MATCH試合結果

2023明治安田生命J1リーグ第21節 vs アビスパ福岡

7月16日(日)19:03キックオフ @レモンガススタジアム平塚

HOME 湘南ベルマーレ アビスパ福岡 AWAY
湘南 0 0 前半 0 1 福岡
0 後半 1
13 > 13 勝点 26 > 29
得点者
86分 ドウグラス グローリ
選手 シュート シュート 選手
GK 1 ソン ボムグン 0 STARTING
LINEUP
0 村上 昌謙 31 GK
DF 26 畑 大雅 1 0 湯澤 聖人 2 DF
DF 4 舘 幸希 0 1 ドウグラス グローリ 33 DF
DF 8 大野 和成 0 0 井上 聖也 26 DF
DF 16 山本 脩斗 1 0 前嶋 洋太 29 DF
DF 2 杉岡 大暉 1 1 佐藤 凌我 27 MF
MF 88 小野瀬 康介 2 1 井手口 陽介 99 MF
MF 15 奥野 耕平 1 1 前 寛之 6 MF
MF 10 山田 直輝 0 1 金森 健志 7 MF
MF 7 阿部 浩之 2 0 ウェリントン 18 FW
FW 17 大橋 祐紀 1 0 山岸 祐也 11 FW
GK 23 富居 大樹 SUB 永石 拓海 1 GK
DF 6 岡本 拓也 0 時志 仁 49 DF
DF 22 大岩 一貴 0 小田 逸稀 16 DF
MF 13 平岡 大陽 0 岩永 創太 47 MF
MF 20 永木 亮太 0 0 田中 達也 14 MF
FW 29 鈴木 章斗 0 0 鶴野 怜樹 28 FW
FW 37 石井 久継 0 0 城後 寿 10 FW
警告・退場 スタッツ 警告・退場
◆82分 4 舘 幸希
9 シュート 5
◆46分 29 前嶋 洋太
3 ゴールキック 11
7 コーナーキック 0
10 直接フリーキック 14
1 間接フリーキック 1
1 オフサイド 1
0 PK 0
得点経過
~:ドリブル
→:グラウンドパス
↑:浮き球パス
S:シュート
◆86分
33 ドウグラス グローリ
中央 直接FK 6 ↑ 26 ヘディング 33 左足S
選手交代
◆71分
10 山田 直輝 → 13 平岡 大陽
17 大橋 祐紀 → 29 鈴木 章斗
◆90分
16 山本 脩斗 → 20 永木 亮太
7 阿部 浩之 → 37 石井 久継
◆90+2分
26 畑 大雅 → 6 岡本 拓也
◆71分
27 佐藤 凌我 → 28 鶴野 怜樹
◆84分
2 湯澤 聖人 → 16 小田 逸稀
7 金森 健志 → 10 城後 寿
◆90+4分
18 ウェリントン → 14 田中 達也
入場者数 天候 気温 湿度 ピッチ状態 試合時間
9,878人 晴のち曇、中風 31.1°C 63% 全面良芝 90分
コミッショナー 主審 副審 副審
石井 秀明 御厨 貴文 五十嵐 泰之 赤阪 修
第4の審判員 VAR AVAR 記録員
阿部 将茂 上村 篤史 唐紙 学志 岩崎 洋

監督コメント

山口監督 総括
山口監督

選手は非常に整理した中で戦ってくれたと思いますし、欲を言えば先に点を取ってというところだったのですが、最後のところのクオリティやアイデアはまだまだ向き合っていかないといけないところだと思います。
点を取られたところも、警戒しないといけないところなので、そこで勝敗が分かれてしまったという現実を受け止めて、しっかり向き合ってやっていかなければいけないと思っています。

山口監督 質疑応答

得点がなかったことは課題だがそれまでのところはいい攻撃、いい守備ができていたと思うがそこの評価は?

