22 右足S
選手交代
◆60分
26 林 幸多郎 → 33 近藤 友喜
50 小川 慶治朗 → 15 伊藤 翔
◆82分
30 山根 永遠 → 31 坂本 亘基
20 井上 潮音 → 25 三田 啓貴
◆87分
27 吉野 恭平 → 42 橋本 健人
◆80分
27 池田 昌生 → 15 奥野 耕平
13 平岡 大陽 → 14 茨田 陽生
◆87分
7 阿部 浩之 → 29 鈴木 章斗
◆90+8分
17 大橋 祐紀 → 19 福田 翔生
入場者数 天候 気温 湿度 ピッチ状態 試合時間
13,624人 曇、弱風 14.3℃ 33% 全面良芝 90分
コミッショナー 主審 副審 副審
布瀬 直次 中村 太 西橋 勲 赤阪 修
第4の審判員 VAR AVAR 記録員
窪田 陽輔 笠原 寛貴 柿沼 亨 石井 誠

監督コメント

山口監督 総括
山口監督

非常に難しい戦いになると思っていましたし、相手の分析をするなかでウィークやストロングなど、そういうこと以上のものがこの試合にはあると思って臨みました。
準備の仕方としては同じようにしてきて、選手が本当に理解をしてくれたと思います。
1点勝負になると思っていましたし、我慢するところと捥ぎ取るところ、得点を取ったところは練習してきた形でした。形になって本当に良かったです。
思い描いていた順位ではないんですけれども、一つ残留というものを確定できたのは大きな成果になると思うので、今日の試合で勝ってそれを決める、とにかく勝つことにフォーカスをしたそんな試合でした。

山口監督 質疑応答

前半左サイドを中心にチャンスを作ったあと、その後は我慢する時間が続いたがどう見ていたのか?

若干思い描いていた守備の高さではなかったですけれども、それも想定するなかで選手の表情とか声掛けとかを聞いているとそんなに慌てることもなかったです。
そこは委ねながら我慢できているなという感じで受け取っていました。その辺は頼もしくなったと感じましたし、前半は0で終えるということが途中からみんなのなかで意識としてあった。本当に難しい戦いで、後半どうやって得点を取るか、どう試合を持っていくのかというのは後半も含めて、交代選手含めて難しかったですけど良く結果に繋げてくれたと思います。

得点を決めたのが大岩選手だったが?

本人も苦しみながら、僕も厳しく言うこともありましたし、キャプテンをやってもらっていることも含め、本当に苦しい時期もあったと思うんですけれども、それに逃げずにできるのが彼の良さです。
1年で一度は点を取るというのは聞いていたので(笑)、今日取ってくれるんじゃないかという期待はしていました。大事なところで冷静なシュートを打ってくれたのでびっくりしていますし、非常に大きな得点になった。一貴(大岩)が持っているものだと思いますし、逃げずに向かってやっているところが出たんじゃないかなと思います。

ハーフタイムから後半にかけて選手が出てくるのが遅かったが、長い時間話していたのか?

逆です。話さない時間を少し取り過ぎてしまい最後に一気に伝えたので少し遅れてしまいました。
話したほうが長かったわけではなく、話さなかったほうが長かったというだけです。申し訳ないです。
何を拾って何を伝えて何を修正するのか、あとは委ねるところと選手の表情やお互いの声を確認していつも話しているのでそこに比重を置いてしまったというのがあります。

前半を終えて戻ってきた時の選手たちの表情は?

あまり問題はないと思っていました。少し整理はしないといけないと思いましたけれど、自分が外から見ていてやってもらいたい思い描いている守備であったり、中でやっているそのギャップをどう取るかなので、多少修正はしましたけれど、選手も理解して僕も理解をして共有をしてという時間にしました。
細かいことはあまり言えないんですけれど、落ち着きであったり、メンタル的なことも話しました。

春から夏にかけて最下位と厳しい状況が続いたが、今日残留できたことに関しては?

