MATCH試合結果

2014 Jリーグ ディビジョン2

第15節 vs 愛媛FC

5月24日(土)13:04 @ニンジニアスタジアム

HOME  愛媛FC 湘南ベルマーレ  AWAY
愛媛FC 1 1 前半 0 0 湘南ベルマーレ
0 後半 0
16 > 19 勝点 42 > 42
7分 河原 和寿 得点者  
選手 シュート シュート 選手
GK 1 児玉 剛 0 STARTING
LINEUP
0 秋元 陽太 37 GK
DF 3 代 健司 0 3 遠藤 航 3 DF
DF 2 浦田 延尚 0 1 丸山 祐市 14 DF
DF 23 林堂 眞 0 1 三竿 雄斗 17 DF
DF 4 西岡 大輝 0 1 藤田 征也 33 MF
MF 8 吉村 圭司 0 1 菊地 俊介 2 MF
MF 10 原川 力 0 6 永木 亮太 6 MF
MF 14 堀米 勇輝 1 1 菊池 大介 10 MF
MF 26 藤 直也 0 0 大槻 周平 19 FW
FW 18 西田 剛 2 4 ウェリントン 9 FW
FW 20 河原 和寿 1 2 武富 孝介 39 FW
GK 31 大西 勝俉 SUB 梶川 裕嗣 21 GK
MF 7 村上 巧 0 島村 毅 30 DF
MF 16 江口 直生 2 梶川 諒太 8 MF
MF 22 近藤 貫太 0 岩尾 憲 13 MF
FW 9 ムン ドンジュ 亀川 諒史 26 MF
FW 19 渡辺 亮太 0 0 岡田 翔平 22 FW
FW 24 表原 玄太 1 吉濱 遼平 29 FW
警告・退場 スタッツ 警告・退場
55分 西田 剛 4 シュート 23  
25 ゴールキック 7
3 コーナーキック 11
10 直接フリーキック 6
2 間接フリーキック 4
2 オフサイド 4
0 PK 0
得点経過
◆7分
20 河原 和寿
中央 23 → 18 → 20 左足S
 
 
 
~:ドリブル
→:グラウンドパス
↑:浮き球パス
S:シュート
 
 
 
 
 
 
選手交代
◆71分
堀米 勇輝 → 近藤 貫太
◆76分
西田 剛 → 渡辺 亮太
◆90分+4
藤 直也 → 村上 巧
◆15分
大槻 周平 → 梶川 諒太
◆46分
菊池 大介 → 岡田 翔平
◆70分
梶川 諒太 → 吉濱 遼平
入場者数 天候 気温 湿度 ピッチ状態 試合時間
2,851人 晴、弱風 25.0°C 50% 全面良芝、乾燥 90分
コミッショナー 主審 副審 副審 第4の審判員 記録員
古賀 満 榎本 一慶 佐藤 貴之 桜井 大介 池田 一洋 重松 寛紀

試合後監督・選手コメント

監督コメント

●曺監督 総括
お疲れ様でした。今日は13:00のゲームということ、また四国は暑いとも聞いていたので、予想通りタフなゲームになりました。試合後、サポーターも負けた後にもかかわらずまた次頑張ろうという声を掛けていただいて、結果は残念でしたが、サポートしていただいた気持ちに感謝の気持ちを述べたいと思います。

ロッカールームでいま選手たちに話してきたんですけど、一言で言うと、切り替えを早くして、この敗戦を引きずらないということが次に向かって大事なことだと。今日、我々の攻撃的なプレーが、相手にカウンターを食らいその1本で失点をしましたが、我々はその失点を食らうリスクを含めて、選手たちの判断を磨きながら攻撃的なチームにしていくということが、ずっと僕が言っているテーマなので、今年無得点で終わったのは初めてですけど、シーズンは長いですし、この黒星を意味のあるものにしなければいけないと思っています。

今日はアクシデントで大槻が前半の早い時間に代わったり、また途中で代えたりしながら最後まで勝点を奪い切ろうということで努力をしましたが、それに対して選手たちはよくやってくれたと思いますし、あれだけ打ったシュートが枠にいっていれば、ここでよく頑張ったというのも説得力があると思いますけど、今日は選手を責めるつもりはまったくありません。
愛媛さんの負けたくないという気持ちというのは、最後5人も6人も足を攣って倒れるまで頑張っていたということだと思いますし、すごくクリーンに、ファイティングスピリットを出してやられていたと思います。愛媛さんに本当におめでとうございます、という気持ちでいっぱいですし、我々も今日の試合から学んで、選手自身がこの敗戦を切り替えて、次に勝っていける準備をしたいと思います。

●曺監督 質疑応答

–交代のカードを3枚切ったがリードされている中でどう修正しようとしたのか?