非常によくやってくれたと思います。そこを逃げずにやろうということで準備をしてきましたし、戦いの中でできる限りの準備とトライはしようという中で、表現としてはチャレンジしてくれたと思います。
だからこそ、最後のところのもうひとつ、もうふたつのアイデア、クオリティというのは求めていきたいですし、守備に関しても際のところであったり、攻めている時の準備であったりは最近の試合に比べるとよかったと思うので、それを当たり前に習慣にしてやっていかなければいけないと思っています。

アンカーの奥野選手が球際はいつもどおり強く、加えて前向きを作ったり刺すパスが光ったように思うが?

非常によかったと思います。課題であった前につけるところや前を向くところ、サイドを変えることなど攻撃面では非常によくなっている。運動量もありますしよかったと思います。引き続きそこはより要求して、やっていってもらいたと思いますし、気持ちの部分も出てきていると思います。

柏戦の時は重心を後ろ目にして前半を0-0にというプランだったということだが今日は前からボールを保持しながら進めて行くように見えたがゲームプランは?

シンプルに福岡さんの戦い方というのはどの相手にもはっきりしたところがあると思います。行く部分と行かない部分を、ひとつきっかけとして柏ではダブルボランチにして比重を後ろにして、まず守備の安定、特にマインドのところで距離感を近くしてという形でした。今日はそれプラス攻撃のところで相手のかみ合わせのところでそのほうがいいと思ったので形を戻しました。
守備に関しては、人数を揃えてどうにかなる部分とそれ以外の部分もあるので、使い分けをしながらやらなければいけないと改めて思いました。
今日に関してはボールを持てる時間が多くて、持っているときの課題というのはあるので、考え方は引き続きやらなければいけないと思います。
ただ奪われた後であったり、準備というのはひとつ意識として出せたと思うので、そこは前向きに捉えたいと思います。

中断に入るがどのように過ごしたいか?

失点のところもそうですし、今日課題で出た攻撃のところで勇気を持ってやるところ、新しい選手も入っているのでもう一度全員で合わせるところ。もちろんもう一度戦うぞというところを全員で持って再開できるようにしたい。
頭が重くなりすぎているところもあるので、整理して、尚且つ修正してやっていきたいと思います。

長谷部茂利監督 総括

両チームともにチャンスとピンチがありました。われわれは最初の10分、15分、終盤の5分、10分ぐらいの短い時間でしか流れをつかめなかったと感じています。そこで前半は決め切れませんでしたが、後半の最後のところは決めさせず、十分自分たちらしい、良い戦いができたと思います。
不恰好ではありますが、相手のほうが多少なりボールを扱うのがうまく、自分たちは勝つために何が必要かという意味では、今日は走ることも大事だし、特に球際のところで負けないこと、ジャッジに対して素直にプレーすることができていました。

長谷部茂利監督 質疑応答

最初の10分、15分、終盤の5分、10分以外は湘南が良い戦いをしていた。相手のどういったところに苦しめられ、守備にエラーが生じたか?

相手の守備で言うと、前につぶしにくるところが非常に強いです。彼らの長所だと思います。それを出させてしまったことに自分たちの拙さがあったと思います。攻撃のところで、あえて名前は出しませんが、想像力があり、質の高いプレーを出す選手がいます。今日はその選手を抑えることが大事で、選手たちにはそれを伝えています。寸前で防いだシュートもありましたが、そこでゴールを割らせなかったことが結果につながったと思います。やられそうでしたし、危なかったですけど、選手たちのそこの意識は非常に高かったです。

選手コメント

DF4舘 幸希
舘 幸希

試合の8割はボールを握っていたけどそれが福岡の戦い方だと思いますし、それをストレスに感じない福岡の最後の一発のところを守り切れなかった自分たちの弱さだと思います。その前に得点を決めて楽に試合を決められなかったところも今日の敗因かなと思います。

(前半からボールを握って良い時間が続いていたが、得点が取れないことにチームとして焦りはあったのか?)
前半0でいこうということは意識していました。まずは失点をしないというところで特に焦りはなかったんですけど、後半も僕たちがボールを握りながらというところがあって、チャンスがあったんですけどそこに対して決めきれないストレスは少し感じていました。
それでも0で抑えようと気持ちはもちろんあったんですけど、相手の強みのセットプレーで守り切れなかったのですごくもったいない試合だったと思います。
もっと違う結果になってもおかしくはなかったと思いますけど、そうしてしまったのは自分たちの責任だと思います。