単純に僕の持っていきかただけの話なので、選手は勝てない時期もしっかりとトレーニングを理解してやっていました。それをひっくり返すことができなかったというのは僕のところなので、選手に対しては一年を通して、すごいなと客観的に思います。ただあと1週間あるので、選手にも話しましたが、どういう終わり方をするのかというのは、残留をしてホッとするのではなくて1つの試合に懸ける想いというのは、この数試合から学んでいることなので、そこは大事にしたいと思います。

四方田修平監督 総括

ホーム最終戦、直接対決ということで、サポーターの皆さまが満員の素晴らしい雰囲気を作ってくださいましたが、敗戦という結果で、期待に応えられなかったことが申し訳ないというのが率直な気持ちです。

選手は狙いとしていたことを表現してくれましたし、内容的にも準備してきたものを出せたところもたくさんありました。また、勝つという、残留するという気持ちを表に出す、プレーに出すところも表現してくれました。
それだけになんとか勝たせてあげたかったですが、1点が遠かった。セットプレー崩れで失点したことで、ゲームとしては非常に難しくしてしまった。
攻めに出なければいけない状況になったことで、裏返されてうまく攻められない時間が続いたり、最後はパワープレーで押し込むことができましたが、湘南さんの守備も非常に堅かった印象です。

J1残留という目標が非常に厳しい状況になったのは現実として受け止めていますが、残り1試合、大事な最終戦が残っているので、横浜FCとしてのプライド、意地をしっかり持って、勝点3を目指してしっかり戦っていきたいと思います。

四方田修平監督 質疑応答

今日は湘南のサポーターも合わせて13,000人以上が入ったことについて。またあと1試合残っているがサポーターへのメッセージを

序盤は勝てない時期が続きましたが、そういう中でも温かく励ましていただいたことが本当にありがたかった。たくさん勝てたわけではないですが、応援してくださるサポーターの皆さまと勝利を共有できたことは非常に良かったと思います。

“神奈川ダービー”、神奈川県内の試合というのは非常に地元に注目していただけて、マリノスとの対戦でも、フロンターレや湘南との対戦でも、いつも以上に力が入ったり、注目されている実感はあるので、神奈川県はそういう環境で素晴らしいなと思います。もっと切磋琢磨して、魅力的なものを提供していかなければいけないと思いますし、そうすることで喜んでいただければと思います。

選手コメント

DF22大岩 一貴
大岩 一貴

本当に勝ててよかったですし勝てたことが全てなので、本当によかったです。
やっぱり独特の緊張感がありましたし、簡単なゲームにはならないと思っていました。硬くなるのも分かっていましたけど、その中でみんなで声をかけ合って助け合って、我慢しながら戦えたことがよかったと思います。

(得点シーンは?)
あんまり覚えてないんですけど、みんなは…ダフってたって言ってたので(笑)。本当に覚えてないくらい興奮していた感じもあります。

(VARの確認の時間も長かったが?)
祈ってました。興奮して喜んでたのでゴールじゃなかったら恥ずかしいなぁと思って、頼む、と思っていました。

(サポーターに向けては?)
本当に感謝の一言で。言葉にしたら軽く感じられてしまうかもしれないですけど本当に感謝しています。本当にずっとそうでしたけど、今日は特に心強かったですし、アウェイという感じがしなかった。本当にサポーターの皆さんのおかげだと思っています。

(シーズン中盤にはメンバーから外れることもあったが?)
シーズン中盤はチームとして勝てない時期もあって、チームとしても個人としても苦しかったですけど、最低限のミッションというか、本当に最低限ですけど果たせたことはよかったです。
やるべきことをブレずに積み重ねたものが出せるようになってきたと思います。本当は最初からやらないといけないですけど、なんとか盛り返せたことはよかったです。

(試合終了の瞬間の気持ちは?)
ホッとしたのと、少し興奮していたのと。本当にみんなで喜べてよかったです。

MF7阿部 浩之
阿部 浩之

ああいう展開になるとわかっていましたし多少みんな硬かったですけど、それは仕方ないかなと思います。
そのなかで0点で抑えて、シュートを打ちたかったですけどああいう展開は想定済みだったのでそんなに気にはしていなかったです。

(後半はどう立て直したのか?)
基本的にはそのままで良かったですし、湘南も攻撃できていなかったですけど相手もそんなに攻撃できていなかった。
どこかでチャンスは来るかなと思っていて、それがセットプレーの流れだったですけど、先制できたらすごく楽になりました。それは前半耐えるときに耐えられていたし、しっかりとそういう当たり前のことを当たり前にできていたので、焦るのは横浜FCかなと思っていました。ゲームプラン通りだったと思います。

(サポーターがホームのような雰囲気を作ってくれたが?)
湘南サポーターの雰囲気の作り方はありがたかったです。サポーターと近いこのスタジアムは雰囲気がいいなと思いながらアップしていました。