立ち上がりにアクシデント気味の交代があったので、カジ(梶川)は怪我もしていましたけどずっといい準備をしていてくれていたので、1点取った愛媛がリトリートをしてくる中で、隙間で時間を作りたいのとテンポを変えたいという狙いがありました。後半は前半以上に愛媛さんが下がって、あそこでパワーをもってボールを拾ったり、最後はミドルシュートとかボックスに入っていく動きが必要だったので、俊介(菊地)を下げて、航(遠藤)をひとつ上げて、最後は吉濱とか岡田を投入しましたが、これは全部攻撃的な最後のところで最後の仕事をしてもらいたとか、セカンドボールを拾う力を増やしながら、ボックスで何か変化を生むことを期待して出しました。よくやってくれたと思います。

–後半はシステムが4-4-2のようにも見えたが?

いえ、システムは変えていないです。システムの流れでサイドバックの位置に征也(藤田)がいったり、航がいったり、三竿がいったりするのが今年のサッカーの原点とういか、一番最後は4枚にしましたが、他はミラーゲームで相手のシャドーをうまく動かしながら攻撃するというコンセプトは変えてはないです。

–今日の暑さもありいつもより走れていなかったか?

うちは走るチームで、本当に1試合平均13キロ試合以上走る選手がいたり、スプリントの数がたくさんあるチームで選手たちはよくやってくれていますが、要は相手の戦い方もあるので。
ボールを取られて帰陣されるチームには走ると言っても走るスペースがなくて、そういう試合になると、こっちが持ってボールを動かす展開になる。いつもの我々のサッカーを観ていると追い越していくことは目立ちますが、我々は越していくことが全てではない。相手がそう来たら相手の嫌なところでボールを動かしたり、最後はクロスを上げたり起点を作ったり、後半はチャンスを作れたが、それがコンセプトで、数的優位を作って越すだけじゃなく、相手がそういうところを選択した時には、一目散に戻ったところを追い越すのは馬鹿げているので、逆に狭いスペースで動かしてミドルシュートやスルーパスなりクロスを入れたりしなければならない。多少暑いのでそういうところもありましたが、許容範囲かなと思う。夜の涼しいゲームに比べるとスピード感は落ちるかもしれないが、そんなに悪くなかったと思います。

●石丸監督 総括
本当に、今日は選手だけじゃなくサポーターとともにつかんだ勝点3だと思っています。選手もそうですしサポーターに感謝したいと思います。
ゲームのほうは、湘南のどのゲームを見ても前半の入りは結構しかけてけてくるイメージがあったけど、そこを受けるのではなく自分たちがプレッシャーをかけようという中でのゲームの入りはよかったと思います。
その中で得点を取れたので、狙い通りの入りだったと思います。その得点を守りに入ったのと、相手のスピードやクオリティになかなか対応できず、それを守ろうとする意識がだいぶ強くなってラインが下がり、相手のクオリティにも助けられたが、クロス対応には若干問題があったが、上手くゼロに抑えられたと思います。
後半はその中でもカウンターを狙ったり、もうひとつチームとしては上に行くにはもう1点取りに行くことが上を目指すには必要。レベルアップするために、あそこで守りながらもう1点取るところも詰めていきたい。
だけど、シュート数からしても相手のクオリティに助けられたので、自分たちのスタイルを見つめ直して、次の千葉戦に向けていい準備をしたいと思います。

●石丸監督 質疑応答

–得点を奪ってラインを下げたのは指示か、ピッチ内の判断だったのか?

あそこまで引くという形ではなかったんですけど、選手たちの守るラインを設定した中で、守備はそこまで崩れていなかったのであのまま前半は乗り切ろうかなと。湘南はクロスの人数が他のチームより多いので、問題になると思ってスカウティングをしたが、クロス対応という方向性はチームの守り方として前半からやっていることを整理して、後半もそういう形でやろうとハーフタイムに伝えました。
その中でカウンターをもう1個取れたらなと。フィジカル的に1試合もたない選手がこれだけいるのは、まだまだこれから上積みしなければならないと思います。
ただ選手は集中して最後は体も張ってやってくれました。ただ、シュート23本打たれたのは意図的ではない。もう1回、フィジカル的にもメンタル的にも上げてしっかりプレッシャーをかけれるようにやっていきたいと思います。

–先週の讃岐戦でトラブルがあったが、選手たちには何か話したのか?