(今日は右サイドから崩していて、畑選手といい関係だったが?)
自分のところで時間はあるなと思っていたんですけど、康介くん(小野瀬)だったり大雅(畑)を使いながら自分が持つ時間をなるべく少なくしようと思っていました。
それで、前の関係もすごく良かったので自分が難しいことをせずにできるだけシンプルにというところは意識していました。

(大敗が続いてなかで内容は良い試合だったと思うが?)
そこが今の自分たちの弱さだと思いますし、それがサッカーだと思います。
福岡はボールを握ることにこだわらないチームだったので、それが福岡の強みだと思います。
勝った福岡が素晴らしかったですし、自分たちが不甲斐だけだっと思います。

FW17大橋 祐紀
大橋 祐紀

ボールを収めるとか前で時間を作るとか、起点になるということはもちろん意識しながら、落ち着いてやろうというのは、いつも周りを見ながらやっているので、そのなかで比較的ボールを受けられていたと思います。
ただ最後は相手も堅いと思っていましたけど、ゴール前の質だったりそこが足りなかったのかなと思います。
もっとうまく判断をして周りを見ながら色々な判断をしなくてはいけなかったと思います。

(町野選手が移籍して組む選手が変わったが、自分の役割や考えることが変わったことあるか?)
それは大きな部分かなと思いますけど、自分が引っ張っていけるようなプレーをしたいと思いますし、ゴールもそうですけど前の選手なので前で勢いをつけたいなと思います。

(フォワードに新しい選手も加入したが?)
コミュニケーションを取りながらうまく連携を構築しつつゴールを取っていきたい。責任をもってプレーしていますけどより責任を感じながらやりたいなと思います。

(チームとしても決定機が何度かあったと思うが?)
守備ではやられる感じはしなかったですし、決定機も何度かありましたしその他の場面でもうまく周りを見ながらニアに振れたと思います。
周りは見えているとは思いますけどもっと迫力をもって、ディフェンスが中で4枚正対していて身長も高かったですし、最後やられなければいいという考えだったと思いますけど、そういったパワー勝負になったなかでどうこじ開けるか、そこが課題かなと思います。

DF2杉岡 大暉
杉岡 大暉

(内容的にはいい部分も多く出たと思うが?)
全体を通してすごくコンパクトにしてピンチも少なくできましたし、自分たちの時間というのは多く作れましたけど、結果セットプレー1本でやられてしまった。相手からしたら狙い通りだと思いますし点を取り切ることができなかったことが全てだと思います。本当に悔しいです。相手は割り切ってプレーしてきていたので、最後ああやってやられてしまったのは、今季を表してしまっているかなと思います。

(1列前でプレーしたが攻撃面の課題は?)
今日は前半はチャンスがありましたけど、後半に関しては決定機は少なくなってしまった。もっともっと引いた相手に対して、ボールを動かすだけではなくてどこかでアクションを起こして深いところをとるというのをやらなければいけない。外から上げても固めている相手なので、もっともっと中に進入していくことは必要だったと思います。

(ボールを動かせる選手が多くいたがウィングバックとしての役割で必要なことは?)
もっと連携というか前の最後の崩しのところは、阿吽の呼吸といった部分も必要になってくると思うので、そこの関係性はもっとやっていかなければいけない。
ボールを動かすだけじゃなくて、通らなくても誰か一人がアクションすることによって、空くところもあると思うので動き出しとかはもっと意識してやっていかなければいけないかなと思います。

(やるべきことは整理されている印象だったが?)
先週から、よくない時期に向き合ってチーム全員でやることは統一されてきていると思いますし、本当にあと少しで勝てるというゲームになってきているので、そこはポジティブに捉えて、少し間が空くので、新しい選手も入ってきましたしまた連携を深めて再開から気持ちを改めてやっていきたいと思います。