(コーナーキックは練習した形か?)
そうですね。最近ずっとやっている形といいますか、もちろんあれだけじゃないですけど臨機応変にうまく崩せたかなと思います。

(こういう大事な試合に臨むにあたって、経験のある選手として何か言ったことはあるのか?)
いつも以上に頑張ろうとするなと。いつも通りが一番力を発揮できると思いますし、役割はそれぞれあると思うので自分の役割をしっかり100%やるのが、チームの力になると思うので、そういう風には伝えました。

(先ほどチームが少し堅くなっていたと言っていたが?)
それは場数を踏めばできるようになると思います。後ろは堅くて良いと思います。前の選手がもう少し良いプレーがさらにできるようになればもっとチームとしても、強くなるんじゃないかなと思います。

MF27池田 昌生
池田 昌生

あまりまだ実感が湧かないんですけど、スギちゃん(杉岡)が泣き過ぎていてそれに引いてしまって(笑)
でも本当に今日はアウェイでしたけど、ホームのような雰囲気だったなと思いますし、感謝したいです。

(得点を決めた大岩選手については?)
今日試合始まる前に誰かが岩ちゃん(大岩)はプロ生活で1年に1点は絶対に取ってきているというのをチラッと言っているのを聞いて、確かにそうだなと自分も思っていたので、得点を取るんじゃないかなと思っていたら得点を取ったので…がめついな、と(笑)
でもキャプテンとして、日頃からサッカーに対する取り組みというのは見ていますし、それが結果に繋がるというのは自分も嬉しいですし、リスペクトしています。

(今日スタメンだったが?)
前節コンディション不良で出ることができなくて、チームは勝ったんですけど今日スタメンで出るとなったときには責任だったり覚悟というのは必要だなと思っていました。
僕に限らずメンバー18名に選ばれた選手たちは出たくても出られない選手たちの分まで責任だったりそういう覚悟というのはピッチで出さないといけないと思っていました。それをうまくみんが出すことができたかなと思います。

(シュートを打ったときの感触は?)
その前にセットプレーでダイレクトでボレーを打った場面もあったんですけど、アップからフィーリングが良かったので、とりあえず枠に打つことを意識して打ちました。

GK1ソン ボムグン
ソン ボムグン

(残留が決まったが率直な思いは?)
本当に嬉しいですし、サポーターに感謝しています。すべての選手たちが難しい状況があったなかで勝ちきって残留できたので。

(代表活動から帰ってすぐだったが、コンディションは問題なかったか?)
コンディションについては問題なかったです。試合に出るというのは幸せなことだと思います。
疲れているとかそういうのことは一切なかったです。感謝の気持ちを忘れず試合に臨みました。

(前半相手に押し込まれる時間も多かったが、試合を振り返ってどんな試合だったか?)
相手の時間帯もありましたし、でも選手たちはそれを耐えた。難しい状況だったんですけど耐え抜いたことで逆にそれが力に変わったと思います。
選手たちが前線からプレスに行ったり基本的なそういったプレーをしてくれることが自分の力になります。

(試合終盤も苦しい展開だったが?)
みんなしんどかったと思いますし、90分耐えたんですけどアディショナルタイムが6分あったので、耐えられるかなと思いました。でもポジティブに考えていました。

(怪我での離脱もあったが、このタイミングで戻ってきてチームに貢献できたことに関しては?)
前半戦でも言っていたんですけど、選手が試合に出るということは感謝することですし、今日の試合に出られたことも感謝していますし幸せな時間でした。

(試合が終了したときはどんな気持ちだったのか?)
本当に幸せな気持ちでしたし、本当に嬉しい気持ちでした。

(ゴール裏のサポーターに喜びを爆発させていたように見えたが?)
今日、ホテルからスタジアムに向かう途中、バスの中から本当に多くのサポーターがスタジアムまで歩いていくのが見えて、駅から距離のある坂道をたくさんの人が歩く姿を見て、ファン、サポーターの皆さんの熱狂的な姿勢に対して自分たちは絶対に勝たないといけないという気持ちになりました。
本当にファン、サポーターの方たちがいなければ自分たちはこの試合に臨めないと思ったので、ファン、サポーターの方たちのために試合を通して見せることができればいいと思っていました。そういう気持ちもあって最後にユニフォームとグローブを贈りました。