僕たちもサポーターの応援があってプレーできているということは、もう一度感謝するというか、それを巻き込める形で持っていければ、と選手には話した。
スローガンの「一心」ということをチームだけじゃなくて、サポーターも含めて同じ方向を向いていけるように、発信を僕らができればと選手には伝えていて、そこで最後まで走り切ったことはサポーターに何かしら伝わってくれれば。選手もそれを感じてやってくれたと思います。1回だけではなかなか伝わりにくいところもあるので、選手はピッチに立てる喜びや応援してくれることに対することをしっかり返すということを、今後もピッチ上で表現してくれたらと思います。

選手コメント

●藤田征也
ボールを持つ時間は長かったですしチャンスを作る場面は多かったかもしれないですけど、あれだけ相手がディフェンスだけという感じになってしまうと、なかなか崩すのは難しいですし、その中でもう少し工夫した崩し方ができればよかったかなと思います。ただその中で、この暑い中で全員で最後までゴールを目指してやれたしそこはよかったと思います。このまま続けていけばいいと思う。
42試合あればこういう試合もあると思うので、切り替えるしかないし、次に向けてやっていくしかないと思います。
(連勝記録の更新とならなかったが?)記録を出すためにやっているわけではないので、自分たちが1試合1試合成長するためにやっているので、その記録のことはみんなそんなに気にしていないと思います。記録が途絶えたことは残念ではありますが、またこれから作っていけばいいと思いますし、しっかり切り替えてやっていけば問題ないと思います。

●秋元陽太
敗戦には意味があると思うので、またすぐに来週試合があるので、そこに向けてしっかり活かしていきたいと思います。
失点については、誰か一人が悪いのではなくて、みんなでシンクロできていなかった。それで失点してしまったことは残念ですが、なんとか取り返そうとみんなで必死になってやってたんですけど、愛媛の最後の堅さというのが、本当に身体を張って止められてしまった。でもこういう守備を崩せないと上にはいけないと思うので、僕もしっかりビルドアップなど反省しなければいけない部分があるので、しっかり反省して活かしていきたいと思っています。

●遠藤航
チャンスは多く作れていたので、後半取れるかなという感じだったんですけど、だんだん焦りが出て、残り15分くらいから長いボールを入れながらチャンスを作っていく形になった。チームとして意思統一してパワープレーをやったんですけど、でも終わってみると少し早かったかなと感じます。崩しながらのチャンスも作れていなかったわけじゃないので、そうやって崩しながら点を取りに行くことをもう少し続けてもよかったのかなという印象はあります。
(ボランチになって意識したことは?)相手が下がっていたので、ペナルティエリアの前などバイタルエリアで受けることや、クロスにシンプルに入っていくことと、相手のカウンターだけ抑えながらということを意識していました。
(守備について)最初のところの失点が全てだったと思いますけど、あそこで少し横、横になってしまったのがいけないと思いますし、カウンターに出ていくのに前にいくのは悪くないと思うんですけど、ボールが前に行かなかったというか、今日は少し横に動かすボールが多かったかなと思います。
次に向けて、しっかり切り替えることが大事ですし、そんなに下を向くような内容ではなかったと思いますので、大事なのは負けた次の試合だと思いますのでしっかり切り替えて明日のリカバーから、次は勝点3がとれるようにやっていくだけだと思います。

●菊地俊介
ある程度引かれることは予想できていた中で、練習でも少し工夫した崩し方はやっていたんですけど、相手の守ってやるという気迫をすごく感じたし、もっともっと精度を上げていかなければいけないと思っています。ああいう相手に対しても得点がとれなければいけないと感じました。
(CBになった時に意識したことは?)1点ビハインドだったので、もちろん次の失点はしてはいけない状況だったので、しっかりリスクマネジメントしようということはベンチからも言われていました。自分たちのところでしっかりマイボールにして攻撃に繋げるということは意識していました。
負けた次の試合が一番大事だと思いますので、次のホームでしっかり勝ってまた勢いに乗れるように頑張っていきたいと思います。

●岡田翔平
ゴール前で得点に繋がるプレーを意識して入りました。あれだけスペースを消されると難しいですけど、あの狭いスペースの中でも細かい動きを繰り返してやっていかなければ、崩れていかないのかなと感じました。
もっと思い切りよく遠目からもシュートを打つというところも出せればよかったと思います。
あとはもう少し落ち着いてやれればよかった。サイドからもすぐにクロスになってしまったり、少し急いでしまったと思います。
この敗戦を引きずらないで、次の試合に向けてしっかり明日からやっていきたいです。