MF15奥野 耕平
奥野 耕平

福岡はああいった形で得点を狙っていたので、してやられたなと感じています。
もっと攻撃の精度を高めていかないと得点は奪えないなと思います。

(奥野選手から縦パスが入り前への推進力があったと思うが?)
自分のところにあまりプレッシャーが来なかったので、良いボールを配給できていたのでこれをどの相手にでもできる選手になりたいと思います。
また試合の序盤はバックパスが多くなってしまったので、最初からギアを入れてやれたらよかったかなと思います。

(自身の変化は感じるか?)
今日は縦パスをおーちゃん(大橋)とか阿部さんに入れられていたし、湘南に来てプレーの幅が増えたなと感じています。
間接的にボールを受けるとかボールに寄らないで受けるとか、ボールを自分自分という感じで受けていたので周りを活かしながら受けたりとか、ワンアンカーなので寄り過ぎると難しいですし、間接的にボールを受けやすいポジションを取れるようになってきたなと思います。

(ディフェンスは良い守備ができていたと思うが?)
ボールを持てている分、ボールを取られたあとの切り替えであったりとかそういうのは前線の選手がしっかりくれて、なおかつ後ろはリスク管理というのをかずくん(大野)中心に徹底してやってくれたと思います。守備で僕が何かしたというのは無いですけど90分通してよかったとは思います。

(内容的に良いなかで勝てない要因は色々とあると思うが、奥野選手自身この中断でレベルアップしたいのは?)
色々ありますけど、一つあげるなら組み立ての部分は今日いいところが出ていたので、背後の抜け出しとかそういうところに合わせる質と走るタイミングを合わせるところ、前に出すパスの質をレベルアップさせるように取り組みたいです。

DF26畑 大雅
畑 大雅

(手応えを感じる部分は?)
右で長い時間出ることが久しぶりだったので、いろいろ体の向きなどは普段と逆なので、そのあたりは注意しながら視界の確保だったりを意識的に取り組んでいました。その中で、福岡はそんなにプレスが強くくる感じではなかったので、自分たちがボールを持つ時間を長くできて、その中でアクションと止まるところはうまくできてたので、崩せるシーンは多く作れたと思います。

(小野瀬選手といい連携も見られたが?)
康介くんは中でも外でもプレーできて時間を作ってくれるので僕としてはアクションを前にしやすい。後ろのことは気にせずいけるところもあって、いい関係性はいくつか出せたと思います。

(次に向けては?)
次に繋げるしかないですし、中断はしっかりやるというだけじゃなくて、もっと考えて、自分たちに何ができないのかということをもう一度見つめ直さないといけない期間。そういうところをしっかり整理した上で、中断明けの天皇杯に臨みたいと思います。

MF88小野瀬 康介
小野瀬 康介

(内容的にはポジティブだったと思うが?)
ポジティブはポジティブですけど相手が相手なので、ボールをつなぐチームではなかったので主導権は握れると思っていました。攻守においてキーマンはいなかったですけど、中は堅かったと思います。こういう相手に先制されてしまうと守り切られてしまう。警戒していたセットプレーでやられてしまった。

(得点が奪えなかったことが課題か?)
ああいう相手に先に点をとって、相手が来なければいけないという状況を作らないといけなかったと思います。
前半仕留るべきチャンスで仕留められれば違うゲームになった。たらればですけど、そういうゲームだったかなと思います。

(ボールは動かせていたがもっとシュートチャンスを増やしたいか?)
ペナ前まではうまく運べたんですけど、相手が出てこないで後ろにいる守備だったので、僕としてはすごくやりにくかった。そういうところでシュートが少なくなったかなと思います。遠目からでも何本か打てればよかったかなと思いますが、無駄に遠くから打っても入る確率は少ないので、サイドに寄せてやり切るのか、変えるのかという判断を、チームとしても個人としてもしっかりやらなければいけないゲームだったかなと思います。
そこはみんな分かっていると思うので、本当にもったいなかったかなと思います。